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束子から鰹節削りまで10種厳選。隙間な名品図鑑

 

 

はじめに:隙間なアイテムが「隙間」たる理由とは

 

世間一般では、2通り、3通りとマルチに使えるアイテムが「良いモノ」と思われる風潮にありますが、果たしてそれは正しいのでしょうか。「ある目的のために生まれたモノ=道具」は、その機能を研ぎ澄ますことで、痒いところに手が届く、まさに隙間なアイテムとなります。例えば、「大好きなラーメンを美味しく食べたい」「雨の日の濡れた折り畳み傘をどうにかしたい」など、我々には自分でも気づいていない潜在的な欲求があり、それを満たされることで充足感を味わえます。今回はそんな「隙間」を埋めるような名品たちをご紹介。図鑑のページを一枚一枚めくるように、お楽しみください。

 

 

10種厳選の隙間な名品たち

 

高田耕造商店の「棕櫚たわし 豆」

 

アイテム概要

ヤシ科の常緑高木で、現在では入手困難な棕櫚(シュロ)で作られたたわし。コシがありながらも繊維のしなやかさを持った、優しい手触りが特徴で、小さな「豆」はお皿の水洗いに便利。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2013年7月〜

 

セレクトの意図

個人的な話ですが、実家の畑で採れた野菜を庭先で洗うために使っていたたわしを最初にイメージしました。シンクやスニーカーを洗うときの安価なブラシとは違い、毛先が柔らかく、繰り返し使ってもサマになっていて、手に優しい。どこか懐かしい気持ちを感じながら、長く人々に愛される製品の理由を再確認できると思い、セレクト。

 

ZUTTOな理由

古くから伝わる技法・栽培方法で国産の棕櫚を職人の手により一枚一枚採取しているたわしは、長く使える飽きのこないシンプルなデザイン。手に持った時のチクチクとした感じが少なく、手にも優しい使い心地が、長く使える理由です。

 

 

 

HYOZAEMONの「ラーメンの箸」

 

アイテム概要

福井県小浜市にある箸作りの老舗・株式会社兵左衛門がラーメンのために作った箸。四角い形状と箸先の細かい溝は研究された形で、スープが絡まった油分を多く含む麺をしっかり掴める。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2014年8月〜

 

セレクトの意図

私たちが普段使う日本のお箸だけでなく、中国や韓国で使われているお箸、料理人が使う菜箸など太さや素材が違ったお箸のそれぞれに違う使いやすさがあると知って、興味を持ったのがきっかけ。日本の伝統的なお箸文化を継承するHYOZAEMONさんが作るラーメンの箸は、ラーメン好きには絶対に手に入れて欲しい、贅沢なお箸です。

 

ZUTTOな理由

株式会社兵左衛門のある福井県小浜市は、若狹塗箸の産地で全国シェア80%以上を誇る、箸の一大産地。この地で創業した箸メーカーHYOZAEMONのお箸の素材は、6000年以上前から暮らしの中で重宝されてきた合成化学塗料を一切含まない漆(ヴァージン漆)を使用し、小さな子どもからご年配の方まで安心して使える製品です。更に、日本の文化であるお箸が使い捨てにならないように、修理窓口を設けています。毎日の食事に感謝し、食べることを大切にしたくなる、そんなお箸です。 

 

 

 

TOJIKITONYAの「焙じ器」

 

アイテム概要

焼き物の産地、三重県の伊賀で作られた焙じ器。伊賀の地層である古琵琶湖層から採れる陶土は非常に耐火度が高く、耐熱陶器に見合う土として知られる。蓄熱・保温に大変優れており、伊賀土には遠赤外線効果があるため、食材の旨味を引き出し、料理をまろやかに仕立てると言われている。焙じ茶だけでなく、他の種類のお茶や胡麻、コーヒーの生豆、塩、ぎんなん、玄米を炒ることも可能。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2015年5月〜

 

セレクトの意図

普段お茶を淹れる時は、急須に茶葉を入れるだけ。そんな毎日のステップに新鮮な茶葉とそれを炒る香りを楽しむ日常に、昔から憧れていました。ささやかではありますが、皆様の暮らしに彩りを加えてくれるような存在になればと思い、セレクトしました。

 

ZUTTOな理由

古くからある日本の台所道具・焙じ器は、色褪せることのない暮らしの名品です。「お茶を炒る」香りは、一杯のお茶も丁寧に美味しく頂く、そしてお客様へのおもてなしの心を含んでいます。日本の食文化の歴史とともに、長く受け継がれてきた職人の技術やモノを継承するという想いを持つTOJIKITONYA(トウジキトンヤ)が作る製品は、暮らしに寄り添った焼き物をモダンに蘇らせているのです。

