そろそろ着こなしたい、こだわりディテールの上質シャツ

 

身に纏うと、キリッと身が引き締まるようなシャツ。

ふんわりと女性らしく、優しさがにじみ出るようなシャツ。

シャツには素材や形、ディテールが様々ありますが、

シャツを着るだけで気分が凛とする感覚を楽しむことが出来ます。

選び方やコーディネートによってカジュアルにも

エレガントにも着こなすことが出来る万能なシャツ。

シャツ一枚が心地よい季節、そろそろ上質で

あなたに合ったとっておきのシャツを見つけてみませんか？ 

 

 

 

自分のサイズ、シャツのサイズを知る

 

シャツをどのように着たいか、という点でもサイズ選びは異なってきます。

ビジネス用として、ある程度体に沿ったラインですっきりと着るならば

ジャストサイズを選ぶべきですし、首まわりや身頃に少し余裕を持たせた

サイズにするならばカジュアルに着こなせます。

いずれにせよ、女性は男性とは違いネクタイも締めませんし、

そこまでサイズに厳密になる必要はないかもしれません。

 

シャツのサイズを測る上で、基本となる箇所はこちら。 

 

 

シャツをジャストサイズで着るならば、

自分のヌードサイズを測り、全体的なサイズはバストトップ+9cm以上を、

身幅の目安にしてください。

他に細かい箇所が気になる場合は、詳細に計測してくださいね。

既にお持ちのシャツとサイズを比較してみるのもイメージが湧きやすくなります。 

 

 

襟の形で変わる印象

シャツの襟には実に様々な形が存在します。

ボタンダウン、ラウンドカラー、フレンチカラー、バンドカラー、

ショートポイントカラー、ホリゾンライルカラー、など、

微妙な長さや角度の違いでも着た時に大きな差がある、という

ことなのでしょうね。 

INDIVIDUALIZED SHIRTSがカスタムメイドするシャツの襟デザインの一例。

 

ＺＵＴＴＯでご紹介しているINDIVIDUALIZED SHIRTSの

レディースシャツは、ボタンダウンとバンドカラーの2種類です。

両方とも、オフィス使いというよりはカジュアルな印象で、

普段のアイテムとの組み合わせもしやすいスタイルです。 

ボタンダウンシャツ

ボタンダウンシャツは、襟の先端にボタンが付いており

前身頃に固定させて着るシャツのデザインです。

襟をボタンで留めるため襟が立ち、美しいVゾーンが保たれます。 

 

バンドカラーシャツ

立襟ともいいますが、折り返しがなく、首に沿って襟が

立っているデザインのものを指します。

カジュアルな印象の中に、首回りをすっきりと見せてくれます。 

 

 

 

INDIVIDUALIZED SHIRTSが作られているのは

アメリカ・ニュージャージー州パース・アンボイという

ニューヨーク州・マンハッタン島の対岸にある小さな街です。

現在でもこの本社工場で1枚1枚丁寧に縫い上げられています。

 

アメリカではメンズもレディースもシャツの基本ブランドとして知られており、

ブルックスブラザーズが原点を作り上げたボタンダウンシャツの

カスタムオーダーシャツ部門を長く請け負っていた実績があり、

培われてきた経験とノウハウは今なお確立されたブランドへの信頼を物語っています。

 

INDIVIDUALIZED SHIRTSでは、身体に沿った、着心地の良いシャツを目指した

カッティング技術や芯地の活用、そして熟練された縫製技術により

最高のシャツが仕立てられています。

その技術の一部を紹介しますと、 

 

襟元の表情

INDIVIDUALIZED SHIRTSが絶賛されるのは、その襟元の表情です。

特に、代表的なボタンダウンシャツは台襟の高さ、襟羽根サイズ、

ボタンの位置、そして台襟のシェープ等すべてのディテールが

絶妙なバランスのもと一体となり、伝統的なアメリカンシャツを創り上げています。 

レディースのボタンダウンシャツには台襟の小さいものを採用しているので、すっきりと着られます。

 

細巻縫い

シャツの前身頃と後身頃のを縫い合わせるサイドの縫製に

INDIVIDUALIZED SHIRTSが採用しているのが、”細巻縫い”という仕様です。

シャツの縫い方にも様々な方法がありますが、

その中でも非常に細く綺麗で、肌当たりも良く、耐久性も踏まえた縫い方となっています。

しかしこの縫製技術は、量産シャツには不可能な

高い縫製技術を必要とし、カスタムメイドシャツを作り続けてきた

INDIVIDUALIZED SHIRTSだからこそ出来る技なのです。 

 

コンストラクションヨーク

コンストラクションヨークとは肩部分の縫製技術を指します。

多くの量産シャツはヨークの縫製ステッチが外側から見えてしまいますが、

INDIVIDUALIZED SHIRTS外側に縫い目が見えない袋縫いを採用しており、

見た目の美しさと長期使用に耐えうる工夫が施されています。

 

センタープリーツ

アメリカのシャツメーカーの基本的な考えで、本来のシャツはセンタープリーツ仕様。

ユニフォームやワークウエア、軍服などがサイドプリーツ仕様で作られる、という

考えから、バックにはセンタープリーツが採用されており、

他ブランドとの表情の違いを楽しめます。 

 

また、「長く使う」ことを考えた縫製やパーツへのこだわりも。

襟や肩部分の縫製は、1インチ（2.54cm）に18ステッチ施すことを基本とし、

着用の際に負荷がかかる部分の補強を行っています。

 

高級シャツでは貝ボタンが多く使用されますが、難点はデリケートであること。

そこで、INDIVIDUALIZED SHIRTSは壊れにくいレジン樹脂製のボタンを採用しています。

このボタン、長年に渡って改良を繰り返した、ブランドこだわりのものです。

長く着ることを前提にしているからこそ、パーツもそれに見合ったものでないといけない。

長年の着用と、洗濯に耐え得るものでなくてはいけない、という考えなのです。 

 

INDIVIDUALIZED SHIRTSの理念は、

Shirts are produced with 90% of the competence, but it becomes 100% as worn by our customers.

