涼しげなシャツで作る、初夏の着こなし

 

シャツは男女問わず持っていて便利なアイテムのひとつ。

カジュアルにもフォーマルな装いとしても

着られるシャツには、形や素材に様々なバリエーションがあります。

季節に合った一枚を着こなしてみませんか。

 

 

礼装として着用するイメージのあるシャツ。

それには襟付きの衣服が他者に敬意を示す作法として

考えられてきたことが背景にあります。

もともと襟の付いたシャツは、中世ヨーロッパ時代に

上流階級の衣服として好んで着用され、ルネサンス期には

袖にフリル等を付けた華美なシャツが流行するようになります。

その後、ボタンが広く普及されたことで、現代のシャツの形が

世界へと広まっていったのでした。

 

さて、「シャツ」と聞くと、襟にボタン、胸ポケットに

袖口のカフスの付いたあの形が思い浮かびますね。

実はこうしたシャツの構成は代々変わらずに作られてきた要素です。

 

 

 

シャツの主な構成:

①襟 ②ポケット ③前身頃 ④袖 ⑤前たて

⑥ヨーク ⑦後ろ身頃 ⑧剣ボロ ⑨カフス ⑩アームホール

 

こうした要素をベースにし、現在ではボタンの有無や丈の長さ、

襟の有無、生地の素材などで違いを持たせた多種多様なシャツが広く作られています。

 

 

それでは具体的なシャツの違いを「形」という点から見ていきましょう。

 

■James Mortimer(ジェームスモルティマー)

 

 

1894年、アイルランド・ドネガル地方の都市Buncranaで

カスタムメイドのシャツメーカーとして始まった

James Mortimer(ジェームスモルティマー)。

最先端の機器を取り入れながらも、100年以上もの間、

親子3代に渡って製法が受け継がれています。

 

 

代々受け継がれてきた縫製技術を強みとする

James Mortimer(ジェームスモルティマー)のシャツ。

前後の脇部分を合わせる縫製にはシャツ専用の

チェーンステッチ(2本針)ミシンを使用し、

均一で美しいステッチを見せてくれます。

一般的なシャツに多いシングルニードル(1本針)の縫製に比べ

日常の動作や繰り返しの洗濯にも耐えられる堅牢さが何よりの魅力です。

 

 

 

James Mortimer(ジェームスモルティマー)の

ロングスリーブシャツには襟や裾にもポイントがあります。

小ぶりで丸みを帯びた形の襟は、ボタンを一番上まで留めても

全体を堅苦しく見せず、柔らかい表情を作ってくれます。

裾を補強するガゼットの部分には、ブランドのチャームポイントを思わせる

アイリッシュカラーの緑を使用。随所にさりげなく作りの秘密が隠れています。

柔らかなアイリッシュリネンを使用したリネンロングスリーブシャツ、

より硬さのあるコットンを使用したロングスリーブシャツともに、

程よくカジュアルダウンしたワークウエアのように着ることが出来、

緩やかなシルエットのボトムスと相性良く合わせることが出来ますよ。

 

ボトムス:ファティーグパンツ レディース(Olive)(完売しました)

バッグ:HEBE tomato

 

■ORIAN(オリアン)

 

 

1990年、北イタリアでスタートしたシャツブランド、ORIAN(オリアン)。

シャツ自体が主張する事や過度な装飾を排し、

着る人の個性を際立たせることを目指したシャツづくりを行なっています。

創業者のGian Gaetano Orian(ジャン・ガエターノ・オリアン)が

「肌に密着するからこそ、快適に着られなければならないし、

それはSecond Skin(もう一枚の皮膚)のようにあるべきだ。

肌の上に皮膚のようになじむ品質を得るには、

慎重を期して裁断し、縫製していかねばならない。」と語るように

着る人の心地よさを念頭に置き、細部まで行き渡った仕立ての技術が光るシャツになっています。

 

 

シャツと一言で言ってもボタンを除いたSKIPPER シャツや

オーバーサイズ仕様のOVER SIZE PULLOVER シャツといった

バリエーションのあるシャツを作るORIAN(オリアン)。

胸元がV字に開き、涼しげな装いを作るスキッパータイプは

シャツの持つ清潔感はそのままに、程良くリラックス感をプラスした印象。

ORIAN(オリアン)のSKIPPER シャツはさらに袖を七分丈に、

裾をふんわりとしたメリハリのある形となっています。

 

 

肩を落とし、丈を長く持たせたOVER SIZE PULLOVER シャツは

フロントのボタンが2つだけ、アクセントに胸ポケットを付けたデザイン。

ポリエステルと綿の混合素材が光沢のある生地を作っています。

ゆったりとしたサイズのためボトムスはすっきりと細身のパンツに合わせたり、

ウエストを入れて、ふんわりとしたスカートに合わせても素敵です。

 

