そのスクラップブックの深みのある青い表紙を触ってみると、ちょっとザラザラと繊維質だけど、しっとりとした肌触りの紙を使用しています。
きっと誰も考えもしないでしょう・・・このノートが、ぞうのうんちから出来ているなんて。
私たちはなかなか知る機会がありませんが、スリランカでは人間とぞうのトラブルが多発しているのだそうです。というのも、ジャングルの環境破壊により住む場所を失ったぞうが里へ降りてきたり、密猟などで親を失うぞうが後を絶たないのです。
そんなぞうが保護されている「ぞうの孤児院」がケーゴールという村にあります。ぞうさんペーパーは、その孤児院にいるぞうのうんちをリサイクルした100%手作りの紙で、スリランカの環境NGOと共同開発したもの。
ここで、ぞうさんペーパーの作り方をご紹介。
1.繊維たっぷりのぞうさんのうんちをほぐします。
2.大きな鍋で長時間ゆでます。完全に殺菌され、繊維だけに。
3.繊維・古紙・染料を一緒に水に溶かしながら滑らかな液体にします。
4.一枚一枚、丁寧に漉きます。
5.陰干し⇒天日干しをして完全に乾かします。
6.ノートやスクラップブックなどに製本して出来上がり!
今回は、スクラップブックをご用意しました。表紙・中の紙ともにぞうさんペーパーです。厚みのある紙が12枚入りで、製本は一つ一つ糸で綴じています。スケッチブックとして使用したり、旅行の写真やチケットなどをスクラップしておいたり、新聞を切り貼りしたり、自分オリジナルの使い方を考えてみるのが楽しいです。
ぞうさんペーパーは化学薬品やブリーチなどは一切使用していないので、子どもが使うのも安心です。また、安全性と環境破壊を発生させないことを、スリランカの公的機関CIRISの調査結果により証明されています。
ぞうさんペーパーの売上の一部はスリランカのぞうの保護活動や、子どもたちの環境教育のために使われています。
ぞうさんペーパーは今や世界でも注目され、BBCワールドのコンテストでグランプリを受賞したもこともあります。日本国内でも新聞や環境系雑誌、ライフスタイル系雑誌などでも広く取り上げられています。
究極のリサイクル商品ではありますが、「ぞうのうんちのリサイクルペーパーなんだって。すごいね。」だけで終わらせるのではなく、その背景にある生態系の問題、自然環境の問題などにまで幅広く思いを馳せて欲しい、そんな願いがこのぞうさんペーパーからは感じられてなりません。
ページ数 | 12ページ |
サイズ | 幅21×高さ17(cm) |
素材 | ぞうさんペーパー、綿糸、綿紐 |
原産国 | スリランカ |
箱有無 | 無 |
Made in Wild(メイド・イン・ワイルド)を手掛けるミチコーポレーションは、スリランカと日本で冒険を続けています。
今や世界中で注目を集めるようになった「ぞうさんペーパー」も、開発当初は輸出入が出来なかったのだとか。それは、ワシントン条約において象の派生物は全てにおいて輸入不可能だとの見解があったためです。しかし、もともとは象などの絶滅の恐れのある動物を守るための国際条約のため、ぞうさんペーパーを通じてスリランカの象を守りたいという想いが通じ、ワシントン条約の特例措置が下りたのです。
ミチコーポレーションの冒険とは、商品やサービスに託したメッセージによって世界を変えること。そのメッセージを受け取った私たちは、その冒険に参加する、一冒険者なのです。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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ぞうさんペーパー スクラップブック ブルー
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