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初冬に身につけたい、肌触りのよいもの

 

秋の終わりは、冬の始まり。

街行く人がストールやアウターを羽織るようになると

もう冬がやってくるのだなと実感することがあります。

今回ピックアップするのは、初冬に身に付けたい、「肌触りの良いもの」。

ちょっと肌寒いかな?という朝晩の通勤で。

コーヒー片手にくつろぐリビングで。

ボディケアをしながらゆったり過ごす寝室で。

様々なシーンごとに、それぞれの心地よい「肌触り」を見つけてみませんか。

 

【肌触りで選ぶ、極上の素材】

 

ふわふわ、すべすべ、さらさら、もこもこ、ふかふか…。

言葉で表せば、実にたくさんの「肌触り」「手触り」が存在します。

たとえば、今朝はピリッと北風が冷たくて、一段と冷える。あと5分で家を出なくちゃ、という朝。

「すべすべ」のストールを首に巻いたら、なんだか頑張れそうな気がしてきますよね。

また「今日はなんだか疲れたな」とちょっとお疲れモードになってしまった夜、

お風呂上がりに「ふかふか」のタオルに顔をうずめるとホッと肩の力が抜けるもの。

人の五感(視・聴・嗅・味・触)すべてがそれぞれに役割を持ち、

日々の生活の中で様々な感覚を受容している私たちの体の中でも、

意外なほどに敏感なセンサーであるのが「触覚」です。

すべすべのニット、ふかふかのタオル、もこもこの靴下…。

どれも手で触れた時に「心地よい」と感じるものですが、

どんなシーンに合うかは微妙に違っています。

そんな「肌触り」の良さは、何によって生み出されるのでしょうか。

 

【上質なウールが生み出す、「すべすべ」】

なめらかで肌に触れた時心地よい。

薄手だけれど、適度に空気を含んで暖かい。

それはウール製品の特徴。ウールも、製品によっては

「もこもこ」「ふわふわ」「ごわごわ」などいろいろな質感がありますが、

直接肌に触れるニットセーターやショール、ストールなら「すべすべ」がおすすめです。

 

トップス:ウィメンズ クルーネックセーター ブラック/SHOKAY

ストール:メリノストール シルバー/Abraham Moon & Sons

バッグ:レザーメッシュトート スモール tan/Dragon Diffusion

 

 

 

なめらかでチクチクしないウールといえば、「メリノウール」。

これはウールの中でもメリノ種という、特に高品質な種類の羊毛を使用したもの。

メリノ種の羊は主にオーストラリア、ニュージーランド、フランスなどで飼育されていて、 

繊維が特に細くて柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。

その柔らかで暖かい、極上の肌触りを生み出すのが、繊維の構造。

一般的なウールは、繊維が太く、糸も重くなり、ひいては最終的に生み出される

セーターやマフラーも重たくなり、身につけた時にチクチクと感じることもありますが、

メリノウールは毛が細く繊細で、柔らかく空気を含むという特性を持っていることから

なめらかですべすべとした肌触りを実現しているのですね。

一言で「ウール」といっても、実は様々な種類があるので、

ハイネックのニットセーターや首元に直接触れるマフラー、ストールなどは

チクチクせずに滑らかな肌触りのものを選びたいですよね。

そんなアイテムを探す時は、ぜひ「メリノウール」を選んでみましょう。

 

 

【パイルが生み出す、「ふかふか」「もこもこ」】

 

 

秋冬に欠かせない極上の肌触りといえば、「ふかふか」「もこもこ」ですね。

もこもこの靴下、ふかふかのタオルといえば、リラックス出来るアイテムの代名詞。

これらが肌に触れた時に「心地よい」と思うのは

繊維と繊維の間の空気の厚みによって、生地に弾力が生まれるから。

特に、タオルや靴下など「パイル構造」になった生地は

とびきりの「ふかふか」「もこもこ」を実感することが出来ますよ。

そもそもパイルとは、生地のベースを作る地糸に、異なる糸を交じえて織り、

これを輪状に布地の上に出したもの。

表面にたくさんのループが見えるタオルやソックスはお馴染みですよね。

このパイル部分にたくさんの空気が含まれることで生地にボリュームが生まれ、

肌に触れた時に、あの「ふかふか」が生まれるのです。

 

 

パイル構造による「ふかふか」「もこもこ」をダイレクトに感じられるのが、モヘアソックス。

アンゴラ山羊の毛「モヘヤ」は、元来セーターや上着、スーツ生地などに混紡で使われてきた素材。

アンゴラ山羊は成長とともに毛が太く頑丈になっていきますが、

子ヤギの毛は繊細で非常に柔らか。その手触りはカシミヤにも近いと言われています。

収穫量が極めて少ないため、希少性の高いモヘアをふんだんに使ったソックス。

秋冬のお風呂上がり、おやすみ前の数時間をこのソックスで過ごすことが出来たなら、

足元から、心も体もぬくぬくと暖まることが出来そうです。

 

 

【「しっとり」「さらり」と暖かい、カシミア】

 

秋から冬にかけて、意外なほど長期間に渡って重宝するのが、カシミア。

一度触るとずっと触っていたくなるような、

つやつや、さらさらとした柔らかなカシミアの感触。

非常にきめ細やかな編地で起毛さえも柔らかく感じます。

生地は薄地で軽く、気軽に羽織ることが出来る一方で、

冷たい空気はしっかりとシャットアウトしてくれるところが、

スコットランドの厳しい寒さから身を暖めるために考案された、伝統的な織物文化を感じさせます。 

カシミア山羊の柔毛から作られるニット製品は、

1枚におよそ4頭分の毛が必要とされ、「繊維の宝石」、「繊維の女王」の名が付いているほど。

 

