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便利で清潔、琺瑯(ほうろう)を使いこなす

 

 

琺瑯(ほうろう)を知る

 

琺瑯とは、鉄やアルミなどの金属を下地にし、上からガラス質の釉薬をかけ、高温で焼き付けた素材のこと。

 

これは非常に古くからある技術で、有名なのはツタンカーメンの黄金のマスクです。黄金のマスクの下地は金や銀で、鉱石を砕いたものを釉薬に溶かして焼き付けたものなのだとか。そしてこれが、いわゆる「七宝焼き」です。

 

七宝焼きと琺瑯は基本的な構造は同じですが、
・美術品としての七宝焼き
・実用品としての琺瑯

というイメージがありますね。


金属にガラスの釉薬を焼き付ける技術が日本に伝わったのは飛鳥時代、仏具として渡ってきました。しかし琺瑯がお鍋や容器として日本の生活に根付くようになったのはここ130年ほどのことなのだとか。大型のストッカーや、病院で使用された洗面器など昔は琺瑯はいまよりも大衆的な素材でした。

 

 

優秀な素材、琺瑯

 

琺瑯はガラス質な故にメリットが沢山あります。

・臭い移り、色移りしにくい
・酸や塩分、錆びに強く長持ち
・細菌の繁殖を防ぐ
・油性ペンで直接メモ書き可能


具体的にはこんな点。

臭い移り、色移りしにくい
・・・タッパーだと色が付いてなかなか落ちにくいカレーやミートソースも、臭いがきつくて次の食材を入れるのに躊躇するキムチも、琺瑯なら心配ありません。

 

酸や塩分、錆びに強く長持ち
・・・漬物、梅干し、ジャムなど長期で保管する食材も問題ありません。

 

細菌の繁殖を防ぐ
・・・清潔で細菌の繁殖を防ぐので料理や食材の風味や味、質を変化させにくいのです。

 

ホワイトシリーズスクエア

 

ペンで直接メモ書き可能

琺瑯は、直接ペンでメモ書きしても消すことができます。その場合はホワイトボードのマーカーを使用したほうが安心です。もしくは、マスキングテープにメモ書きしたものを貼るのもおすすめ。見た目がかわいらしく、剥がす時も変にくっつくことがないのでおすすめです。

 

こんな点を見ても、琺瑯はキッチンでどんどん活躍させたい素材だということがよくわかりますね。

 

 

キッチンで大活躍

 

琺瑯のことが少し分かったところで、野田琺瑯(のだほうろう)のホワイトシリーズで実際の使い心地をレポートします。野田琺瑯のホワイトシリーズは、これひとつで【下ごしらえ、調理、サーブ、保存】が出来る優れものです。

 

※ 野田琺瑯(のだほうろう)とは?
1934年創業の老舗琺瑯メーカー。使いやすく機能的な琺瑯製品を、熟練した職人が手作業で作り続けています。琺瑯作りには多くの工程がありますが、野田琺瑯では型作りから全て自社工場で行っていることでその品質の高さを保っています。
 

ホワイトシリーズスクエア

 

野田琺瑯のホワイトシリーズは、名前の通り、綺麗な白色の琺瑯容器です。食材やお料理がとっても映えるのです。まずは定番の使い方を見ていきます。

 

ホワイトシリーズレクタングル深型

 

例えば、作り置き・残り物の保存に。週末に作り置きして、琺瑯タッパーへ。細菌が繁殖しにくいので長期保存に最適です。食べる時はそのまま食卓に出しても見た目にも綺麗。温めたい時は、そのまま直火で温めることが可能です。(※電子レンジ不可)

 

バット(全白)

 

または調理の下ごしらえに。カットした食材の一時置き場や、揚げ物の下ごしらえ場所にもなります。野菜を切っておいてタッパーに入れ、あとは調理するだけ、という状態にしておいても便利です。

 

持ち手つきストッカー丸型

 

また、調理してそのまま保存することも可能。例えば果物と砂糖を入れて煮詰め、ジャム作りなどいかがでしょうか?熱が取れたら琺瑯ごと冷蔵庫へ入れられるので、洗い物が出ません。

