メルマガ会員は送料無料(一部地域除く)・最短で翌営業日に発送します
ZUTTOの新生活特集 >>

 

美しいフォーマルを作る、Louis FAGLINのカフリンクスとタイピン

 

カフリンクスとタイピン。

男性のビジネス・フォーマルウエアの装飾品として人気のあるアイテムです。

ネクタイやベルトのマストアイテムともまた違う、

「プラスα」アイテムの魅力を、フランスの老舗メゾンとして

知られるLouis FAGLIN (ルイファグラン)を通して探っていきます。 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)は、実はTバーと呼ばれる

現在ポピュラーなカフリンクスの様式を生み出した最初のブランド。

まずは、カフリンクスの歴史と、そのものづくりの背景について

紐解いていきましょう。

 

 

 

私達は通常、「カフスボタン」や「カフス」と呼んでいますが、

正式にはカフリンクス(cuff links)といいます。

袖を結びつけるものという意味です。

「カフスボタン」は和製英語で、「カフス」とだけ呼ぶと「袖」という

意味になるので、英語圏では通じないようです。

 

カフリンクスは17世紀のフランスで誕生した、

シャツの袖口を留めるための装身具で、この当時のフランスの

ファッションアイテムが往々にしてそうであるように、

カフリンクスもまた、貴族階級を象徴するものでした。

当時はレースやリボンなど華美なものが用いられていたため、

洗濯が容易ではなかったようです。

そこで「袖口の洗濯を可能にする」という点で、

取り外しの出来るカフリンクススタイルが主流になっていったと

考えられています。

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)

 

現在、ビジネスシーンのシャツにはより実用性の高い、

いわゆる普通のボタンを用いることが大半で、

カフリンクスを用いるのはドレスシャツを着用するシーン

すなわち結婚式やパーティーが最も多いのではないでしょうか。

カフリンクスを装着するためには、袖口にボタンホールが

空いた専用のシャツが必要で、誰もが一枚持っている、

というものではないかもしれません。

ですが、ここぞという時の男性のお洒落にこそ、

カフリンクスを登場させていつもと違う装いを

楽しみたいですよね。 

 

 

 

代表的なカフリンクスの形(留め方)は、

・スウィヴル式(バネ式)

・チェーン式(フェイスとバッキングをチェーンで繋いだタイプ)

・固定式(ボタンホールに合わせたサイズの留め金を通すだけで固定させる)

・スナップ式(二つに分かれ、スナップボタンでつなげて固定)

と、様々ありますが最も使いやすいと言われているのは

スウィヴル式です。

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)ではこれを

「Tバー」と呼んでいますが、

その原型を作ったのが実はこのブランドです。

このTバーというのは、T字状のバッキングと呼ばれる部分を

倒してシャツの袖口の外側のボタン穴に通し、

袖を通してから内側のボタン穴に差し込んで、再び起こして

T字状にして留めるものです。

 

カフス 9033SV ヴィス

バーを倒してシャツのボタンホールに通します。

 

この発明によって、これまで留めにくかったカフリンクスが

より身近なものとなり、エレガントな

スーツスタイルへの注目度もぐんと上がったといいます。 

 

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)は、

1899年にフランスで誕生し、

100年を超える歴史に裏づけされた確かなクオリティで

今も昔も変わらない人気を保っています。

Louis FAGLIN (ルイファグラン)のカフリンクスは、

現在流通している装飾性の高いものとは違い、

昔からの実用性を残したクラシックなデザインが特徴です。

華美なものではなく、袖元でさりげなく主張するデザインは

正に大人の男性のための逸品です。 

 

例えば、

 

カフス 7366SV マザーオブパール

カフス 7366SV マザーオブパール

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)が得意とするのは

貝殻を利用したカフリンクス。

マザーオブパールと呼ばれる白蝶貝を使用しています。

粒の揃った物を厳選し、見る角度によって変わる表情が

とても素敵です。シルバーと組み合わせたデザインで

きりりと引き締まりますね。

フォーマルの場を含む、オールオケージョンに使える万能タイプです。 

 

カフス 4148GD くみひも

カフス 4148GD くみひも

 

紐を結んだようなデザインのこちらは、

Louis FAGLIN (ルイファグラン)の長年の定番モデルです。

職人の手がパーツを熔接して組み込む組紐は

時をへだてて愛情を繋げるシンボルとなります。

主張するゴールドですので、結婚式やパーティーなど

華やかな場での着用がおすすめです。 

 

カフス 9033SV ヴィス

カフス 9033SV ヴィス

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)のシグニチャーモデルの一つです。

まわりにはビスを打ち付けたようなデザイン、

センターがマット仕上げという、

落ち着いたベーシックの中に気品が見られます。

さほど主張するモデルではないので、会社でカフリンクスの

着用が問題ない方はこういったモデルから取り入れても良いですね。 

 

 

 

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)には、

一世紀以上もの間、フランス職人が開発してきた

カフリンクスのアーカイブが保存されています。

数々の有名メゾンとの開発は実に15,000以上で、

貴重なヴィンテージコレクションです。

100年経った今も、当時のままの貝殻、石、クリスタルなどの

パーツが残っており、ヴィンテージ・モデルのリメイクに使用されています。

歴史の積み重ねが、新たなデザインを作り上げていくのですね。 

 

