締め付けずに、1枚で。オーバーシルエットが生み出す、快適な装い

 

 

1枚着るだけで装いがカチッと決まるトップスは、

日々のコーディネートを考える時の心強い味方。

それが見た目の美しさだけでなく、身につけた時に心地よく、

ストレスなく1日を過ごせるものであったならなおさらのことです。

今回ご紹介するのは、「オーバーシルエット」の服。

ゆったりと着こなすことで女性らしいシルエットが生まれ、

体を締め付けないことで一日中快適に過ごすことが出来る、

そんな装いを楽しんでみませんか。

 

 

 

 

 

 

「オーバーサイズトップス」「オーバーシルエット」「ビッグシルエット」など

様々な呼び名がありますが、

いずれも共通しているのは、文字どおりゆったりと大きなサイズ感の服のこと。

「ビッグシルエット」とはXL〜2XLサイズくらいの大判Tシャツのように

そもそも大きくデザインされた服を、また「オーバーサイズ」とは、

普段S〜Mサイズを着ている人が、あえて1,2サイズ大きいL〜LLサイズを選び

サイズに余裕を持たせて着ることを指すなど、

微妙に指し示すファッションの範囲は異なるようですが、

 

・あえて大きめのシルエットを作ることで体が華奢に見える

・自然なドレープや落ち感が立体的なシルエットを生み、服に表情が出る

・袖や裾のアレンジで着こなしにバリエーションが生まれる

 

といった特徴が共通しています。


特にあえて大きめのシルエットを作ることで

体のラインを強調することなく、女性らしく優しい雰囲気になるのは大きなメリット。

さらに、「海外製品」「メンズウエア」を取り入れることが出来るので

装いの選択肢が広がるというのも嬉しいポイントです。

インポートブランドの服は身幅や袖丈が大きめで

デザインが気に入ってもサイズがネックになり、着用を諦めるということもあります。

また、メンズサイズのウエアには、機能性や実用性を重視することで、

実はタフな生地・造りのものが隠れていることも。

オーバーサイズで着ることを想定してデザインされた服もたくさん存在しますし、

海外製品やメンズサイズでサイズ感の大きな服も、

装いの選択肢として取り入れることができればおしゃれの幅がぐっと広がり、

自分らしい着こなしが見つかることで、長く愛用することが出来るようになります。

 

 



ここで難しいのが、一言で「オーバーサイズ」といっても

実際にどれくらいのサイズを選ぶと、どんな見た目、着心地になるのか?ということ。

ここでは、同じブランドからサイズ違いのトップスをセレクトし、

サイズ感と着心地を比較してみましょう。
 

 

【Tシャツのサイズ感 ーCAMBER(キャンバー)】

 

まずは、シンプルなポケットTシャツから。

CAMBER(キャンバー)というアメリカのファクトリーブランドで、

「Max Weight」を掲げる8ozのコットン素材を使用したもの。

首元の詰まったシンプルなデザインで、

これぞ定番と言えるTシャツをサイズごとに比較してみます。

(いずれもモデル身長は165cmです。)

 

8oz MAX WEIGHT CUT POCKET Tシャツ Mサイズ

(着丈約53.5cm・身幅52cm・肩幅51.5cm・袖丈24.5cm)

 

肩のラインが外側に落ちる感じで、大きすぎずに程よい着心地です。

こちらはもともと肩幅、身幅に対して着丈が短く設計されたデザインなので

オーバーサイズ気味に着用しても、決してだらしない印象にはならず比較的コンパクトな印象。

 

 

 

8oz MAX WEIGHT POCKET Tシャツ Lサイズ

(着丈約69.5cm・身幅52cm・肩幅50cm・袖丈24.5cm )

 

こちらは、着丈が長いデザイン。

身幅・肩幅・袖丈は先述の「8oz MAX WEIGHT CUT POCKET Tシャツ Mサイズ」と

大きな差はありませんが、着丈が長いことで全身に占めるTシャツの面積が大きくなり、

トップスのインパクトが大きくなるのが分かります。

1枚で着こなすと、「これぞオーバーサイズ」というちょうど良いサイズ感でもあります。

生地の量が多く、しっかりと重量があるので落ち感が出て自然なシルエットが楽しめます。

 

 

 

8oz MAX WEIGHT TALL POCKET Tシャツ 2XLサイズ

(着丈約83.5cm・身幅70cm・肩幅61cm・袖丈31cm)

 

さらに大きい、2XLサイズがこちら。

女性がオーバーサイズをチュニックのように着こなすのにぴったりで、

着丈が長いのでボトムスを合わせる以外にも、

レギンスを履いたり、素足でワンピースのように1枚で着こなしたりと

様々なバリエーションを楽しむことが出来ます。

これくらいのサイズになると、「ビッグシルエット」という呼び名がしっくりときますね。

袖丈は長めですが、そのまま着ても、折ってもOK。

 

 

 

 

M→L→2XLと、サイズが大きくなるごとに肩幅・着丈・袖丈といった

パーツのサイズが増し、シルエットに違いが出ることが分かりました。

ただ、サイズによって見た目の印象は変わるものの、

いずれのサイズでも決してだらしない印象にはならず

1枚で着ても女性らしい雰囲気に仕上がるのが分かります。

Tシャツをオーバーシルエットで着用する時は、

ヨレにくい、しっかりとした生地のものを選ぶと

生地そのもののハリ感、清潔感が見た目の印象を良くし、

自然な重量によるドレープが生まれるので、さっと1枚着るだけで装いが完成します。

 