 

ホワイトシリーズレクタングル深型

 

スクエア型のものは、お弁当箱としても優秀。琺瑯は雑菌が繁殖しにくく、丈夫です。

 

バット(全白)


冷えやすいからゼリーやマリネのバットとしても。琺瑯は熱伝導率が良いので、冷蔵庫に入れると短時間で冷えてくれます。そのため、ゼリー作りやマリネ料理などの容器にして、冷やす時間を時短するのにぴったりです。

 

バット(全白)

 

そして、オーブン料理も手軽にできます。琺瑯は直火&オーブンで使えます。パウンドケーキ、プリンなどのオーブン料理も琺瑯で簡単に。週末にグラタンを多めに作っておき、琺瑯で冷凍しておいて、食べる時にそのままオーブンに入れて調理、という技も使えます。

 

※野田琺瑯のホワイトシリーズはシール蓋を付けたまま冷凍可能です。直火やオーブンで温めたり調理する時は蓋を外してください。

 

 

琺瑯ブランド、他にも

 

野田琺瑯以外の琺瑯ブランド製品もおすすめです。より調理道具としての役割が強いです。

 

FALCON(ファルコン)
伝統的なパイ料理を作るための食器として生まれた、約100年の歴史を持つイギリスの琺瑯ブランド。耐熱性と耐久性があり、またテーブルにそのままサーブ出来る食器を求めた結果、琺瑯という素材に辿り着きました。

 

 

プレートディッシュセット
使い勝手の良い直径24cmのお皿の4枚セット。外国の映画に出てくるようなミートソースのスパゲッティ、野菜やお肉がゴロゴロ入った具沢山のカレー、朝食のときにサラダ、目玉焼き、ウィンナーをのせてワンプレートにしても良いですね。いくつ持っていても困らないサイズのプレートディッシュセットです。

 

 

ポット
ぽってりとしたフォルムと曲線の美しい注ぎ口がなんとも愛らしいティーポット。円錐系に近く、少し特徴的な形。容量は1Lと、通常のポットより小ぶりではあるので、少量のお湯を沸かしたいときにも便利です。

 

 

 

取り扱いの注意とメンテナンス

 

琺瑯にはメリットもあればデメリットもあります。その点を理解した上で、長く愛用出来るように注意して大切にお使いください。

 

表面はガラス質

琺瑯のメリットを多く実現させる「ガラス質」であるという点は、同時にデメリットでもあります。つまり、落としたり強い衝撃を受けると欠けるまたは割れてしまいますのでご注意ください。


電子レンジNG

電子レンジにはかけられませんのでご注意ください。琺瑯は金属ですので、レンジに入れてしまうと火が出たり、レンジが壊れてしまうことがあります。絶対に入れないようにしてください。


空焚きNG

中に何も入れない状態で火にかけてはいけません。空焚きしてしまった場合は水などをかけずに自然と冷めるのを待ってください。


食洗機は○

琺瑯本体は食洗機で洗うことが可能です。ですが、他の食器とぶつかり欠けてしまうことも考えられますので、おすすめは致しません。また、蓋シールは食洗機で洗わないでください。熱で変形・変色する可能性があります。


金たわしで強くこすらない

表面が傷ついてしまいますので、金たわしや研磨剤で強くこすることはしないでください。


焦げてしまったら?

琺瑯が焦げてしまった場合のお手入れ方法は別のコンテンツでご紹介しています。ご参考になさってください。

 

▼琺瑯のお手入れ - キッチンにあるもので。

琺瑯のお手入れ キッチンにあるもので

 

 

琺瑯製品はちょっとした注意事項を守れば長く、清潔に愛用出来るものです。使う道具で気分が変わり、楽しい気持ちになれたら最高ですよね。幅広い使い方で毎日のキッチン仕事を楽しくしてくれる暮らしのアイテムを、アイディアとともに取り入れてみてください。

 

野田琺瑯

野田琺瑯

 

FALCON

FALCON(ファルコン)

 

投稿者: 丸山 日時: 2016年03月25日 11:00 | permalink

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