夏に心地いいタオルを求めて。メーカーに聞く、タオルにまつわる素朴な疑問

 

これから始まる、タオルの季節


からりと晴れた日も、はたまた雨の日も、じんわりと汗をかくことが増え夏の訪れを感じるこの頃。使うシーンが多くなってきたと感じるのが「タオル」です。日々の暮らしの中で使うものではありますが、夏は特に使用頻度が高まります。汗を拭くためのハンドタオルや、お出かけ先でかいた汗をシャワーでさっぱり洗い流したあとのバスタオル、プールや海などのレジャーでも使いますね。

 


そんな今だから、使うシーンや自分に合っているタオル、その扱い方について知りたいもの。「どうやったらタオルの柔らかさを維持できるんだろう?」「パイルがでてきてしまったタオルってどう対処したらいいの?」「買い替えはいつ?」そんなタオルに関する素朴な疑問をタオルのプロ・タオルメーカーさんと一緒に解決していきましょう。

 


まずはタオルについておさらい

肌に直接触れるタオル、気になるのはやっぱり肌触り。決め手となるのは織り方と毛足の処理の方法です。使うシーンにぴったりなタオルを見つけるためにも、まずはその種類を見ていきます。


【高い吸水性:パイル】

 

 

タオル生地として最もポピュラーともされているパイル織り。パイルとは下地から出ている繊維のことで、タオルの表面にこのパイルが出るように織られた織物を指します。


実はパイル生地はループパイルとカットパイルの二つに分類されますが、タオルとして知られているのは「ループパイル」。生地から出る丸いループ状の糸が目印です。ループ状の糸が肌に触れることがふわっとした肌触りにつながり、毛足が長ければ長いほどふんわりと感じられます。



スーピマレジェ フェイス・バスタオルセット


こちらは天衣無縫(てんいむほう)のスーピマレジェシリーズ。甘撚りにした糸をパイルに使い、織りの密度も甘くして仕上げていることから、軽さと柔らかさが特徴です。ふわふわしたパイルタオルならではの触り心地が楽しめます。軽いので旅行のおともにもおすすめです。

 


【さらり、優しい:ガーゼ】


赤ちゃんの肌着や、医療用品としても選ばれるガーゼ。さらりとした優しい肌触りが特徴で、使う度、洗う度に柔らかくなっていき愛着のわく素材です。



さらさらと優しい肌触りであることからタオルケットとしてもよく使われています

 

 

クレア フード付きバスタオル・スタイセット


赤ちゃんの肌をふんわり包んでくれるような、フード付きバスタオルと、スタイのセット。バスタオルもスタイも毎日使うものなので、洗い替え用として数枚あると便利ですね。片側がパイル、もう一方がガーゼ素材のダブル仕様になっています。パイルにはオーガニックコットンを100%使用。ガーゼ素材にはリネンを採用しているので、さらりと快適な風合いが長く持続するのです。 

 


【ふわふわの弾力感:ワッフル】


優しい肌触りでありながら、表面の凸凹感から弾力が感じられるワッフル織り。ワッフルの格子によって通気性も高いために乾きやすいので、お洗濯後も安心です。パイル織りと比べ、糸抜けもしにくいのも嬉しいポイント。

 

ラーナ フェイス・ゲストタオルセット



ラーナ ミニバス・ゲストタオルセット


kontex(コンテックス)のラーナシリーズはまるでニットのようなふっくらとした柔らかさ。ふかふかとした弾力のある使い心地が一度使うと病み付きに。ファンも多い人気シリーズです。低速のトヨタ織り機も使い時間をかけ、糸に負担がないよう織りあげているので薄手なのに触れた時にボリューム感のあるところが特徴です。

 


【番外編:手で紡がれた糸を使った和紡布】


ZUTTOでお取り扱いしている中で、メーカー独自の生地もあります。機械紡績ではなく人の手で優しくつむがれていく手つむぎ糸を使って編まれたのが益久染織研究所(ますひさそめおり)の和坊布。手つむぎとは、その名の通り機械ではなく糸車を使い手で糸をつむぐ手法。綿花の綿毛の感触が残った柔らかさや、糸の太さのムラによって生まれる凸凹が特徴です。



さまざまな種類のタオルがセットになった、和紡布スタートセット


使っていく毎、風合いを増していくのが特徴の和紡布。目がつまっているものほど水分をよく吸収してくれるので、バスタオルやフェイスタオルにおすすめ。あえて粗く織られたあら織りタオルは、ふわっとした柔らかい触り心地で、肌当たりが特に優しいので身体を洗うタオルとしておすすめなタオルです。

 


夏のタオルの条件は?