 

【スキッパーシャツのサイズ感】

 

続いては、Tシャツと並んでオーバーサイズトップスとして

取り入れやすい、スキッパーシャツを比較してみます。

ORIAN(オリアン)というイタリアのシャツブランドで、

こちらもインポートブランドです。

 

 

SKIPPER シャツ ストライプ(38)

(肩幅約36.5・身幅47・袖丈45・着丈63.5cm))

 

こちらはジャストサイズで着る定番のスキッパーシャツ。

肩の切り返しの位置がぴったりと合っていてコンパクトな印象。

着ていると背筋がぴんと伸びるような、品の良い一枚です。

 

 

 

OVERSIZE PULLOVER シャツ(S)

(肩幅約42・身幅54・袖丈56・着丈79.5cm)

 

少し肩を落としたシルエットが特徴的なオーバーサイズのシャツ。

後ろ身頃が長めにできており、体のシルエットを程よくカバーしてくれます。

滑らかで光沢のある生地とオーバーサイズのシルエットがあいまって

ゆったりとストレスなく着ることができ、

スキッパーの造りが、前面に自然なドレープを作るのも素敵です。

 

 

 

メンズ CHAMBRAY SKIPPER シャツ(S)

(肩幅約41・身幅約50・袖丈約60・ 着丈約70cm))

 

こちらはメンズサイズですが、スリムフィットタイプのため

女性が着用しても野暮ったい印象になりません。

袖丈が長いので腕まくりをするとちょうど良いシルエットに。

洗い加工が施された生地や、シャンブレー生地のような

見た目に爽やかな着心地のドレスシャツは、

オーバーサイズで着ることで程よくカジュアルに、

そして美しいシルエットを作り出すことが出来ます。

 

 

 

 

ジャストサイズで着ると、カチッとしすぎて仕事着のように見え、

かといって気をぬくと、リラックスしすぎた印象になりがちなのがシャツの難しいところ。

Tシャツと比べてパーツも多く立体的な造りであるシャツは、

袖や裾の見せ方一つで印象がぐっと変わります。

こちらの写真では、シャツの後ろ側を少し背中の方にずらすように襟を抜き、

袖を捲ってシャツの裾をボトムスの中に入れたり、ベルトで腰を締めたりと

変化を出しているのですが、そうすることで首や手首が程よく覗き、華奢に見えるのです。

こうしてシルエットにメリハリを付けた方が服の良さが引き立ちますね。

 

 


 

 

これからの季節、1枚で心地よく着ることが出来るのがリネン素材。

後ろのヨーク下にタックをとって、

ほんのりAラインで可愛らしいシルエットになっているので

こちらのシャツはぜひそのまま素直に着て

服そのもののディテールを楽しみたい一着です。

大きめのフラップ付きパッチポケットや、

ダブルにした袖などでバランスを整えているので

アクセサリーや小物を無理に足さなくとも服を主役にして、

なおかつ着心地の良さを味わうことが出来ますよ。

 

 

 

 

 

トップスの定番であるボーダーカットソーも、

オーバーサイズに着こなすことで旬の装いに変化します。

4.7オンスの生地を使用したバスクシャツに、ヴィンテージ加工を施した

ドロップショルダーバスクシャツは、柔らかな風合いと、味のある中間色が魅力です。 

他社が価格を下げる為に他国での生産にシフトしている状況の中でも、

創業当時から続く品質管理にこだわり、

反物を織るところから一貫して自社で生産するというバスクシャツは

袖を通せば着心地の違いを肌で感じることが出来る一枚です。

 

 

 

 

個性的なデザインのトップスなら、さっと着るだけで装いの主役になります。

写真のトップスは上部には天竺、下部には麻を組み合わせた切り替えTシャツ。

素肌に心地よいスラブ綿と麻を使用していて、

柔らかなTシャツ素材のトップと少し厚みのある麻とのコンビネーションが、

シルエットを拾わないフォルムを作り出しています。

ラグランスリーブやフロントのポケットが程よいデザイン性を生み出し、

1枚で絵になるアイテムとなっています。首元のバインダーが太めになっているので、

すっきりと見せられるのもポイントです。 
 

 

 

 

▼タフな名品Tシャツ ーCAMBER(キャンバー)

 

アメリカ・ペンシルベニア州東部のモンゴメリー郡ノーリスタウンに拠を置く、

カットソー専業のファクトリーブランド。1948年に生地の生産工場として発足し

その後学生スポーツチームや、体育協会等からのボディ受注を請け負っていました。

1992年よりオリジナルブランド、CAMBER(キャンバー)を立ち上げ、

8オンスの極厚Tシャツ等、ヘビーデューティーな商品を追及し、

生地や細部のパーツまでアメリカ製に拘った、希少なメーカーです。

 

 

 

 

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▼気品溢れるドレスシャツを日常に ーORIAN(オリアン)

 

イタリアの伝統的な仕立て技術を、いかに現代的に昇華できるかということに

試行錯誤を重ねて作り上げられる、ORIAN(オリアン)のドレスシャツ。

定番のスキッパーシャツの他、旬のオーバーサイズモデルも広く展開し、

その全てに非常に細かい運針を通す技法や、衿をふんわりと仕上げるソフトフィニッシュなど、

細部へのこだわりを積み重ねて生み出されています。

 

 

 

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投稿者: 斎藤 日時: 2017年07月02日 11:00 | permalink

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