「私たちのシャツの完成度は90%で、人が着ることで100%になる」

 

全ての情熱や技術は常に、着る人のことを考えたものであることが分かりますね。 

 

 

シャツ：LADIES BAND COLLAR SHIRTS(Chambray/Blue)
パンツ：裏毛 ワイドパンツ(grey size:free )
ニット帽：コットン×リネンキャップ NAVY
バッグ：帆布バッグ SCCF001 BROWN/MILK
靴：Ingrid イングリッド Black Oiled

 

シャツ：LADIES BUTTON DOWN SHIRTS(White)
スカート：EASY KILT (73cm) BROWN WATCH
バッグ：ショルダーバッグ/Navy
靴：サイドゴアブーツ Black

 

 

シャツ：LADIES BUTTON DOWN SHIRTS(Stripe/Navy)
バッグ：オースティン バケット Cognac
靴：タッセルローファー Brown

 

シャツ：LADIES BAND COLLAR SHIRTS(Herringbone/Ol)
靴：Professional プロフェッショナル Antique Brown Oiled

 

 

 

せっかく出会った「自分の1枚」、長く綺麗に着続けるためのケアをご紹介します。

 

洗濯表示確認と解説

まずは、洗濯表示のタグを確認しましょう。

例えば、INDIVIDUALIZED SHIRTSのタグ。 

①40℃以下の液温で、洗濯機の弱水流又は弱い手洗いが良い

②塩素系漂白剤による漂白は不可

③アイロンはあて布をし、160℃を限度とした中程度温度（140℃～160℃）で掛けると良い

④ドライクリーニングOK・溶剤は石油系のものを使用すること

 

シャツに限らず、洗濯表示のチェックと意味の正しい理解は、

お洋服を綺麗に長持ちさせるためにもとても大事なことです。

面倒に思わず、分からない表示があれば確認してから洗濯してくださいね。 

 

 

洗濯前の一手間で変わる、細部の美しさ保持

ご自宅で洗濯される前に、シャツをチェックする時間を取ってください。

例えば、前身頃には食べこぼしやシミが付きやすく、

袖や襟、首元の内側には汗や皮脂による黄ばみが出てきますので、

そのままにせずに洗濯前に一手間。 

シミ抜き用の洗剤をお持ちであれば、気になる部分に直接塗って

もみ洗い、または洗濯ブラシでゴシゴシ落としてください。

シャツの黄ばみが気になる場合は、その部分だけケアしてから洗濯機へ。

白や淡い色味のシャツならばホワイトデタージェントがおすすめです。 

この一手間で、長く愛用するシャツの美しさが確実に変わってきます。

ケアをした分だけ愛着も増し、さらに大切な一枚になりますね。 

 

 

洗濯ネットには「シャツ1枚」

洗濯機で洗う場合、必ず洗濯ネットに入れて洗ってください。

シャツはぐしゃぐしゃにせず畳み、ネットにシャツ1枚を入れましょう。

洗濯の際にシワが出来る理由は、水を含んで膨らんだ繊維分子が

他の衣類とこすれることでバラバラになってしまうため。

他の衣類との衝撃を和らげるためにも、洗濯ネットにはシャツ1枚が理想です。 

 

 

シワ対策：脱水し切らないうちに干す

シワを軽減させるには、シャツを完全に脱水しないことです。

洗濯機での脱水の時間を短くし、水を含んだ状態で干すと

自重でシャツが引っ張られ、余計なシワが出来にくくなります。

脱水の時間を調整するか、または途中で一時停止しシャツだけ

取り出すのも手ですね。

 

また、洗濯が終わったらすぐに洗濯機から出して干すことも大事です。

うっかり忘れてしまうことはよくありますが、

時間が経ってしまうとシワが定着し、アイロンをかけてもなかなか

取れない頑固なシワになってしまうのです。 

 

 

干し方のコツ：しっかりとしたハンガーで

細い針金ハンガーを使うと、ハンガーがシャツの重みに

耐えられず肩部分が落ちてしまいます。

肩部分にしっかりと厚みのあるハンガーを使うことで、

形を保ちながら、バランス良く重さを分散させることが

出来るので自然にシワが伸びていきます。

 

ハンガーに掛けたあとに両手でしっかりとシワを伸ばしてください。

襟・袖口・ボタン部分・ポケット・脇の縫い目を重点的に行うと、

乾いたあとのアイロン掛けもしやすくなります。 

 

 

パリッと仕上げるアイロンがけ

シャツらしくパリッとした仕上がりがお好みの場合は、

シャツにシュッと吹きかけてからアイロンがけを。

スイートムスク、イランイラン、シトラスなどの爽やかな香りの

洗濯のりで、お手入れが一層楽しくなりますよ。