 

 

 

ケイメットの「アルミトレイ」

 

アイテム概要

アルミ素材にアノダイズ加工され、プレスして成型される継ぎ目のない滑らかなフォルムが特徴のアルミトレイ。余計な装飾がなく、現代の暮らしに合うデザインで、表面のマットな質感が滑りにくく使いやすい。北欧系のデザイン食器から和食器まで良く似合う。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2016年10月〜

 

セレクトの意図

無駄を削ぎ落としたデザインとアルミの質感に一目惚れ。食器を運ぶだけでなく、インテリアや小物の整理などその用途は多岐に渡ります。何気ないものこそ飽きのこないシンプルなデザインが欲しいと思ったことが理由です。

 

ZUTTOな理由

50年以上の歴史を誇るKAYMET(ケイメット)社。ACE HOTELの客室でも採用されるなど、信頼の置ける老舗メーカー。製造から国内の配送までを全て自社スタッフで行い、徹底した品質管理の元でのものづくりと、ミニマムで普遍的なデザインが、長く愛用したくなる理由です。

 

 

 

TAPIRの「コットンネル」

 

アイテム概要

革製品にオイルやクリームを塗る時や、仕上げに使える、未さらしコットン100%のクロス。肌触りがソフトで、大切にケアしたい革製品に。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2012年7月〜

 

セレクトの意図

ケアする時間を大切に、そして自然由来のTAPIR(タピール)のワックスの良さを知ってもらうためにセレクト。自宅でいらなくなった布も代替品にはなりますが、ケアする時間も心地よいものになればと思い、ブランド専用ネルをご紹介しました。

 

ZUTTOな理由

大切な革製品を長く使うために、ケア用品にもこだわりたい方へ向けておすすめのTAPIR(タピール)。石油系の染料を一切使わず、100%天然の素材で作られた地球に優しいワックスとコットンネルをご紹介。環境に配慮した企業活動を心がけており、南アメリカではトレードマークにもなっているバクの保護基金も支援するなど、TAPIR(タピール)は常に動物愛護の立場に立っています。 

 

 

 

CHIKUNO CUBEの「CHIKUNO CUBE」

 

アイテム概要

空気清浄・消臭効果・調湿効果ができる、手のひらサイズの竹炭でできた立方体で、アンモニア/ホルムアルデヒド・トルエン(シックハウスの原因と言われている有害物質)の除去も可能。京都北部の由良川水域で育った良質な竹を、丹後半島にある竹炭工房の熟練職人の手によって、長い時間かけて炭にしたものを使用しており、ハニカム(六角形)構造の孔によって、竹炭の効果を最大限に引き出す。月に一度の天日干しで、竹炭はある程度効力が回復。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2012年1月〜

 

セレクトの意図

こういった竹炭の空気清浄・消臭グッズを実際に使ってみて、狭い隙間にもかさばることなく置けて重宝していたこともあり、セレクト。贈り物にしたくなるころんとした可愛らしい見た目と自然由来のものは側に置いていて気持ちいいです。

 

ZUTTOな理由

CHIKUNO CUBE(チクノキューブ)は、現代の生活スタイルの中で自然を生かし活用するという理念のもと、竹林による森林の荒廃問題に貢献する商品開発を行うブランドです。運営企業であるチクノライフ株式会社は2001年より竹炭事業を開始し、竹を炭にして生活に取り入れるという古来よりの知恵を次世代に託す活動を行っています。

 

 

 

KNIRPSの「Dry Bag」

 

アイテム概要

雨に濡れた折り畳み傘をすっぽり収納する、Dry Bag。電車の中や建物内に入った時に雨を含んだ傘で床やカバンの濡れ防止に。全長29cm、周囲の長さ17.5cmまでの折り畳み傘を収納可能。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2013年6月〜

 

セレクトの意図

外出が多く、折り畳み傘を持ち歩くことも多いです。濡れた傘で書類や洋服を濡らしてしまうことも多々ありましたが、そんな不便さを解決してくれるさりげなさがポイント。

 

ZUTTOな理由

折り畳み傘を世界で初めて作ったKnirps(クニルプス)。高い品質・優秀な機能面、そしてモダンなデザインでも高い評価を受けています。『X1・エックスワン』シリーズは2004年『ISDA賞』、2005年にグッドデザイン賞を受賞。実用性のみならず見た目の美しさを追求する真摯な姿勢に、Knirpsの傘が世界中の人から長く愛される理由があります。

