メルマガ会員は送料無料(一部地域除く)・最短で翌営業日に発送します
【先行販売】ROSENDAHLのソフトスポットソーラー >>

 

定番カットソー。長くきれいに着るために心がけたい洗い方・干し方

 

 

1枚で着ても、他のお洋服と重ね着しても楽しめる

定番のトップス、カットソー。

お気に入りのカットソーは何度も繰り返し着たくなるものですが、

着るほどに色落ちや型崩れが気になってきます。

そんなお気に入りのカットソーを出来るだけ長く、

きれいに保つためのお洗濯方法と干し方のコツをご紹介します。

濃い色は水洗いによる色落ちが気になる、

コットン製のものはお洗濯を繰り返すことで縮みやすいなど

気になるポイントを押さえれば、自宅で上手にケアして長く愛用することができますよ。

 

 

トップス:バスクシャツ PEB PERLE/BLANC/Le minor

ボトム:リネンラミー テーパードパンツ/ZUTTO

バッグ:巾着ショルダー/CI-VA

シューズ:SHELLCAP SLIP-ON/PRAS

 

 

カットソーの正体、ご存知ですか

 

 

カットソーといえば、コーディネートの定番として

様々なトップスと合わせて年中楽しめるお決まりのアイテムですが、

何となく知っているつもりでも、

その正確な意味は、意外と知らないものです。

 

 

カットソー(Cut and Sewn)という言葉はもともと和製英語で、

文字通り「カット」して「縫い合わせた」服という意味を持ちます。

そもそも、私達が身に付ける衣服の生地は、

大きく織物と、編物、その他に大別されます。

コットンの襟付きシャツも生地を「カット」して「縫い合わせた」ものであることには

変わりませんが、いわゆるカットソーの場合

おおまかな定義として「生地が編み物である」という特徴があります。

 

トップス:バスクシャツ 115 MARINE/BLANC/Le minor

 

 

 

幅広く楽しめる、カットソー

 

つまり、私達が「カットソー」と呼んでいる服には

①布地が編物(ループが連結/伸縮性がある)である

②布地を縫い合わせた跡がある

という2つの特徴があるのです。

そういった点ではスウェットやトレーナー、Tシャツもカットソーの仲間。

インナー、アウターに限らず

最近では、ワンピースやボトムスまで幅広い形があります。

 

トップス:バスクシャツ008 BLANC/ROY/Le minor

ボトム:リネンラミー テーパードパンツ/ZUTTO

バッグ:FUKURO2wayサークルショルダーM/REN

 

定番カットソーはボトムスや小物とのコーディネートも楽しいものです。

写真のようなボーダーカットソーであれば、

テーパードラインのパンツと合わせて下半身は縦のラインを強調し

全体をすらりと長く見せるほか、

ワイドパンツを合わせる時は

トップスの裾をボトムスの中に入れて脚長に見せるなど、

着こなし方次第で様々なシルエットが楽しめます。

そんなお気に入りのカットソーであれば、なおのこと

出来るだけきれいに型崩れや色落ちを防ぎながら愛用したいですね。

 

 

カットソー、お洗濯のコツ


 

今回は、ざらっとした綿独特の手触りが気持ち良い

Le minor(ルミノア)のバスクシャツを例にカットソーのケア方法をご紹介します。

カットソーは、織物であること、布地を合わせた縫い目があることをふまえて、

その製法に合わせたケア方法をすることで

カットソーをより長持ちさせることが出来ます。

 

 

まずは、洗濯する時の注意点から。

お洗濯の基本は衣類の洗濯表示をチェックして

色柄と生地に合わせた洗い方を守ること。

特にヨーロッパで製造された輸入品の衣類には

日本の洗濯表示タグ(JIS規格)が付いておらず、海外仕様の表記(ISO規格)になっていることが多いです。

少々記号の読み方が異なるので、正しい読み方をチェックしておきましょう。

 

 

▼特に注意したい海外の洗濯表示

①水洗い不可

②漂白剤の使用不可

③業者によるドライクリーニング不可

④業者によるドライクリーニングが可能

⑤タンブル乾燥不可

⑥アイロンがけ不可

 

×マークが付いているものは「◯◯◯」が出来ないという

意味であることは察しがつきますが、

よく似たマークで全く別の意味を示すものがあるので注意が必要です。

特に「③業者によるクリーニング不可」と「⑤タンブル乾燥不可」は

記号がよく似ていて紛らわしいので注意しましょう。

 

 

今回のLe minor(ルミノア)はコットン100%で、

もちろん自宅での水洗いが可能です。

カットソーに付いているタグによると、

・30度を限度として水洗い可能

・アイロンがけは出来る(低温)

・乾燥機の使用不可

という表示になっています。

今回のルミノアのようなバスクシャツ(カットソー)は

素材と編み方の特性により、洗濯を繰り返すと縮むことが多いです。

特に乾燥機の使用は避けるようにしましょう。

 

