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原石が持つ美しさをそのままに、TO LABOのジュエリーづくりを訪ねて

 

なくてはならないものではないのに、あれば心を豊かにしてくれる、前向きにさせてくれる、力が湧いてくる気がする。

それが、お気に入りのジュエリー。

中でも、色とりどりの天然石には、その見た目以上の魅力を感じるものです。天然石と一言で言っても、ダイヤやサファイヤなどぱっと思いつくような石もあれば、実は道ばたに落ちているような石ころも天然石。自然に出来た鉱物や岩石の総称なのです。

 

そんな天然石のことをもっと知りたくて、甲府にある天然石ジュエリーブランドのTO LABO(トゥラボ)を訪ねました。

 

お話を伺ったのはTO LABO(トゥラボ)を立ち上げた大寄智彦さん。

TO LABO(トゥラボ)のジュエリーデザインを行いながら、ご自身も実際に石をカットし研磨する職人さんです。 

 

左右に赤レンガの建物が立ち並ぶ小道の一角にある、TO LABO(トゥラボ)の店舗。一歩足を踏み入れると、まるで飴玉のような色とりどりのジュエリーたちが丁寧に、優しく並べられていました。

 

 

 

 

ー 赤レンガの細道、のような素敵な場所ですね。

 

ありがとうございます。

TO LABO(トゥラボ)が出店したのが2014年で、その時にはこの近辺に他にジュエリーショップはなかったのですが、いまでは他にも2、3店舗あるんですよ。

 

ー 甲府は宝石の地、というイメージがありますが、ジュエリーショップは意外に少ないのですか?

 

かつて水晶が採れた地ですので、漠然としたイメージはあるのかと思いますが、実際にその発信という点ではまだまだですね。TO LABO(トゥラボ)というブランドを立ち上げようと思ったのも、国内ブランドの製品を言われたまま作るだけでなく石の魅力を自分たちで発信したいと思ったからで、実際に店舗を構えたのも、その発信の場を甲府という地で持ちたかったためです。貴石メーカーで自社ブランドを持っているのも、甲府ではうちだけだと思います。

 

ー 甲府で水晶が採れたのはいつごろまでだったのですか?

 

最後に採れたのは昭和54年頃と聞いています。金峰山に鉱山があり、採掘された水晶は仏像や丸玉など時代によって様々に加工されたようです。それによって石の加工技術が発展して、宝飾の街と呼ばれるようになりました。 石の彫刻も甲府が持つ加工技術の一つですね。

 

ー 「石の彫刻」とは?

 

天然石=ジュエリーだけではなく、石を加工して香炉や茶碗などの美術工芸品も作っています。立体的なオブジェを作る、というイメージで、それは石の彫刻と呼ばれるんですよ。

石の研磨だけでなく彫刻も出来るのがTO LABO(トゥラボ)の母体である貴石彫刻オオヨリの技術なのですが、この彫刻技術がTO LABO(トゥラボ)のデザインの幅を広くしてくれていると感じています。

 

ー 彫刻技術がジュエリーデザインにどのように関連してくるのですか?

 

例えば、こちらのリング。

プロダクトデザイナーの深澤直人さんとのワークショップを通して出来上がったデザインなのですが、このぷっくりしている部分は水晶の内側をくり抜いていて、その中に更に小さな天然石を入れているんです。石に石のカプセルをかぶせている、というデザインで、石をくり抜く、というのは彫刻技術で出来るものなのでこのデザインが生まれたのもその技術を持っていたからこそ、かなと思っています。

 

 

ー 石の美しさが際立つ「良い石」とはどう定義されるのですか?

