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収納に欠かせない、箱の上手な使い分け

 

四角い形の収納道具といえば、箱。
家の中を見渡すと、様々な場所に箱がありませんか。
箱は物を収納し、ときには持ち運ぶための道具として
日常生活になくてはならない存在です。
今回は箱の中でも、木で作られた箱に焦点を当て、
その魅力に迫ります。

 

1. JU-BAKO/輪島キリモト
2. 手提げ小箱/倉敷意匠
3. ステップアップボックス/Oak Village
4. アテハコ/輪島キリモト

 

「箱」と一口に言っても、千差万別。
箱と名の付く言葉を挙げていくと、
お弁当箱、ゴミ箱、宝箱、裁縫箱、靴箱…と
たくさんの言葉が思い浮かびます。
それほど私たちの日常生活と切っても切れない関係にある箱は、
大きさや深さを変化させることで
目的に合わせた活用が為されています。

 

金属やプラスチックといった素材が出回っていなかったその昔、
箱は木で作られてきました。
硬い木を切り、釘やネジを用いず部品を接合させる技術を持つことで
四方を囲う、あの形が生まれたのです。
様々な技術により板を組み合わせて作り上げられた
家具や建具は「指物(さしもの)」と呼ばれ、
調度品として親しまれてきたのだと言います。
木製の箱もまた、こうした技術を応用して
人々の暮らしに寄り添うものとなっていったのでした。

 

 

包装を外したときから、ふっと爽やかな香りが漂う
アスナロで作られた、輪島キリモトのJU-BAKO。
表面はさらさらとしていて、職人が丹念にやすりをかけた様子が分かります。
四隅には「朴(ホオ)」と呼ばれる木材によりつなぎが施され、
面取りにより角をなくす加工が為されています。
美しい白木のアスナロと細やかな技術により、
どこか優しげで柔らかな雰囲気のあるJU-BAKO。
普段の食卓にも、ちょっと特別な日の食卓にも使いたい箱です。

 

 

こちらは同じく輪島キリモトから生まれたアテハコ。
ヒノキアスナロの白木の本体に、
黒拭き漆を施した蓋を付けており、シックな雰囲気です。

一見、継ぎ目が見えず、どうやって開けるのかなと思ってしまうほど、
丁寧に仕上げられた長方形の箱型のアテハコ。
黒拭き漆の蓋を横にスライドさせると開く「蟻ほぞ仕上げ」になっています。
蓋の裏に段差を付け、本体にぴったりと沿う形とすることで、
蓋が閉まるとほぼ密閉された形を保ち、
スライドさせることで蓋が開くという仕様。
蓋をすると裏返しても蓋が外れないことから分かる通り、
狂いのない構造になっています。
木材だけで作られているのに、
すっと開閉出来る仕組みには実用性の高さを感じます。

 

 

岐阜県の飛騨高山で作られているステップアップボックス。
ステップアップボックスもまた、木材だけで作られた箱です。
ボックスの角は、ジグザグとした形になっているのが分かりますね。
こちらが「あられ組み」と呼ばれる技術。
2枚の板の端をジグザクとした形に加工し、
直角になるよう組み合わせることで
木材だけなのにしっかりと固定されるのです。
表面に表れたジグザグの色合いもまたおしゃれです。

 

 

さて、昔ながらの箱は木製であると先述しました。
木製の箱は、素材が天然素材であるがゆえの特徴があります。
ご使用になる際はその特徴を理解していると、
より長く暮らしに使える箱になります。

 

>>引き出しボックス/倉敷意匠計画室

まずは色。
着色をしていない木製の箱には、木の色がそのまま表れています。
例えば上記の引き出しボックスは、3段の引き出しが
全て異なる色に見えますが、これもまた自然が作り出したもの。
同じ素材を用いているのに濃色の部分があったり、
淡い色に見える部分があったり。
同じ製品でも、違う製品に見えるほど個体差が現れるのも、
木製品の特徴です。

 

 

さらに寿命を重ねた木が作る木目も、魅力の一つ。
上記左のアテハコには、ヒノキアスナロの直線的で
淡い木目が見えています。
右のステップアップボックスにはナラ材の重厚感のある木目が。
木材の種類によって変わる木目は、なんだか素材の顔が見えるようですね。

 

 

木製の箱は、収納用ということもあり、
他のものと接触する機会が多くあります。
木目に沿って力が加わってしまうと、
割れやすいのが木製品の特徴でもあります。
特に厚みのない部品には衝撃を加えないよう、注意を払ってください。

 

 

 

日常的に使う箱といえば、お弁当箱。
輪島キリモトのJU-BAKOは、普段のお弁当箱としても使えます。
原料となっているヒノキアスナロには、
抗菌性のあるヒノキチオールが含まれており、食材を入れても安心。
また、塗装にはガラス質を主成分とした無機質の塗料を使っているので、
ヒノキアスナロ本来の風合いがそのままに表れています。

 

 

輪島キリモトのアテハコは
筆箱と名刺入れの2サイズがあります。
デスクの上に置いてもすっきりとしていて邪魔にならず、
また、文具や名刺だけでなく、携帯の充電コードや
クリップといった細々とした物もまとめて収納可能。
男性も使いやすいデザインです。

 

 

中に入れたアクセサリー:
ピアス シェル HAS-SH-002P ※近日販売予定
ブレスレット フタツアミ HAA-FA-002B ※近日販売予定
ピアス JPA1422 藤黄

小さな箱の蓋を開けるとき、中にはどんなものが
入っているのだろうとワクワクする気持ちになりませんか。
倉敷意匠の手提げ小箱は、そんな気持ちにさせてくれる
レトロな留め金が付いています。
小さな箱ですが、深さがあるので、
アクセサリー入れとしてもおすすめ。
開ける度に嬉しくなるような箱です。

 

 

衣服もまた、箱に入れるとすっきり。
Woodlore(ウッドロア)のシダー収納ケースは
アメリカ生まれのレッドシダーが、消臭・防湿・防虫の
頼もしい効果を持ち、衣服をしっかり守ってくれます。
表面に表れた木目も美しく、衣服の形に併せて
3サイズあるので、クローゼットの中に揃えて使いたい箱です。

 

 

収納箱のケアに
>>はたき 山羊毛 34cm/REDECKER

 

収納箱は四隅にホコリが溜まりやすくなっています。
特に蓋の付いていないものに関しては
定期的にホコリ取りを行う必要があります。
箱の中のものを全て取り出して、
柔らかいブラシやはたきでホコリを取り除きましょう。

木製の箱の場合、乾燥対策に油分を補給してあげることも大切。
乾燥が進んでしまうと反りや割れの原因となってしまいますので、
柔らかい布にオイルを取り、よく伸ばして表面に擦り込みます。
また、直射日光に当たらない場所に置くことも、乾燥対策になります。
水濡れしてしまうと、木材の腐食に繋がってしまう恐れがあります。
濡れてしまった場合は通気性の良い場所でよく乾かしてください。

尚、食品を入れるお弁当箱等は、
洗浄した後よく乾かしてから保管してください。
製品によっては食洗機の使用は出来ませんので
予めご確認ください。


木製のインテリアケアについては、こちらもご参照ください。
>>木のインテリア、お手入れして長く使おう

 

投稿者: 植田 日時: 2016年05月14日 16:15 | permalink

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