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竹で魅せる、部屋づくり

 

まっすぐに伸びていく姿が清々しい、竹。
自然の中で豊かに育まれてきた竹からは
暮らしの中で役立つ製品が多々生まれています。

 

竹林の多い日本。
少し郊外に行くだけで目に触れる機会も多い素材です。
竹は非常に生命力が強く、また成長の早い木材。
記録に残っている中では、1日で1m以上も成長したものもあるそうです。
それだけ成長サイクルが早いので、数年で材木として使える利点があります。

逆に手入れをせずに竹林を放置しておくと、
自然環境や生態系に悪影響が起きてしまう可能性があるため、
竹林を管理することは日本の林業の重要な点になります。

 





実際に竹に触れると分かるのが、
そのしなやかな強度。
竹の端を持って曲げてみても、
割れることなく美しい曲線を描きます。
この強度と柔軟性が併存しているのが、竹の最大の特徴です。

竹を割ってみると空洞になっていることから、
他の木材に比べて断然軽いという特徴も。

さらに、その昔はおむすびを竹の皮に
包んでいたことからも分かるように、
竹には抗菌作用があると言われています。
竹は細かい気孔がたくさん空いていることから
匂いを吸着させる力を持っており、消臭効果もあります。
特に加工を施さなくても、
耐久性という利点だけでなく、
抗菌・消臭・調湿といった効能までも持ち合わせているのです。
竹が建材のほか、籠や小物類にも使われてきた理由が垣間見えますね。




丈夫で長く使える素材、竹。
竹製品は部屋の至るところで活用出来ます。

まずはキッチンで使える竹製品を見てみます。
抗菌性のある竹製品は食材に触れるキッチン用品にも最適。
「掴む」、「すくう」、「削る」といった調理の動作に
適切な形に加工が可能なところも、竹が使われる所以です。



食事に欠かすことの出来ない、お箸。
竹のお箸はとても軽く、繊維が整っているので見た目も美しく仕上がります。
食い先まで丁寧に削られたお箸は食材を掴みやすく、
口当たりも優しくなっています。



竹のしなやかな曲線を活かしたフォークセット。
竹の表皮を使用しているため素材本来の木目、色合いがそのまま表れています。
非常に薄く作られているのに、割れない強さがあるので
鶴のような細かな形になっているのです。


こちらは竹の繊維に合わせて削られた鬼おろしです。
竹は強度が高いので、大根などの硬い根菜類もしっかりとおろすことが出来ます。
さらに竹製であることで、食材をおろす際の摩擦熱が起きにくく、
食材の繊維をそのままに残してくれるので、
シャキシャキとした食感を楽しむことが出来ます。


続いて、リビングルームに使える竹製品を見てみましょう。
リビングルームにはテーブルの上に置けるほどの
小物類に竹製品を取り入れることが出来ます。

尚、竹は強度が高い分、加工がしにくいという点がありました。
現代では加工技術が進み竹を小物類に取り入れることが出来るようになっています。
中でも、竹集成材は、板状にした竹を何重にも接着させることによって
美しい切り口を見せた加工技術。
1本の竹の場合、中が空洞のため製材として使うことが出来ないため、
集成材化することによって、より竹が幅広い製品に使われるようになっていった経緯があります。
また、集成材の形にすることで、割れにくく反りも少ない
製品となる利点があります。




TEORIのNUTS(ナッツ)は、竹集成材をくりぬき、
ナッツのような形にした小物入れです。
滑らかな曲線が美しく、また集成材の切り口に表れた
木目を楽しむことが出来ます。
磨きがかけられた表面はつるりとしていて美しい姿に仕上がっています。



公長齋小菅の竹積層一輪挿しもまた、竹の集成材で作られています。
細長い竹の板を組み合わせて長方体になった一輪挿し。
中にはガラスの容器が入っており、お花を生けることが出来ます。
竹製とはいえ、その形から和洋を問わないデザインになっています。


さらにバスルームやクローゼットといった収納が必要な場所。
このような場所でも、竹のアイテムが活躍してくれます。



竹のしなりを活かした、まるで弓のようなBOW(ボウ)ハンガー。
こちらも板状の竹を組み合わせた竹集成材で作られているため
より強度を増しており、これだけ曲げても割れる心配がありません。
白竹の色合いがすっきりと爽やかな印象です。



竹はまた、編み込まれることで耐久性を増す素材でもあります。
ござ目収納籠 白竹は、 職人が手作業で編み込んで作られた収納用の籠。
籠自体はとても軽いのに重いものを入れても十分に持ち堪えてくれます。
バスルームのタオル入れとして、衣装ケースとして、
など幅広い用途でお使い頂けます。



 


竹製品を扱う上で、重要となる点といえば乾燥です。
竹は他の木材と同じように空気中にある水分を吸収し、
また湿度が低いときには水分を放出する、
まるで呼吸のような動作を行っています。
しかし、もともと水分を多く含む素材であることから、
過度な湿度状況になるとカビや腐食の原因と
なってしまいますので、ご注意ください。

■竹のカトラリーや調理道具

お料理や食事に使用した後は、出来るだけすぐに洗浄します。
洗浄後は乾いた布で水気を切り、直射日光の当たらない
通気性の良い場所に保管してください。

■小物入れや花器

小物入れはときどき乾いた布で、表面を拭いてください。
花器は竹の部分に水が触れないように注意してください。
長時間、直射日光に当たる場所に置いておくと変色の恐れがありますので、
置き場所にはご注意ください。 

■収納用品や籠

バスルーム等、水気のある場所では
直接水に触れないところに置いてください。
ときどき通気性の良い場所に置いて
乾燥させることをおすすめします。
汚れが付いた場合は、水洗いをせず、
水に濡らして硬く絞った布で拭き取るようにしてください。
 

投稿者: 植田 日時: 2016年04月30日 11:00 | permalink

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