 

「良い石」の定義の一つは傷がないものです。傷の程度というのは本当に1つ1つの石によって違うので、傷が「あるか・ないか」だけでしか判断はされません。水晶のように透明な石は傷の有無が判断しやすいのですが、半透明で中が見えない石などは石の表面についた筋などで判断します。

 

傷が入った原石。素人目では分からないものもあります。

 

 

ー 本当に様々な色がありますよね。

 

そうですね、天然の色のものもありますが、染められている石もあるんですよ。

瑪瑙(めのう)と呼ばれる石がありますが、これは水晶と同じ石。水晶の密度が薄いものを瑪瑙(めのう)といいます。瑪瑙(めのう)はスポンジ上に穴が空いているので、数ヶ月〜年単位で薬品に漬け、その後焼くことで石に色が定着します。

これはかなり昔から行われてきた手法で、何十年も前のものでも劣化せずに綺麗な色で残っています。

 

ー 石に色を付けているなんて知りませんでした。

 

色を付けるといっても、やはり元は天然の石ですので、それぞれの石が持つ元々の密度の違いや傷の具合などで染めあがりには個体差があります。そういった点で、人工的な工程が入ってもやはり一つ一つの違いは面白く感じます。染色=色落ちするのでは?と思われるかもしれませんが、焼くことで完全に定着しているのでその心配はありません。 

 

 

 

ー TO LABO(トゥラボ)のデザインはどのように決めているのですか?

 

そのままの石の持つ美しさをジュエリーにしたい、という想いがあるのでそのままの形(原石)で使えるものはそのようにしています。

AQUA BLUE PIERCE(アクアブルーピアス)や、HONEY PIERCE(ハニーピアス)などは原石のままなので形も微妙なサイズ感もそれぞれ違うんですよ。 

 

AQUA BLUE PIERCE(アクアブルーピアス)

原石のまま。AQUA BLUE PIERCE(アクアブルーピアス)。

 

ー 原石を見て、どの部分をどう使おうかな、と決めるのですか?

 

はい、まさにそこがうちの強みだと思っていまして、原石があるからこそ生まれるデザインがあるんですよね。カットされて海外から入ってきた石を見ると、もうそのカットされたものとして見てしまうからデザインが決まりきっている。でも原石を見て、この部分をこう切ったらこういう表情が出るかな、とか想像しながらデザインや使う石を決めていくことが出来るんです。

 

ー 石のストックは多いんですか?

 

多いですね。量だけで言うとしばらく買う必要もないくらい(笑)

でも一つとして同じものがない石との出会いは本当に一期一会で、価格的な面でも、いま出会った石はいま買わないと二度と出会えない。あとになって「買っておけば良かった!」は通じないんですよ。 

 

 

 

ここで、石がどのようにジュエリーになっていくのか、滅多に見ることが出来ないその工程をお見せ頂きました。

ZUTTOの別注アイテムOCTAGONシリーズを作って頂きましたよ。

 

こちらが、OCTAGON NECKLACEで使用するレッドアゲートという石です。最終的な大きさは7mmなので、削る分・研磨する分も考慮して1cm四方程にカットされます。

 

作業中にぽんぽん出る質問にも丁寧に答えてくださる大寄さん。

 

彫刻機と呼ばれる機械。

彫刻技術を要する貴石彫刻オオヨリならではの機械で、これ一つで石を「削る」、「彫る」ことが可能です。

 

研磨剤はドロドロとし、砂が入った泥のような感触。顕微鏡のガラスを研磨するものと同じ研磨剤を使用します。粗さは何段階かあり、徐々に細かいものに変えながら削っていきます。

 

職業病はありますか?と訪ねたら、「爪が常に短いこと」だそう。削れてしまうのですね。

 

コマと呼ばれる円盤を設置し、高速で回るコマに石を押し付けて削ります。

この時、研磨剤を上から掛けることで石が研磨剤を介してコマに当てられ、削られていきます。研磨剤は泥のように黒いので石が覆われてしまうと実際に削れるところは見えないため、石を押す感覚と研磨剤の粗さ、摩擦の音でどのくらい削れたかを感覚的に把握します。

石は、削り過ぎてしまうともう取り返しがつきません。手の感覚を頼りに0.1ミリ単位の調整をする、という職人技に驚きです。

 

角を取る「面取り」も全て手作業。OCTAGONのきれいな八角形が出来上がりましたが、この段階では光沢はまださほど出ていません。

次に、研磨機で全ての面を磨いていきます。

 

こちらでも、研磨剤を使用しますがとても目が細かいもの。削るというよりは、表面の曇っているものを磨き上げていきます。

 

四角形の石を7mmの8角形にし、形を整え磨きをかけるのに約1時間。

少し削っては確認し、また削り、確認。常に集中力を保ち神経を尖らせ、その作業を繰り返していました。

 

一番好きな作業は何ですか?と伺うと、「研磨してピカピカに磨きあがった石を見る瞬間は、やはり綺麗だな、と思います。」と。

 

 

ー みるみるうちにOCTAGONが出来上がりましたね。この作業は実際は分業なのですか?

