ずっと使いたいモノ、置いてます。

コーディネートの中心に持っていきたい一枚

斜めのバイヤス使いがポイントになった、コットンリネン アシンメトリーカーディガン。カーディガンといえば、少し肌寒い日の羽織りものにしたり、日差しの暑い日の日除けに1枚持っていったりと、脱ぎ着しやすいサブのような役割も果たしてくれています。ですが今回ご紹介するのは、ついついコーディネートの中心に持ってきたくなるような、他にはない素敵なカーディガンです。

こだわりの『& 12 Linen』

コットンリネン アシンメトリーカーディガンは、しっかりとした厚みも持ちながらさらりとしているのが特徴。Vlas Blomme（ヴラスブラム）が求める素材感を追求し、何度もテストした結果、コルトレイクリネン12％×オーガニックコットン88％のブレンドにたどり着いたという、こだわりの『& 12 Linen』の生地です。

また、オーガニックコットンは遺伝子組み換えをせず、環境に優しい農法で育てられているので安心してお召しいただけます。生産量が綿花全体の約1%、その中でも希少で品質の良い超長綿スーピマを使用しています。この希少なオーガニックコットンと上質なコルトレイクリネン、それぞれの特徴を生かした安定の着心地をぜひご堪能ください。

コットンリネン アシンメトリーカーディガンは、右身頃の生地をバイヤス（斜め）に配したデザイン。ステッチ入りのクルミボタンやパイピング部分に、オーバーダイの奥行き感のある色合いが生まれ、ホワイトカラーに後染めした製造方法から織り成す、古着のように褪せた雰囲気が魅力的です。

ゆったりしたシルエットでありながらも生地の落ち感が出て、丈が長すぎないので、すっきりと着られます。パンツとスカートどちらにも合わせやすく、シンプルなお洋服を選んでも、カーディガンのさり気ないデザインが引き立ち、お洒落な雰囲気が作れます。正面のボタンを外せば、サイドに動きが出て柔らかい雰囲気に。中のトップスを見せるレイヤードスタイルも楽しめます。

見出されたコルトレイクリネン

2007年にスタートしたVlas Blomme（ヴラスブラム）。ブランド名は、ベルギー・フランダース地方の言葉であるフラマン語で「リネンの花」を意味しています。数世紀に渡りリネン産業の中心地として栄えてきたベルギー・Kortrijk（コルトレイク）のリネンを使用した、ナチュラルかつモードな服を展開し、良質なリネンを求めた末に出来上がった製品はロンドン、パリ、ニューヨークなど、世界のトップレベルの店でも扱われています。

リネンは水に強く、洗うほど糸がカシミヤよりも細くなることで柔らかくなり、風合いを増していきます。使えば使うほど味わいが深くなり、日常の馴染んでいくもの。そんな暮らしに寄り添うリネンの中でも最上級のものを、と探し当てたのがベルギーのコルトレイクリネンでした。コルトレイクリネンとは、ベルギーのリネン紡績工場JOS VANNESTE社の農場で栽培された、その年で最も良い出来とされるフラックスの糸を総称したもの。ベルギー・フランダース地方では、紀元前より多くのリネンが栽培されており、中でもコルトレイクには「黄金の川」と呼ばれるレイエ河が流れ、リネンの製造工程において重要な役割を果たしてきました。穏やかで雨も適度に降る気候がリネン栽培にとって有益となり、地の利を活かした品種を安定して作り続けています。

長年のノウハウにより品質が保たれてきたコルトレイクリネンは、繊維が細く質が高いことで知られています。天然繊維として素朴な表情をもち、丈夫で光沢を見せるのも特徴。コットンやシルクに比べて吸水、発散性に優れ、さらりとした質感で、肌に優しいのも大きな特性です。アイリッシュリネンの原料でもあるコルトレイクリネンは、ヨーロッパでは世界トップの品質を誇るリネンとして高い評価を得ています。