夏に選びたいタオル。使う上で気をつけたいポイントをまとめてみると、
・水分をたっぷり吸収してくれる【吸水性】
・お洗濯したらすぐに使うことが出来る【速乾性】
・どんなところにも持って行ける【持ち運びやすさ】


持ち運びやすさはタオルのサイズである程度決めることが出来ますが、吸水性や速乾性でみたときにおすすめのタオルとは?選び方のポイントや、使う上で知りたいこと、より詳しく、タオルのプロに伺ってみましょう。

 


タオルメーカーに聞く、タオルにまつわる「?」

今回は、昭和9年創業・老舗タオルメーカーのkontex(コンテックス)の製造の様子もよく知る開発担当の方に伺いました。


Q1. 織り方も様々なタオル。吸水性、速乾性で選ぶなら、どのタオルが良いですか?

左から、パイル(スーピマレジェ フェイス・バスタオルセット)ガーゼ(フラックスライン バスタオル)ワッフル(ラーナ バスタオルセット)

 

吸水性を一番に考えるならパイル

吸水性と速乾性、どちらもほしいならワッフル

ですね。ただ、肌が敏感な方赤ちゃんが触れるようなタオルならガーゼがおすすめ。ガーゼは薄手で乾きやすく、肌触りも良いので汎用性が高いですよ。

 


Q2. お気に入りのふわふわタオル、柔らかさと吸水性を維持するにはどうしたら?

まずは、たっぷりの水で洗うことです。水の量が少ないと、繊維同士の摩擦で生地が傷んでしまいます。出来れば他の洗濯ものと一緒にせず、タオルだけで洗うのが理想的ですね。あとは柔らかくしたいから、といって柔軟剤を多用するのはあまりおすすめできません。繊維をコーティングするので吸水力も落ちてしまいます。

 


O3. タオルの使い始め、気をつけた方がよいことはありますか?

フラックスライン フェイスタオル(ブルー)スーピマ エンジェルタオル(フェイスタオル)

 

はじめのうちはタオル繊維の表面についた染料や綿糸の細かい毛羽などがでてくることがあります。2〜3回洗濯すればほとんど出なくなりますが、毛羽が他の衣類についてしまうことがありますので、出来れば分けて洗ってください。

 


Q4. タオルの選び方のポイントを教えてください。

好きな触り心地で選ぶこと、吸水性や速乾性で選ぶなど機能性で選ぶのもポイントですが、その他でもどう使うか?という視点で選ぶのもひとつのポイントです。使い方は、大きく2通りあります。
<ドライユース>
代表的なものとして、濡れたからだを拭くときに使うバスタオルがあります。汗を拭くスポールタオルビーチタオルもこれに含まれます。吸水性が重要なので、厚手ボリュームのあるタオルが適しています。


<ウェットユース>
代表的なものとして、お風呂で身体を洗うときに使用する温浴タオルがあります。おしぼりやキッチンで使用するタオルもこれに含まれます。薄手で軽く、丈夫で絞りやすいタオルが適しています。

 


Q5. 乾かし方のコツは?

できるだけ直射日光を避け、風通しの良い場所で干すことが大切です。空気を含ませるようにタオルを何度か振り、四方を整えてから干してください。さらにパイルの方向とは逆方向に撫でることで、ボリュームや柔らかさが増します。是非試してみてください。

 


Q6. パイルのループがでてきてしまったときの対処法は?

タオルのパイルループは縦方向につながっています。1つのパイルを引っ張ると、次々にパイルが抜けてしまうので、パイルを引っ掛けてしまったときや飛び出しているパイルがあれば、それ以上引っ張らずにハサミで切ってください。

 


Q7. タオルの買い替え時期の目安はありますか?

使用頻度にもよりますが、タイミングとしては

・生地がゴワゴワしてきたと感じたとき

・最初のふんわりした糸が痩せて、生地が薄くなってきたと感じたとき

が考えられます。タオルは毎日使う消耗品なので、実際に使用している方が気になるな、と思った段階で買い替えて頂くのが一番良いですね。

 


一口にタオルといっても、使い勝手や手触りも様々。その商品の性質を知った上で選び取り、ポイントを抑えて長く愛用したいですね。ご自分にぴったりなタオル選びのヒントになりましたら幸いです。


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投稿者: 武田 日時: 2018年07月08日 11:00 | permalink

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