 

また、ブラック〜ネイビー系のカットソーやネイビーを基調としたボーダー柄の場合は、

濃色用の洗濯洗剤を使うのも良いでしょう。

洗濯ネットを使う場合は、1つのネットに入れるのは

カットソー1枚だけにします。

洗濯ネットの中にたくさんの衣類を入れると

色移りやスレが生じ、かえって衣類を傷める原因になることも。

他の衣類への色移りを防ぐためにも、洗濯ネットは正しく使いましょう。


 

 

干し方一つで、長持ちします

 

カットソーを長持ちさせるための一番のポイントは、洗った後の干し方にあります。

極力平干しにするのがおすすめですが、

スペースや枚数の都合で、毎回平干しにするのは難しいもの。

カットソーを干す時にはハンガーを使うのが一般的ですが、

注意しないと

・首周りが伸びてしまう

・ハンガーの寸法が合わず、肩の部分におかしな跡が付いてしまう

といったことが起こりやすくなります。

ハンガーにかけた時に、肩がずり落ちてしまうという場合は、

ハンガーのずれが生じる場所に輪ゴムやタオルを巻いて、

簡易的なストッパーを作ってから干すと効果的です。

 

 

また、特に大切に着たいカットソーなら、ハンガーを2本使うという上級技も。

脱水したてのカットソーは、胴まわりと腕部分の自重で下方向の力がかかります。

胴をもう一本のハンガーに通し、腕はハンガーの肩にかけるようにすると

重みが分散されて型崩れしにくい干し方になります。

 

 

今回は、スタッフが実際に新品のバスクシャツをお洗濯して着用感をチェックしました(写真左)。

 

▼新品時

・バスクシャツらしい、ざらっとした質感が特徴的で肌当たりは硬めです。

・手元に届いた時、折り跡がしっかりと付いていて、パリッとしていました。

・少し匂いを感じました。(ドライクリーニングしたての服のような)

 

▼初回お洗濯後

・新品時のパリッと感は保ちつつ、生地感が柔らかくなったように感じます。

これからどんな風合いになっていくのか楽しみです。

・最初気になった匂いはきれいに取れました。

・袖丈と着丈はほとんど変わりませんでしたが、身幅は5mm〜1cmほどの縮みがありました。

ただし、実際の着用感には影響がないくらいの縮みだと思います。

 

▼着用をはじめて1年ほど経過

・水洗いと乾燥を繰り返すことで、少しずつ縮んだ実感があります。

・新品当初は1サイズ大きいものを買ったのですが、

縮みが生じて、今はぴったりくらいのサイズになりました。

・乾燥後は縦方向に伸びた状態になるようで、肩幅がきつく感じられたため

脱水後、腕をカットソーの胴部分に入れてシワを伸ばすように横に軽く引き伸ばしたところ

シルエットが元に戻りました。

 

このように、新品・着始め・1年以上経過した時という風に、

着用とお洗濯を繰り返すことでお洋服もだんだんと変化していきます。

水洗いによる縮みに関しては、洗濯や干し方によっても差があるのかもしれません。

その人の着方・お手入れの仕方によって

味わいが変わっていくというのは面白いですね。

 

 

 

船乗りたちに愛されてきた

 

 

最後に、今回ご紹介したLe minor(ルミノアについてご紹介します。

フランスの北西部、ブルターニュ地方に1928年、

マダム・グラマチコによって創設されたマリンウェアを製造するメーカー、Le minor(ルミノア)。

他社が価格を下げる為に、他国での生産にシフトしている状況の中でも、

反物を織るところから一貫してフランスの自社工場で作られており、

その変わらない製品作りが世界中で高い信頼性を得ています。 

やわらかいコットン生地にフランスメイドの質の高さから、

定番のファッションアイテムとして多くの人々に親しまれながら、

現在もフランス海軍認定の 公式ユニフォームとして使用されている

バスクシャツの永久定番的ブランドです。

バスクシャツの起源は16世紀。スペインとの国境に程近いバスク地方の漁師が、

船上の海兵が海に転落した際に目立つように、

青と白のボーダーTシャツを仕事着として愛用していたことに由来したもの。 

これをフランス海軍が着目し、1853年に制服として採用。

ミリタリーウェアとして進化していく中で、より丈夫な生地で、

防寒性と機能性を考えた袖丈や、着脱しやすいボートネックになりました。 

その後、1920年代には、フランスのアンティーブ岬に

アトリエを構えていたアメリカの画家ジェラルド・マーフィが

船乗り向けの衣料店で見つけ、リゾートや街で着られるようになり、

画家のピカソも愛用したのがバスクシャツです。

日本にはヘンミングウェイの一冊の本の中から

知られるようになったと言われています。 

 

 

▼正統派のバスクシャツ、ルミノア

 

投稿者: 斎藤 日時: 2016年04月21日 11:00 | permalink

閉じる