 

 

 

タイピンの歴史は、ネクタイの歴史とともにあります。

ネクタイの起源には諸説あると言われていますが、

ルイ13世の時代、クロアチア人の傭兵が首元に巻いていた

スカーフ状の布が起源と考えられています。

寒さから首元を守るために巻いていたとも、

無事に戦地から帰還することを祈って家族や恋人から贈られた

スカーフをお守りのように身につけていたとも言われています。

現在のような形に変化したのは、シャツの襟が小さくなった19世紀後半。

ネクタイも細く長く進化し、色柄も様々登場し男性ファッションの

中でも個性を発揮するアイテムとなっていきました。

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)

そんなネクタイの装飾品といえばタイピン(タイバー)です。

タイピンの役割は2つ。

一つは、ネクタイを引き立てるファッション要素。

もう一つは、ネクタイが動いたり乱れたりすることを

防ぐための機能的な要素も含んでいます。

そもそも、昔はネクタイの小剣通しのためのループは

ありませんでした。また、裏地や芯地がないものも

多かったため、ネクタイを巻いた際に小剣と大剣が

バラバラと動いてしまったりジャケットの下で

位置がずれやすかったために、

タイピンが生まれたと言われています。 

 

タイバー TBT2TGD

 

 

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)

カフリンクスとタイピンを比べると、

日常的に取り入れやすいのはタイピンかもしれません。

カフリンクスはドレッシーな印象がありますので、

お勤めの会社によっては浮いてしまうことも。

ですが、タイピンですとさほど違和感なく取り入れられますよ。 

 

カラー

使いまわしがきき使いやすいのはシルバータイプです。

ゴールドは2つ目として、結婚式やパーティーの時におすすめです。 

 

デザイン

Louis FAGLIN (ルイファグラン)のタイピンはどれもシンプルな

デザインで、お手持ちのネクタイとも合わせやすいはずです。

タイピン自体小さいものなので、思ったより柄は目立たず、

全くの無地のものよりも少しデザインが入っているほうがおしゃれですね。

また、お手持ちのネクタイの幅とタイピンの長さも考慮してください。

細めのネクタイがお好みの場合、タイピンも短めのものを

選んだほうがバランスが良いです。 

 

タイバー 20SV

おすすめはこちら。

ビスを打ったデザインが素敵なモデルで、ブランドの定番品。

カフリンクスと揃いのデザインなので2つ一緒に贈り物に

して頂くのもお洒落ですね。 

 

タイバー 20SV

タイピンは、ネクタイの揺れや乱れを防ぐことも大事な

役割の一つですので、シャツとネクタイの2枚(大剣と小剣)の

合計3枚をはさみます。

男性のシャツは左側が上にきますので、タイピンは

右側から左側に差しこんでいくことになりますね。

 

またタイピンは、ジャケットを着ている場合と、シャツのみの

場合とで付ける位置が異なります。

・ジャケット着用の場合

ジャケットの第一ボタンの少し上に付けます。

チラッと、さり気なく見えるくらいがお洒落ですね。

 

・シャツのみ着用の場合

この場合、かがんだ時や手を洗う際ににネクタイが

邪魔にならないようタイピンはネクタイの下方に

付けると機能的です。

 

付ける位置に関しては、好みやトレンドもありますので

参考としてくださいね。 

 

タイバー 15745GD

Louis FAGLIN (ルイファグラン)のタイピン(タイバー)は

クリップ式です。バネは付いておらず、マネークリップのように

ネクタイに差し込んでいくタイプです。

そのため、厚みのあるネクタイばかりに使用していると

はさむ力が弱くなってくる可能性があります。

1つ1つを大切に長く使うためにも、カラーやデザイン違いで

複数個用意し、ローテーションさせることをおすすめします。 

 

 

 

 

Louis FAGLIN(ルイファグラン)のカフリンクス、タイピンは

真鍮素材を基本とし、シルバー色はパラジウムプレートを、

ゴールド色は18Kをコーディングしています。 

 

カフス Coo1GD ボタン

・クロスでのお手入れ

使い終わったら、仕舞う前にシルバークロスまたは柔らかい布で

丁寧に拭いてください。のちのちの美しさが変わってきます。 

 

カフス 4216SV くみひも

・収納にも気を使って

カフリンクスは毎日使うものではないので、

保管している期間のほうが長いかと思います。

カフリンクス同士がぶつかったり重ならないよう、個別にトレイに乗せたり、

布や透明の袋に入れたり、空間に余裕を持った収納を心がけてください。 

 

・衝撃に注意

カフリンクスは手元に付けるものなので、物にぶつけやすい

アイテムです。硬いものにぶつけたり、落としたりしないよう

お気をつけください。

ただ、使用とともに少しづつ付いていく傷は使い込んだ良さとして

理解していくほうが、ものへの愛着も湧きますね。

 

・修理について

長く愛用するうちに、石が取れてしまった、という場合は

修理が可能です。石がなくなってしまった場合、手配可能かどうかは

メーカーに確認をさせて頂きます。

また、カフリンクスのTバーが壊れたりゆるい状態になって

しまいますと、修理は出来ませんのでご注意ください。 

 

 

Louis FAGLIN (ルイファグラン)

投稿者: 丸山 日時: 2016年08月23日 11:00 | permalink

閉じる