Keep it long, treasure it long.

ブラウンラタン×ブラックレザーの辛口ハンドバッグ

綺麗に編み込まれたラタンに、美しいイタリアンレザーのハンドル。木型で成型し、マグネット式ボタンで開閉するタイプの台形のハンドバッグ「籐ハンドバッグ　バンブーハンドル」は、CANDRIA TOMMASO（カンドリア・トマソ）のアイコンと言ってもいいほど。ラタンとレザーに加えて、フラップのつまみとハンドルトップに使われたバンブー素材という、3種類の異素材がこうも自然にマッチしているのは、流石のイタリアのお洒落のバランス感ではないでしょうか。

濃色かごバッグ

これまでご紹介していたナチュラルラタンのボディと比べて、ピリッと、どこかモードな印象にしてくれるのがブラック。ブラックのレザーを使っていますが、メインのボディにブラウンのラタンをあしらうことで、真っ黒にならず、重たく見えない。そしてナチュラルラタンと比べてシックな雰囲気で街歩きにもぴったりなバッグになりました。あえてクロコの型押しは付けずプレーンなレザーをフラップに使ったのは、カジュアルにも使えるよう、エレガントさを控えめにしたかったから。普段カゴバッグを使い慣れていない方にお勧めしたいデザインです。

内側には使いやすい生地張りで、鍵などの収納に役立つ小さなポケットが一つ付いています。開いた時には、マチ部分が底面同様に大きく開くことができ、使いやすさにも定評があります。ロゴがなく、凛とした佇まいのかごバッグは、一つ持っていると便利です。
※スモールサイズのみショルダー紐が付属しています。

イタリアの編み細工の職人の街から

CANDRIA TOMMASO（カンドリア・トマソ）は、1974年ラタン（籐）を使った編み物細工の街として有名なイタリア・モリアーノの町で生まれたブランド※で、その地で匠と賞されたカンドリア・トマソ（トマソ・カンドリア）によって作られました。

オールハンドメイドのCANDRIA TOMMASOのバッグは、天然素材の温もりを感じながらも、卓越した職人技によって完成した工芸的な美しさの両方を持ちます。実用的なバッグでありながら、アクセサリーとも呼びたくなるようなハンドバッグばかりで、編み込まれた籐と牛革の組み合わせから生まれるエレガントで大人を素敵に見せてくれるカゴバッグブランドです。

※中世の時代に華やかな歴史を築いた丘の町モリアーノは、イタリア国内はもちろん、国外からも籐を使った編み細工職人の町として知られる土地です。CANDRIA TOMMASOもまた、1990年以降は、バッグと革製品小物の生産を拡大し、その独創的なデザインと、きめ細やかな仕上がりと強度を持たせたものづくり、手作りでしか成しえない美しさで、2012年にはマルケ州より「芸術的な革製品の名匠」と称されました。

丁寧に作られた、イタリアのかご

CANDRIA TOMMASOのバッグには主に籐と竹が選定されますが、かごのラインや曲線のデザインのアイディアは、もともと家具作りからヒントを得ているといいます。

耐久性・耐水性のある天然素材を使用し、レザーは高級なめし皮の産地で知られるトレンティーノで、最も腕の良いなめし皮職人が行っている良質なものを使用しています。素材は工房にある古い裁断機で細い紐状へとカットされ、木型に沿って細部に渡り丁寧に編み込まれていきます。微妙な力加減で仕上がりの柔らかさも硬さも変わるといい、その編み上げ技術は、熟練した職人だからこそのもの。その手間や職人の少なさから、一日に出来上がる数は極わずかです。

CANDRIA TOMMASOの丁寧に設計された細部に行き渡る独創性溢れるバッグは、職人技を生かした手仕事の温かみも感じることができます。 大量生産品にはない職人的、芸術的美しさを感じるのがCANDRIA TOMMASO（カンドリア　トマソ）のバッグなのです。カジュアルな装いだけでなく、お出かけやドレスアップした時にも幅広く合わせて活躍させてください。