 

石を削って磨いて、という工程の中にも何段階かありますが、基本的には1人の職人が全ての作業を行います。

0.1ミリ単位の調整が必要、という点で自分で全てを調整していったほうが狂いがないからというのが理由で、誰かが途中まで加工した石の最終調整をするのは、あとどのくらい削ればいいか、どういう角度でやっていたか、ということが感覚的に分からないので、自分で行います。 

 

 

 

OCTAGON PIERCE

実際に作業工程を見せて頂いたOCTAGONシリーズはZUTTO別注デザインです。

ネックレスは以前からご紹介していましたが、今回新たにピアスが登場します。 

【別注】OCTAGON PIERCE

八角形にカットされた石のサイズはネックレスと同じ7mm。

耳の横でゆらゆらと揺れる、アメリカンピアスにしました。 

【別注】OCTAGON PIERCE

石は3種類。

<grey>スモーキークォーツ

透明感のあるグレーは大人の女性らしく、落ち着いた雰囲気に仕上がります。

白シャツに合わせてかっこ良く身に着けてください。

肌に馴染みやすいカラーですので、普段ジュエリーを着けない方でも違和感なくサラリとお使い頂けます。

 

<pink>ピンクオパール

肌なじみが良い、淡いピンクはとても使いやすいお色。

透明感はなく、縞のようなレースのような模様が入っていることが多く、豊かな表情が見られます。

 

<yellow>イエローアゲート

透明感ある綺麗な発色で、身に着けるだけで気分が変わりそうです。

カジュアルにも綺麗目にもどちらでも似合うお色。

【別注】OCTAGON PIERCE

片耳タイプなので、もう片方には何を着けようかな?と組み合わせを考えるのも楽しんでください。パールやダイヤの一粒ピアスなどはシンプルで合わせやすいですよ。 

 

HONEY PIERCE(ハニーピアス)

HONEY PIERCE(ハニーピアス)

 

HONEY PIERCE(ハニーピアス)

人気のハニーピアス。

その名の通り、とろっと濃厚な蜂蜜のような色合いが美味しそうなピアスです。落ち着いた色合いが、大人の女性にもぴったりですね。シトリンと呼ばれる原石がそのまま活かされているので、サイズや色合いに個体差があります。 

 

ネックレス and Necklace

ネックレス and Necklace

 

ネックレス and Necklace

石を接着する技術をもって可能にしたこちらのデザイン。透明な水晶と、色合いが素敵な瑪瑙(めのう)を組み合わせたツートンネックレスです。

石と石をくっつけてから、一緒にカット・研磨して仕上げます。U字のネックレスではなく、途中でチェーンが1本になるY字型も、他とは違うお洒落を演出してくれますね。 

 

LAPUTA NECKLACE(ラピュタネックレス)

LAPUTA NECKLACE(ラピュタネックレス)

 

LAPUTA NECKLACE(ラピュタネックレス)

あえて磨きすぎず、天然石の持つ結晶の美しさにフォーカスしたネックレス。使用しているフローライトという石は非常にカラーバリエーションが豊富な石で、グリーンやパープルを中心に自由に広がる色彩のグラデーションを持っています。 

 

 

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今回TO LABO(トゥラボ)の工房を訪ね、これまで見たこともなかった天然石の原石やその製造工程を拝見すると、石の面白さを感じました。これが本当に自然に出来たの?と驚くほどに透明感溢れる石もあれば、人工的に削ったとしか思えないような綺麗な立方体の天然石もあり、奥が深いとはこのことだな、と思ったものです。

石には何かが宿っているとか、不思議な力があると言われたりもしますが、そう思わせるような広大な自然の力の一端を垣間見た気がしました。 

 

 

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投稿者: 丸山 日時: 2017年08月18日 11:00 | permalink

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