長く愛用出来る折畳み傘が欲しいけれど、なかなかとっておきのものに出会えずに間に合わせの折畳み傘でしのいでしまっている。そんな方はいませんか。 傘は実用品という役割と、ファッションアイテムという側面を両方持っているからこそ、必要に迫られつつも本当に気に入ったものを探したい。KOMIYA(コミヤ)から届いた上質な生地を堪能できる折りたたみ傘は、そんな方にこそおすすめしたいのです。
別名「織都」とも呼ばれる、桐生から届いた生地
こちらの【別注】フォレストジャカード 折りたたみ傘 ネイビー/ブラウンで使用されているジャガード織の生地は、群馬県桐生市で織られたもの。この桐生という地域は、元々麻から布を織る技術を持っており、大陸から養蚕の技術が伝来したことが、桐生で織物文化が根付くきっかけになったと言われています。江戸時代以降は、積極的に京都・西陣の技術を学び、その成長は「西の西陣、東の桐生」と称されるほどになりました。
ジャカード織は、模様を経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸で刺繍のように糸を織り込むことで生地の表面に曲線的な模様を表現できる織り方です。その生地はプリントに比べ立体的で存在感があり、ひときわ華やか。光の当たり方や見る角度によって、様々な表情を楽しめます。糸を先に染めて、職人技で織り上げるからこそ生まれる、贅沢な表情なのです。
マニッシュに持ちたい、ZUTTOの別注傘
今回、ご用意したのはネイビー地にブラウンの草木の模様が美しい、「フォレスト」の絵柄で、どこかインポートの高級傘のような雰囲気です。女性らしい色柄の傘は世の中に溢れているものの、女性がちょうどよく、ハンサムに持てる傘はなかなか出会えないもの。「上質、かつマニッシュな雰囲気のある傘があったなら。」そんな思いで作りました。今回はKOMIYAで実際にメンズとして取り扱いのある傘をサイズダウンして、手元の細かなディテールを女性が持ちやすいように別注したものをご紹介します。
ハンドル部分には、手に馴染みやすく、傘を差している時に安定しやすい「曲がり手元」を採用。素材の籐には焼きを施して風格を高めています。手元の玉留めで傘の露先をまとめれば、濡れた傘を折ることなくまとめられるように工夫されており、まるで長傘のように持ち歩くことも可能。例えば、移動中な建物の中に入るため傘を閉じた後、またすぐ開くことが分かっている時などに便利です。親骨は軽量でサビに強くしなやかなグラスファイバー、中棒にはアルミを採用しており、軽量化と耐久性を両立しているのも嬉しいポイントです。
洋傘一筋、真摯なものづくり
1930年、洋傘・ショールのメーカーとして東京でスタートした小宮商店が展開するブランド、KOMIYA(コミヤ)。創業以来今日まで洋傘一筋、日本にはもうごくわずかになった国産の傘を作り続けています。当時日本の庶民が使う傘と言えば、竹の骨組みに和紙を貼り油を塗った「番傘」が一般的で、 鉄製の骨に絹や綿などの生地を張った「洋傘」は一部の限られた層しか持つことのできない高級装飾品でした。小宮商店はそんな中で、自身の出身地である山梨の甲州織を使った洋傘の製作を始めました。甲州織とは傘やネクタイの生地など、細番手を得意とする「甲州産地」で生産される生地で、古くは「甲斐絹(かいき)」とも呼ばれた歴史と伝統のある織物です。
その後しばらくして、日本は戦争の時代へ突入。 小宮商店でも店舗兼自宅が空襲で焼けたり、物資統制で思うように物が作れなかったりと幾多の困難に見舞われましたが、戦後は焼け野原の中で東日本橋に店舗を再建し、ゼロからの出発で復興に向かいます。昭和30~40年代、日本は傘の生産量・消費量・輸出量ともに世界一を誇っていました。 小宮商店のある東日本橋界隈だけでも70以上の傘屋が軒を連ね、そこには大勢の傘職人がおり、業界中が活気に満ち溢れてました。その後オイルショックやバブルの崩壊を迎え、 傘業界は多くの会社が人件費の安い中国などアジア諸国に製造の主軸を移すことに。活躍の場がなくなった日本の傘職人は多くが廃業に追い込まれ、あれだけあった傘屋も価格破壊が起きたために次々に倒産。今では日本製の傘を作っている傘屋は都内でもわずか数軒に。小宮商店はそんな世間の荒波の中で揉まれながらも、今も傘屋を続けることができています。
どのような時代にあっても 「自社で(自分たちの目の届く範囲で)良質な物を作る」という創業以来の伝統を守り続けて品質を守り、お客様のご要望へ真摯に誠意に相対して信頼を得てきたこと。 常に現状に満足せず、激しい雨に負けない丈夫さや強まる紫外線への対策など、新しい改革的な技術を織り交ぜてきました。そんな歴史背景の中で、守り続けられてきたKOMIYA(コミヤ)の傘。日本製の傘は確かに高価ですが、伝統的な生地や技法を用いた、日本の熟練職人ならではの丁寧な手仕事が感じられる、ずっと使っていたくなる「一生もの」の傘。そんなKOMIYA(コミヤ)の傘と一緒に、雨の街を歩いてみませんか?
サイズ | 開いた際の直径:約94cm
畳んだときの長さ:約41cm 親骨の長さ:約55cm |
重量 | 約347g |
素材 | 生地:ポリエステル100%(桐生産生地)
ハンドル:籐 本体:グラスファイバー(親骨)・アルミ(中棒) |
生産国 | 日本 |
箱有無 | 有(梱包用ダンボール箱) |
Speaking of umbrellas used by Japanese commoners in the early Showa era when Komiya Shoten was established, "ban umbrellas" are generally made of oil-painted bamboo paper with Japanese paper and oil, such as silk and cotton on iron bones. The "Umbrella" was a luxury decoration that only a limited number of layers could have. Under the circumstances, the founder, Komiya Takamasa, began producing a Umbrella using the Koshu weave of Yamanashi, which is his hometown. This is the prototype of KOMIYA's umbrella. Since then I have always been dissatisfied with the current situation, and have interwoven new innovative technologies. Under such historical background, KOMIYA's umbrella has been kept protected. Based on the keywords "quality, trust, reform", we continue to produce "lifelong" umbrellas that you can use all the time as you can feel the polite handicraft unique to skilled Japanese craftsmen.
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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![]() BESPOKE KIRYU WOVEN FOLDING UMBRELLA FOREST JACQUARD(55cm 8rib ) 送料無料対象商品(一部地域除く) |
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