 

 

倉敷意匠計画室の「手提げ小箱」

 

アイテム概要

家具によく用いられるナトー材を使用した手提げボックスは、倉敷意匠計画室から。何を入れても絵になる木製のボックスで、デスクまわりの小物や手芸道具やステーショナリーケース、小さな救急箱としても使用可能。

 

ZUTTOでの販売開始時期

2014年2月〜

 

セレクトの意図

蚤の市や骨董市で見かけるアンティークの木製品に憧れがありました。しっかりした作りの小箱は、10年・20年使った後にぐんと艶を増してかっこよく育っている姿が想像でき、長く愛用したくなる品だったためセレクト。

 

ZUTTOな理由

木の個性をそのままにした仕上げで、使い続けていくうちに世界に一つだけの自分だけの風合いになる、手提げ小箱。素材を大切にして、ものづくりの過程と、そこで生まれる風合いを独特の個性として磨き上げ、温もりある道具を作っています。熟練の職人の技術を掛け合わせながら生み出すものづくりは日用品として日々使われることでより美しく育ち、かけがえのないものとなります。次の世代へと受け継ぎたい、そんな一品です。

 

 

輪島キリモトの「おにぎり箱」

 

アイテム概要

三角おにぎりがちょうど二つ入る、輪島キリモトのお弁当箱。輪島の漆器に多く使われてきた、能登地域に植えられる石川県独特の樹種あすなろを使用。 入れたおにぎりの水分は木材の効果で程よく調整され、ヒノキの香りでいつものおにぎりが一層美味しく。 持ち歩きだけでなく、おもてなしの器や、テーブルの上でのお菓子入れとしても使用可能。 

 

ZUTTOでの販売開始時期

2015年6月〜

 

セレクトの意図

忙しい朝は、何種類も入ったお弁当を作れない。けれど、お昼の時間が楽しみになるような素敵なお弁当が食べたい。そんな願いを叶えてくれるのでは、と思いセレクトしたのがこの輪島キリモトのおにぎり箱。たとえ豪華なお弁当でなくとも、心を込めて作ったおにぎりを美味しく食べられる、そんな一品です。

 

ZUTTOな理由

ブランドである輪島キリモトは、輪島塗を日常的に使ってもらいたいという思いから、自分たちのもつ技術を生かしながら未来へ繋げる努力を怠りません。例えば、この「あすなろシリーズ」のお弁当箱に使われている木は、木材として仕入れてから狂いを少なく、そして長持ちさせるために水分量が一定になるまで木を落ち着かせる工程が必要です。天日で3年、風通しの良い場所で1年、更に倉庫で5〜6年ほど寝かせたものを使用しています。このシリーズを入り口に、漆に興味を持ってもらいたい、そんな想いが感じられます。

 

 

台屋の「かつおぶし削り」

 

アイテム概要

コンパクトで和モダンなデザインのかつおぶし削り。無垢材を削り込んで作っており、継ぎ目がない造形。創業1946年の鉋(かんな)職人が作った鉋で、本物のかつおぶしを試し削りしてそのまま出荷しているから刃の調整なしですぐに使い始められる。
 

ZUTTOでの販売開始時期

2015年3月〜

 

セレクトの意図

実家で母親が使っていたかつおぶし削りの、その道具らしい佇まいに憧れて。大人になって、自分で料理をするようになり、素材を大切にする気持ちや一回一回の食事を大切にしたいと思ったことからセレクト。

 

ZUTTOな理由

高級家具に使われるブナ材を活かし、他にはなく、それでいてシンプルで長く愛されるかたちを目指して作られました。木の呼吸を妨げない天然くるみオイル仕上げで、汚れが付きにくく、美しさが長持ち。無垢材のため、年月とともに味わい深い色合いに変化します。職人によるアフターフォローも対応している点もポイントで、研磨・鉋台のお直し、くるみオイルの塗布と試し削りまで1セットで対応してくれます。

 

 

おわりに:暮らしの隙間を埋める、ZUTTOなモノ

 

ご紹介してきた通り、用途は違うけれども10個のモノには10通りのZUTTOな理由がありました。それらの共通点は、昔ながらの知恵、味わいを増す素材、そして愛用したくなる使い心地。何通りにも使える便利な製品にはない、ちょっとした暮らしの隙間を埋める便利さと、温もりを兼ね備えたモノは長く人々に手に取られていることだけあり、豊かな気持ちを与えてくれる暮らしの名品なのです。

 

 

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投稿者: 村上 日時: 2018年05月16日 12:00 | permalink

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