不思議な名前の付いた二番パイスケ。その籠の語源は、英語のバスケットが訛ったものだと言われています。
漢字表記は「倍助」で当て字ですが、このパイスケを使えば2倍の仕事ができるという意味が込められています。
パイスケは、篠竹、根曲がり竹を小割にしたヒゴを編んで作られますが、土砂や石灰、石炭などを運ぶのに使われてきました。また、土木工事、港湾作業、農業などに欠かせない道具の一つでした。
川で石炭を船で運んでいた頃、船からの荷下ろしに天秤にして使ったり、工場からでた木屑をお風呂屋さんの燃料にするために運ぶためにもよく使われていたのだそうです。
パイスケは現在でも野菜の収穫、ガラス工場や製缶工場、造園業など一部の業界の人たちに利用され続けていますが、残念ながら、東京都の作り手は90歳を超える方が最後の1人という貴重なものづくりになっています。
そうした貴重なものづくりを讃えて、2014年江戸川区登録無形文化財認定もされているパイスケです。
一般のご家庭でも、庭仕事では小さな道具類や落ち葉を大量に入れたり、ごみなどを集めたりするのには使いやすいです。その他おしゃれなディスプレイ用にもおすすめの籠です。
篠竹は、山野に自生する鈴竹(すずたけ)とも呼ばれる、とっても細い竹です。しなやかで弾力性のある篠竹のかごは、上から軽く押してみると手が跳ね返るほど。その性質を活かし、古くから数々の優れた暮らしの道具となり、私達の身近な存在へとなっていきました。
篠竹は、編み込むまでがとても大変な作業。竹を割き、太さや厚み、長さを整えた素材を使い、熟練した作り手さんからしか生まれることがない、素晴らしい手仕事です。
素材の特性から丈夫で一生ものとも言える竹かごは、使い込むほどに飴色へと変わっていく楽しみがあります。
貴重なものづくりとなった二番パイスケも、暮らしの中でほっとする空間づくりのアイテムとして、日常仕事に役立つ道具としてお使いください。
世界にはさまざまな各国さまざまな自然素材で竹の製品が作られ、愛用されてきました。その中でも日本はちょっと特別で、日用品の竹かごだけでなく、美術工芸品としても発達してきました。歴史を掘り起こせば、千利休の時代から、茶道の世界で花かごとして竹かごは使われています。
日本ならではの繊細な手仕事が生み出した竹の工芸品と暮らしの日用品の竹かご、どちらも人々の丁寧なものづくりの精神が反映され、現代でもその美しい仕事に私たちが感動させられます。
日本の長い歴史の中で生まれた生活の知恵がつまったものづくり、同じ日本でも地域によって暮らし方が少し異なり、作られた道具も少し異なります。そこに共通しているのは、日本人の真面目なものづくりの心と技術があるということです。
プラスチック製品にない使い続ける楽しみがある竹素材で愛着をもったモノとの暮らしも見直してみても良いかもしれません。
サイズ | 直径約60×高さ18(cm) |
重量 | 約806g |
生産地 | 東京都 |
素材 | 篠竹 |
おすすめの使い方 | 店舗陳列、庭道具入れ、落ち葉入れ、ごみ入れに |
「ずっと愛着をもって使い続けられるモノと出会いたい」「出会ったときの嬉しさを共有したい」。ZUTTOは、そんな思いからはじまったセレクトショップです。
スタッフが長年愛用しているモノ。いろいろな方に愛されてきたモノ。実際に使ってみて本当に自信を持っておすすめできるモノ。そして、環境にやさしく、安心な素材。手に取れば分かる、作りの丁寧さ。そして、ずっとそばにおきたいと思える美しいデザイン。
愛着をもってずっと使い続けられるモノに出会えた時は、嬉しさもひとしおです。セレクトショップとして日本に伝わる道具たちもご紹介します。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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二番パイスケ
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