続々と梅雨入りが宣言されていく、日本列島。梅雨に入ると途端に雨傘、靴、バッグ、レインコートと雨対策のアイテムが気になり出しますが、一番難しいのが靴ではないかと感じています。
雨の日は足元が濡れると不快だからレインブーツを履くべきだけれど、いつもの洋服と合わせるとちょっと無理やりな印象になったり、朝は雨なのに午後は晴れ予報の日にレインブーツを履くべきか悩んでしまったり。
一時期重宝して履いていたロングタイプのレインブーツも、今はなんだか大げさな感じがして手に取りにくい気持ちもあります。
やはり今年こそは、「一見すると普通の靴のようで、でもゴム素材でちゃんと靴の中が濡れるのを防いでくれる」レインシューズを探すべきだという結論に至ります。
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▲レインシューズ ポインテッドパンプス
ZUTTOでは長年、FOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)の「レインシューズ ローファー」をご紹介してきて、梅雨時期に限らず通年で人気のアイテムです。今回は、そのシリーズ展開として、別デザインのレインシューズを期間限定でご紹介出来ることになりました。
FOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)レインシューズの、web版ポップアップショップとしてお楽しみください。
言わずと知れた、イギリスの老舗傘ブランド、FOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)。1868年に創業し、世界で初めて防水性の高いナイロン地の傘を開発するなど、常に進化を続けるブランドは、今もなお最後の英国製ハンドメイド傘としてクラフトマンシップに基づいた品質の高い傘で世界の人々を魅了しています。
そんなFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は、傘だけでなく雨の日をトータルでコーディネート出来るようレインコートやレインシューズも展開しています。
ですが、そのレインシューズは実は日本製。
当初はイギリスでの生産を試みたそうなのですが、すでにイギリスではヴァルカナイズ製法でレインブーツ/シューズを作る工場は存在しておらず、品質の高いものを作る日本で生産することになったのだとか。
イギリスの傘ブランドだけれど、日本企画でレインシューズが展開されているということは、私たち日本人にとっては嬉しいこと。なぜなら、日本人の足の木型に合わせて作られているため、欧米規格のシューズに比べると履きやすい、歩きやすい、ということなのです。
▲レインシューズ オペラパンプス
日本企画とはいえ、FOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)ブランドなので、当然FOXの傘との相性が大事です。
▲FOX UMBRELLASの長傘とレインシューズ ポインテッドパンプス
一見して品質の高いものだと分かるステッキのような細巻きの傘に合う、上品でスタイリッシュなシューズであること。
ヴァルカナイズド製法は、日本語では「加硫釜製法」と呼ばれ、シューズのアッパーとソール部分の圧着方法のことを指します。天然ゴム板から切り出されたパーツを一点一点手作業で金型に張り込み、130℃の釜で約1時間、圧力をかけながら熱し上げ、化学反応を利用してパーツに分かれているゴム同士を繋ぎ合わせるという製法です。
この製法の良さは、柔らかいゴム、堅牢なゴム、伸縮性の高いゴムなど異なる素材をそれぞれ靴の適切な箇所に使うことが出来、かつ耐久性と柔軟性を持った状態で圧着することが可能な点です。
▲レインシューズ ローファー
ヴァルカナイズド製法に加え、FOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)のレインシューズは天然ゴムを使用しています。天然ゴムは柔らかく伸びの良い素材のため、歩行時のフィット感と歩きやすさに繋がることが、ブランドが天然ゴムにこだわる理由。
しかし、天然ゴムには弱点もあります。直射日光、紫外線、高温に長時間晒されることが苦手で、特に濡れたまま放置するとゴムの劣化が早まりますので、雨の日の帰宅後は、革靴をケアするのと同じように水分を拭き取って完全に乾かしてから仕舞うことが長持ちさせる秘訣です。
今回、ポップアップ企画として新たにご用意したのはオペラパンプスとポインテッドパンプス。
どちらもFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)らしい上品さで、普段使いも出来ますし、職場にも履いて行かれます。レインブーツに比べるとカジュアル感が薄いので、スカートに合わせても違和感のないデザインです。
まるでパテントレザーのような面持ちの、ツヤのあるオペラパンプス。足の甲をしっかりと覆ってくれるので、水が跳ねて足が濡れる面積が少ないうえに、歩行時に脱げることなくしっかりと足についてきてくれるので、足元を気にしなくてはいけない雨の日に重宝するデザインです。
オペラシューズとは、もともとはオペラや観劇、パーティーといったフォーマルな場で履かれるメンズ用シューズでした。タキシードの足元に合わせるためのドレスシューズが、現在では普段使いされるアイテムとして愛用されているなんて、ファッションとは面白いものですね。
オペラパンプスはイギリスファッションの代表格である、マニッシュスタイルにもよく合うデザインで、特にパンツスタイルにオススメしたい一足です。
お色は、ブラックとネイビーの2色です。
どちらも汚れを気にすることなく履けて、どんな色味のお洋服とも合わせやすいので、そんなに何足も持てないレインシューズとして、「迷ったらこれ」とも言えるデザインとカラーです。
シャープなラインが気品のあるポインテッドパンプスは、レインシューズとは思えないほどいつもの服装にしっくりとマッチします。雨の予報がある日にとりあえず履いておけるパンプスは、ファッションが好きな方だけでなく外回りの仕事の多い方にも味方になる一足です。今回は、レッドとネイビーの2色をご用意しましたが、残念ながらサイズ欠けしているカラーもあります。
合わせにくいかな?と感じる赤いパンプスは、デニムとの相性抜群です。シンプルな装いと色味でも、足元に赤いパンプスを履くだけでグンと明るさとおしゃれ度が上がるのが不思議ですよね。
定番のネイビーは、お仕事でも履けるように選びたいカラー。
そしてもちろん、ZUTTOで長年ご紹介している一番人気のローファータイプもありますよ。
ローファーとは、「怠け者」という意味であることをご存知ですか?靴紐を結ぶ必要がなく、かがむ必要もなくスリッパのようにスッと履けることからこのような名前がついたと言われています。
本来のローファーもこの由来のように気兼ねなく履けるアイテムであったはずですが、それを柔らかな天然ゴム素材にしたことでよりリラックスした気分で履くことが出来ますね。
学生から社会人まで、幅広い層に愛されているローファーですが、デザインの特徴としては甲部分にサドル(ベルトのような部分)に入った切れ込み。1950年代にアメリカでアイビールックが流行した際に、この切れ込みにお守りのようにコインを差し込むことも流行り、そこからローファーは定番の革靴になったと言われています。
そしてこのローファーは中学・高校の学生さんにもおすすめしたいのです。通学にローファーを履く方は、雨の日に革靴(合皮でも)が濡れてしまうのは避けたいもの。でもだからといってスニーカーで学校に行く訳にもいかない。そんな時にこのローファースタイルのレインシューズが大活躍します。普段は革のローファー、雨の日はレインシューズローファー、と使い分ければどちらも長持ちしますよ。
今回ご紹介しているFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)のレインシューズたちは、数量限定の企画でご紹介していますが、梅雨時期に注文したらすぐに届いて履いていただけるように、受発注形式ではなくご注文の翌営業日に発送が可能です。(お届け指定日がある場合はその日付に合わせて発送します。)