ずっと使いたいモノ、置いてます。

織り方の違いで魅せる傘

梅雨の時期になると辺り一面に広がる紫陽花の花。花びらのように見える｢装飾花」の四角くユーモラスな形を連続パターンに落とし込み、格子柄に見えるようhatsutokiがデザインした晴雨兼用の折り畳み傘です。

糸を立体的に織り込みカットすることで刺繍のような表情を可能にするカットジャガードと呼ばれる手法を用いて、中心に咲く愛らしい花を表現。ちりめんのような凹凸感と先染めならではの色の重なり合い、表裏で違う2通りの表情を楽しむことが出来る、和装にも合う美しいテキスタイルです。

アンティークグリーンはベージュの中にほんのりグリーンを感じる色。傘をさしてみるとなんと内側はパッと明るいコーラルピンクとレッドの間のような色合い。ナイトは着物の帯のようなアンティークボルドーに近い色合いに、内側は「ナイト」の名前の通り、夜空を見上げたようなネイビー。和菓子のような色合いや自然を感じさせる色合いがhatsutokiの手よって奥深く、より魅力的に表現されています。

こだわり抜いた一点物のような存在感

防水加工、UV加工を施していて、軽い雨や紫外線を防ぎます。天気が変わりやすい季節の急な雨にも対応出来る心強い存在なので、春夏のお出かけの必需品としてご用意することをおすすめします。 傘を止めるボタンは、洋服にも使用しているhatsutoki特注の真鍮ボタン。レンズ豆をモチーフにした、ころんとした形が可愛らしく、丸いリングをかけるだけで簡単に留まる仕様になっています。傘の先端も真鍮無垢のパーツ。使いこんでいくうちに徐々にくすみがでて、味わい深い色になります。

日差しの強い日も、こちらの傘でしっかりと紫外線対策を行い、安心してお出かけを楽しんでいただきたいです。日傘は広範囲での紫外線対策ができ、顔まわりの風通しもよいので、快適に過ごすことができます。

自然を題材にデザインされたhatsutokiの傘は、ただ可愛いだけでなく、一本一本にストーリー性があります。お気に入りの柄を見つけ、楽しみながら使用してみてください。頭上に広がるお気に入りの柄を見上げ、何だかワクワクと心も弾みそうですね。

播州織物の新たな可能性

hatsutoki（ハツトキ）は播州織物と呼ばれる織物のブランドです。播州織物は、兵庫県北播磨地区で200年以上の歴史を持つ、綿を中心とした薄手の織物のことで、糸を染めてから織る「先染め」製法が特徴、先染め織物の全国シェア80％を持っている産地です。先染め織物は、各種の色に染めてから織るため、様々な模様を作り出せるという特徴があり、チェックやストライプ、ボーダー、シャンブレーを中心としたシャツ生地の生産に特化しています。 織物の産地は往々にして、大きな川が流れ豊かな水に恵まれている所が多いのですが、hatsutoki（ハツトキ）の生地が生まれる西脇市にも、一級河川の加古川が流れています。豊かな水は織物の発色の美しさを生み出し、その地でなければ表現出来ない色味を引き出しています。
「播州織物の反物を解き、初めて触る感動をそのまま伝えたい」そんな思いからhatsutoki（ハツトキ）は生まれました。トレンドを追い求め均一化された洋服が市場に溢れる現状に対し、どういう想いで、どこでどういう風に作られているのかを伝えながら、肌に心地良い播州織物の素晴らしさを伝えたいという想いがあります。hatsutoki（ハツトキ）の製造を行う島田製織株式会社は80年間、播州織物の地で染色（糸染め）、製径（糸準備）、製織（織り）、仕上げ加工（風合い）の職人と協力して、ただ「良いもの」を一緒に作り上げてきたのです。