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父から子へと受け継がれたフィンランド生まれのウールショール、LAPUAN KANKURIT

 

夜になるとイルミネーションで街中が華やぐ時期になると、思わず肩をすくめてしまうような冷気を感じ、本格的な冬の訪れを感じます。寒さが一層厳しくなる冬、外出先だけでなく、家の中でも暖かなアイテムを身につけ、ゆっくりと過ごす時間も冬の楽しみという方も多いのではないでしょうか。

 

今回ご紹介する北欧を代表するフィンランドのテキスタイルメーカー、LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)は、優しく寄り添うという言葉がまさにぴったりなウールのテキスタイルを手がけるプランドです。ブランド名は「ラプアの織り手たち」を意味し、フィンランド人では知らない人はいないと言われるほど。小さな工場で生まれた、冬の外出先でも家の中でゆっくり過ごす時間にも手にとって使いたいウールのポケットショールに秘められたお話をご紹介します。

 

 

 

 

父から子へと受け継がれる、クラフトマンシップ

 

LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)が始まるきっかけとなったのは、今から100年前、ある男性が作ったフェルトブーツまで遡ります。その男性は現在のオーナーであるエスコ・ヒェルトの曾祖父、ユホ・アンナラ。舞台はフィンランド北西部にある、ラプアという名の小さな町で、当時は貧しく、物資のない時代でした。一般家庭で毛糸や麻が作られていたその時代に、ユホは廃材と自分で紡いだ毛糸でフェルトブーツを生産し始めたのです。その後、ユホの孫であるユハ・ヒェルトは、叔父が経営する織り工場、Varikutomo(ヴァリクトモ)に15歳で就職します。

 

▼1950年代、Varikutomoの様子。織り手には器用さが求められたことから、女性が多かったのだそう。

 

ユハは織物工場の現場で経験を積み、周囲の人々に支えられながら独立し、1973年にタペストリーの生産を手がけるメーカー、LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)を立ち上げました。ジャカード織りをするためのジャカード機は、ユハが勤めたVarikutomo(ヴァリクトモ)に存在していたものの、その時代の織り物は手作業で行うことが多く、ジャカード機を使う会社はほぼなかったのだそうです。ユハはその点に目をつけ、ジャカード織りの専門性を高めていくことを決めました。

 

 

現在のオーナーであり、ユハの息子であるエスコは「これからの時代は、規模は小さくても専門的な技術に専念することが大切であることを、この時に父は悟ったのだ」と当時を振り返り、この精神は現在にも受け継がれています。その後、1990年代に入り、エスコは父・ユハから経営のバトンを手渡されます。幼い頃から工場を手伝ってきたエスコでしたが、大学でテキスタイルの勉強をするため一度ラプアを離れます。ラプアに戻ってからは妻・ヤーナの市場調査を元に人々のニーズにあった商品を考え、現在のテキスタイルブランド、LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)に繋がっていきました。

 

 

ポケットショール(DARK LAVENDER)

 

LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)には、大切にしている2つのクラフトマンシップがあります。

1つ目は「専門的であること」。設立当時から、生産するものの形は変わっていたとしても、「質の良いものを作る」という価値観は根底に変わらずあり続けています。父・ユハから子・エスコが会社を引き継いた際のスタッフの人数はなんと7人と、非常に小規模でした。現在もなお20名と人数で見れば小規模ではありますが、必ず人の手がかかる麻(リネン)の糸の処理や、手間がかかるために大量生産には向かないジャカード織りの質が高く保たれています。

 

そしてもう1つが「家族経営であること」です。誠実で、相手のことをひたむきに考え、研究を進めてきたLAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)  にとって、「一緒に働く人は家族同然であり、LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ) のハート」なのだと言います。現在のオーナーであるエスコと、妻でありビジネスパートナーであるヤーナの間に生まれた子どもも、フィンランド・ラプアにあるショップの手伝いをしています。

 

▼幼い頃から工場を見続けてきた、現オーナーのエスコ(右)とパートナーのヤーナ(左)。

 

「暮らしに寄り添うものづくり」をコンセプトに掲げる、LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)。その製品は厳しい品質審査であるEcotexをクリアし、肌の弱い人にも安心して使ってもらえるようにするなど、どんな人の暮らしにも寄り添えるよう作られています。人と人とのつながりを大事にするLAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)だから、その姿勢がものづくりにも表れ、その結果、世界中の多くの人々に愛されてきたと言えるのでしょう。