左:カシミヤストール 5505F/201/Pin 1876

右:Arran Semi Reversible/White×Pink/BEGG

 

一般に、「カシミア」と言われて思い浮かべるのは

写真の右のように薄手で光沢のあるマフラーやストールかもしれません。

「さざ波」とも言われる、とろみのある独特の生地感が特徴です。

一方、糸の織り方によっては、写真の左のようにくったりと柔らかで

全体に空気を含む生地もあります。

織り方によってデザインこそ違いますが、どちらも同じカシミア。

手で触れると、ウールともまた違う、繊細でふんわりとしていて、

一度使うと手放せなくなるほどの温もりを感じることが出来ますよ。

 

 

カシミアの王道とも言える、フリンジ付きのマフラーやストールは、

1枚あるだけでぐっと品良く仕上がる逸品。

大切にケアすれば、カシミアは何年も使い続けることが出来る素材なので、

ぜひファッションに合わせやすいベーシックカラーを選びましょう。

 

 

同じカシミヤ100%でも、空気のようにふんわりとした質感のものも。

まるで空気の一部を切り取ったかのように体に馴染みながら、

カシミアならではの柔らかな光沢で、上品に光を取り入れてくれます。

薄手のニットやカットソーにも合わせたくなる軽さなので、秋口から使うのにぴったり。

マフラーのように巻けば上品に、スヌードのようにくるくると巻きつければ

ボリュームが出てモード風にと、様々な楽しみ方が出来るのは薄くて軽いカシミアならではのポイント。

 

 

【アイテムごとにこだわりたい、上質な肌触り】

 

リビングでくつろぐ時のルームシューズや、

ぐっすり眠るためのパジャマ…。

特におうちで身につけるリラックスアイテムは、

人に見せるものではないけれど、自分のための肌触りを追求したいもの。

おうちで身につけるウエアなどは

外出時と比較しても、直接肌に増える面積の多いアイテムでもあるので

肌に触れた時に「気持ち良い!」と思えるかどうかは要チェックなのです。

 

 

 

【コットンネルで、ゆるゆるリラックス】

 

就寝時に身につける服は人によって様々ですが、

一度身につけるとその心地良さが癖になるのがパジャマです。

体を締め付けずに優しく包んでくれるパジャマは、良い眠りを誘ってくれます。 

 

 

冬でも、私たちは寝ている間にたくさんの汗をかきます。

暖かく暖かく、とつい「防寒」に気を取られて体を暖かく保つことに

気を取られてしまいがちですが、汗をかくことも考えると

肌に直接触れるパジャマには、コットン素材がおすすめ。

でも、やっぱり夏と同じ綿のパジャマだと寒い…。

そんな時には、「コットンネル」のパジャマがぴったりです。

 

 

ネルとは、「コットン・フランネル」の略称。

経糸と緯糸を交互に織る「平織り」や2-3本おきに交互に織る「綾織り」によって

表面を起毛させているのが特徴で、

まるで毛織り物のように、触れた瞬間に「暖かい」と感じられる生地。

同じコットンでも、夏に着用するさらりとしたパジャマは

着用した時にひんやりしますので、ぜひコットンパジャマも秋冬仕様に衣替えしたいですよね。

さらに、「襟周りの締め付けが少ない」「パンツは股上深め」など

シルエットにもこだわれば、着用した時のストレスが少なく、

心地よいリラックスタイムを過ごすのにぴったりです。

 

 

【パジャマと一緒に、ウールスリッパ】

 

体を暖かく保っても、お風呂上がりに素足でいては

足元から体温を奪われてしまいます。

うっかり素足のままフローリングを数歩歩いただけで

足裏がひんやり冷たくなってしまった。

そんな「うっかり冷え」を防ぐためにも、防寒性に優れた履き心地の

ルームシューズ、スリッパを取り入れてみましょう。

このシーズンには、スリッパもやはりウールがおすすめ。

 

 

しっかりと成形されて安定感のある履き心地・肌触りがお好きな方なら、

木型から作る靴と同じ工程で作られたウールスリッポンがおすすめ。

ソール内部はコルクテックスのクッション性で履き心地が良いのが特徴です。

目の詰まったウール素材なので、長期間履いてもへたらず、防寒性にも優れていますし、

全体がウール素材で成形されたスリッパなら、自宅で気軽に洗うことが出来ます。

厚手のフェルト地ですので、乾かすのに少々時間がかかるという難点はありますが、

自宅で手洗いし、いつでも衛生的に使えるのが嬉しいですね。 

 

 

さらに冷え性の方には、インソールにウールを使用し、

靴のように踵まですっぽり覆うタイプがおすすめ。

写真は、「シャランテーズ」と呼ばれるフランス生まれの履きもので、

かつてウールコートを生産する工場の職人達が、

余ったウール生地で足元を暖めるための防寒具を作ったのがルーツとなっているのだとか。

足を入れた瞬間からモコモコと暖かいスリッパ。

朝ベッドから出る時から、夜のお風呂あがりも、

足をすっと入れる瞬間から暖かいスリッパは一度履いたら病みつきになってしまいそうです。

 

 

 

 

 

 

投稿者: 斎藤 日時: 2016年10月20日 11:00 | permalink

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