 

 

こちらはメンズ MICRO JACQUARDシャツ。

非常に細かい菱形の凹凸を持ったジャガードデニムの生地で、

柔らかく体にフィットし、見た目も爽やかな印象を作ってくれます。

「カッタウェイ」と呼ばれる襟は両サイドに向かって180度水平に開く

という特徴があり、ボタンを外すと首元がすっきりとして見えます。

ノーネクタイでも様になる、暖かい季節に使いやすい一枚です。

 

ボトムス:メンズ デニムTROUSERS



■ 120%LINO (120%リノ)

 

 

イタリア語でリネンを意味するlinoが名に入ったブランド、120%LINO (120%リノ)。

フランス、ベルギーで採れる最高ランクのリネン素材を使った

アイテムを得意とし、高い柔軟性とナチュラルな着心地を実現しています。

まるでヴィンテージのように育つリネンアイテムが追求されたブランドです。

 

 

抜群の柔らかさを持つ120%LINO (120%リノ)のリネンシャツ。

付いたシワさえも素材の柔らかさを象徴するかのようです。

柔らかく薄手な作りであるがゆえに一枚で着るのはもちろん、

ボタンを開けて薄手のカットソーと合わせたり、袖をまくったり、

腰に巻いたりと汎用性の高さがうかがえます。

 

 

 

120%LINO (120%リノ)は、さらに染色の独自開発を行い、

「tinto capo」と呼ばれる特殊な製品染めによって

多様な色表現を実現しているほか、ノーカラー(襟なし)の作りに

首元から背中にかけて大胆にレースをあしらったシャツを展開しています。

シャツにも様々な楽しみ方があることを教えてくれるかのようです。

 

ボトムス:4ポケット クロップド丈 リネンデニムパンツ

シューズ:レザーサンダル W0162 CUOIO

 

カットソー:ショートスリーブ ドロップショルダー バスクシャツ

シューズ:2337T レーススリッポン

ハット:麦わら555 チビリテラビンチショート

 


■INDIVIDUALIZED SHIRTS

 

 

1961年にアメリカに創業した、INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズド シャツ)。

ひとりひとりの体型に合わせて仕立屋(テーラー)が

カスタムメイドしていた時代をそのままに、

生地から襟、袖、ポケットやカフスなど、

シャツの要素全てをカスタムメイド出来る高い技術力と

柔軟性を持ったシャツメーカーです。

 

 

 

基本が全て詰まったINDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズド シャツ)の

シャツの良さは、誰が着ても着心地の良さを感じられること。

細やかなカッティングに計算された襟の高さやボタンの位置は

着るだけで品よく見えるバランスになっています。

暖かい季節には、リネンを素材に用いたノースリーブタイプや

ワンピースタイプで、いつもと違う雰囲気を作ってみるのも素敵です。

 

バッグ:【別注】3way レザーポシェト enveloppe BLACK

シューズ:ビーズサンダル 0897 BRAN/DY

 

ボトムス:【別注】リネンワイドパンツ

サンダル:ターバンデザインエスパドリーユサンダル BLK

バッグ:かごバッグ RHYCE S Nougat/Pebble

 

 

暖かい季節に着るシャツはコットンやリネンといった

天然素材を選ぶと吸汗、放湿性が高いため、

暑さによる不快感が軽減されます。

また天然素材の場合(特に)は洗いざらしの状態で

アイロンをかけない場合でも雰囲気のある着こなしを楽しむことが出来ます。

ポリエステルなどの化繊を使ったシャツの場合は

見た目に光沢が表れる効果があるため、

ビジネスカジュアルやよりフォーマルな場におすすめ。

シーンによって素材の使い分けがおすすめです。

 

夏のシャツを長く使うためには以下の点にご注意ください。

 

■お洗濯は毎回。乾燥は手早く

肌に直接触れることの多いシャツは

汗をかく夏場は使用毎にお洗濯をしてください。

必ず洗濯表示を確認の上、洗濯機でお手入れが可能な場合は

ボタンの外れや型崩れを防ぐため、

洗濯用ネットに入れてお洗濯してください。

また、お洗濯後はすぐにハンガーにかけ、乾燥させることで

余分なシワを防ぐことが出来ます。

 

■シャツのアイロンがけ

シャツのアイロンがけは、襟→前身頃→袖→後身頃の順ですと

シワを付けにくく流れるように行なうことが出来ます。

生地にもよりますが、よりダメージを低減するために

あて布を行なって頂くことをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

投稿者: 植田 日時: 2017年06月15日 11:00 | permalink

閉じる