ずっと使いたいモノ、置いてます。

想いの届く贈り物

赤、青、白の鮮やかな発色が美しい印染 はんかち。あらかじめついている色を抜色して模様をあらわす抜染（バッセン）という歴史ある技術を用い、京都の職人の手によって一つ一つ丁寧に染められています。印染は祭りののぼりやお店の暖簾といったところで目にすることの多い染物で、色味が非常に明瞭であるのが特徴です。普段、日常生活ではあまり触れる機会のない職人技を実際に手に触れて楽しむことができるハンカチ。和の素晴らしさとそれを届ける想いを乗せた特別な一品です。

手で触れ、心に届く

印染 はんかちは、まるでシルクを思わせるツヤが高級感を漂わせ、赤、青、白の3色でモチーフを大胆に配置。色面とし主に2色で構成、残りの一色で各モチーフの愛らしい部分を描いているという思わず笑顔になる遊び心ある絵柄です。
くっきり鮮やかで必要以上に華美すぎないこの3色は、創業80年杉下の独自の開発により完成した深みの感じられる色です。職人のこだわりは、色だけでなく素材の綿糸にもあります。糸に光沢を持たせた特別な綿糸を開発して使用し、手指を拭くハンカチとしての使用はもちろん、バッグなどにアクセントとしてつけられるスカーフとしても活用できるようにしています。

印染 はんかちは、縁起の良い3つのセットをご用意しました。柄にはそれぞれ意味と願いを込め、一つ一つがお守りのような存在となっていますので、気に入った柄や願いを選んで愛用するのもおすすめです。

天に上るため縁起が良いとも言われる「辰」は、辰年生まれの方への誕生日プレゼントや、新年のご挨拶、内祝いの贈り物などに。絆と長寿の祈りを贈る「つるかめ」は、誰もが知る縁起の良い柄ですので、目上の方へのギフトや還暦祝い、結婚祝いといったお祝いの贈り物に喜ばれるハンカチです。愛嬌のある「いぬねこ」は、福を招くといった願いが込められているので、就職祝いや出産祝いに。柄のかわいらしさからお誕生日プレゼントなどカジュアルな場面での贈り物にもぴったりです。

「辰年」：良きことが起こる前兆として信じられている辰（タツ）。そんなが辰が力強く、天に昇っていく様子が描かれた縁起のよい絵柄です。

「つるかめ」：吉祥そのものを表し、夫婦仲良く連れ添うことから絆への想いを託される優美な姿のつる。人の時間軸に収まらず、未来を見通す長寿の象徴のかめ。その二つの祈りの柄をセットにしました。

「いぬねこ」：福々とした⼿があらゆる福を招きこむねこと、安産、忠誠、財の象徴であり昔も今も人間のそばにいて特別身近ないぬ。癒しをもたらす愛らしい柄です。

くっきりと印を染める

例えば現代の看板のように、遠くから見てわかる目印となるものは、一目で情報を伝えられるはっきりしたものでなければなりません。室町時代から伝わる印染は本来、文字通り「印を染める」ための技術。のぼりや風呂敷、家紋などを染める時に使われている伝統的な染め方の一つで、非常にくっきりと染められるのがその特徴です。

京都で生まれて創業80年の杉下は、祭りの時ののぼりや、ハレの日の染物を受注してきたメーカー。その杉下が、様々な要望に応えてきた技術で次なる挑戦と技術の継承のために始めたのが、現代の暮らしで使える印染の製品ブランド、印染杉下（しるしぞめすぎした）です。染めから縫製まで一貫して行うこだわりと丁寧な作業で心を込めて作った製品は、一つ一つが人の心に触れる温かみのあるもの。職人の手作業で作られる愛着のわく作品です。日常生活であまり感じることのできない伝統ある職人の技や、和の素晴らしさを商品に乗せ、ストーリーあるものづくりを続けています。