 

 

LAPUAN KANKURITのジャカード織

 

LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)のウール製品には、ジャカード織り製品とフェルト製品とがあり、どちらも同じウール製品ではありますが、加工方法が異なるため、異なる工場で生産されています。ZUTTOでお取り扱いしているポケットショールは、「ジャカード織り製品」。ジャカード織り製品とは、ジャカード機を使用して織られた製品を指します。このジャカード機が発明される以前は、複雑な柄を編む場合、大人数で手分けをして作業をする必要がありましたが、ジャカード機の登場・発展に伴い、複雑な柄を機械を使って編むことができるようになったのです。もちろん人の手は必要ですが、機械を使うことによってより綺麗に短時間で編むことができるようになりました。

 

 

(上)ポケットショール ブロックチェック BLACK、(下)ポケットショール PALE MAUVE

 

色鮮やかで、カラーのバリエーションも豊富なポケットショール。オリジナルの色に染めてから織っていて、その色合いは小規模だからこそ丁寧に、質の高い製品を作るため細心の注意が払われています。また、 LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)のジャカード織りには、エスコがテキスタイルのエンジニアになるため勉強をしていたときに考えた方法が採用されています。それは製品の端に当たる部分の織り方。一般的には端を折り、縫い合わせて処理しているタイプが多いですが、LAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)では布を織った段階で端の部分が完結する織り方となっていて、ウール、リネンともに共通しています。

 

 

ポケットショール WINE RED

 

こうしたエスコの工夫の結果、シンプルな作りであるがゆえに丈夫になると同時に、端の部分がたとえ肌に当たっても柔らかいので使い勝手も安心。見た目にも美しく仕上がっています。

 

 

持ち歩けるブランケット、ポケットショール

 

羽織れるブランケットとして

 

ポケットショール MELANGE BEIGE

 

朝目覚め、布団から出たとき。仕事中、少し肌寒いと感じたとき。ちょっとそこまでの外出や、玄関先で対応をするとき。ポケットショールはその使いやすいサイズから、実に様々なシーンで活躍してくれる優れもの。さっと羽織れるブランケットのような存在は、1枚持っているだけでとても便利です。折り畳めば、ひざ掛けとしてもお使い頂けます。

羽織るとウールとしての重さは感じられるものの、重量は520g。ペットボトル500mlの重さとほぼ同じくらいなので気軽に羽織ることができて、手触りもしっかりしており丈夫な生地の質感を感じられるので、頼れる1枚になりますよ。

 

 

ポケットつきだから、なにかと便利

 

ポケットショール WHITE

 

ポケットショールには両サイドにポケットがついています。家の中で移動する際にスマートフォンなど小物を入れられるのはもちろん、アウターが必要なくなってきた時期にはお財布を入れてちょっとしたそこまで、という外出にも便利です。ふんわり暖かく包まれながらも動きやすいのが、嬉しいですね。

 

 

自分の好きな色、あの人の好きな色を探して

 

カラーバリエーションが豊かなLAPUAN KANKURIT(ランプアンカンクリ)のポケットショールは、自分だけでなくプレゼントにもおすすめ。

 

カラー:(左上)ブロックチェック PISTACHIO、(右上)PALE MAUVE、(左下)WINE RED、(右下)WHITE

 

カラー:(左上)BLUEBERRY、(右上)ブロックチェック BLACK、(左下)MELANGE BEIGE、(右下)DARK LAVENDER

 

まるでフィンランドの雪を連想させるような、柔らかな【WHITE】や、こういったショールでは珍しい【PALE MAUVE】や【DARK LAVENDER】からは、ブランドオリジナルの色で布を染めてから織るというLAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)のこだわりも感じられます。また、ブロックチェックの柄もベーシックで選びやすい【BLACK】と、懐かしさを覚えるような可愛らしいカラーを組み合わせた【PISTACHIO】と2種類ご用意していますので、ご自分の好みに合う色を見つけてみてください。

 

 

 

知れば知るほど作り手の温かな優しさを感じ、大事にしたくなるLAPUAN KANKURIT(ラプアンカンクリ)のポケットショール。ご自身へのご褒美ギフトに、家族や友人への冬のプレゼントにぜひお選びください。

 

 

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投稿者: 武田 日時: 2017年12月16日 11:00 | permalink

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