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素材のお手入れ事典「琺瑯」

 

素材のお手入れ事典「琺瑯」

 

目次)

・琺瑯(ほうろう)とは

・素材について

・琺瑯のお手入れについて

困ったときには

・琺瑯の調理道具ブランド一覧

 

 

 

 

 

琺瑯(ほうろう)とは


 

野田琺瑯の調理道具です。

 

琺瑯は、鉄素材にガラスを高温で焼きつけたものです。鉄は保温性に優れて丈夫だけれど、サビが出やすい。ガラスは匂いがつかないけれど壊れやすい。その二つの良いところをとってできているのが琺瑯で、耐久性、保温性に優れ、においがつかない、錆びにくい素材です。琺瑯素材は、保温性に優れている特徴から、身の回りでは、コーヒーや紅茶などの飲み物を入れるポットやティーケトルが一般的に琺瑯素材で作られています。また、調理器具としての鍋やフライパンも、琺瑯素材で作られたものも一般にあります。その他、衛生的であることから、ボウルやバッド保存容器、直火調理できる点でもキャンプ食器にも使われている素材です。

 

 

 

 

素材について


 

どんな素材にもその良し悪しがありますが、琺瑯素材のいいところと難しいところをあげてみるとこのようなことがあります。

 

◉利点

 

❶熱伝導がよく、冷却性にも優れているため、調理に適しています。

❷表面がガラス質のため、細菌が繁殖にしにく衛生的で長く使い続けられます。

❸冷蔵だけでなく冷凍も可能で、食材や料理の保存容器にも適しています。

❹ガスやオーブンなど直火にかけたり、容器をそのまま水を貼った鍋に入れて蒸し物もでき、洗い物を減らすこともできます。

❺酸や塩分に強く、内容物を変化させにくい。そのため、果物を煮込んでジャムを作ったり漬物づくりにも使えます。

❻長く使うことで味わい深さも増し、アンティークのように育つ

❼鉄とガラスでできているため、金属イオンも環境ホルモンも出さずに地球に優しい素材です。

 

▲欠点

 

❶ガラス質の表面が割れたり欠けたりすると修復ができません。

❷急激な温度変化に弱く、急激に温度が上昇した場合には割れることがあります。

❸プラスチック素材に比べて重さがあります。

使い方のトラブルがなければ実用的で用途が広い琺瑯ですが、頑丈とはいえ、ぶつけたり落としたりすると欠けたりするため大事に使いたい道具です。

 

 

 

 

 

 

琺瑯のお手入れについて


 

用途あれこれ

 

・乾物を水戻しする時の容器や、手順よく揚げ物をするために粉や食材を分けて入れたり、調理する食材を分けておいたりするのに便利です。

・直火利用が可能ですので、深さのある琺瑯製品は、茹でる、蒸す、温めるなどができます。

・酸に強いため、マリネやピクルスや魚の漬け保存、ジャムの保存に使うことができます。

・冷凍、冷蔵、オーブン使用ができますので、ゼリーや寒天などの型、グラタン容器にも活用できます。(琺瑯素材のみが可能ですので、木製やプラスチック、ゴムが付属する製品はオーブン使用できません)

・におい移りがないため、常備菜や調味料、料理の残り物の保管に活用できます。(琺瑯にはホワイトボードのマーカーやマスキングテープで、日付や中身の名前を書くことができて便利です。)

・電子レンジ、IHはご使用いただけません。ガス火は使用可能です。また琺瑯のみの材質であればオーブン利用も可能です。

 

野田琺瑯は食品の保存に便利です。

 

洗い方

・台所用洗剤とスポンジ、天然素材のたわしなどで洗ってください。金属タワシや研磨剤の入ったクレンザーの使用は傷がつく可能性がありますのでおやめください。お鍋やケトル類を水を継ぎ足しながら使用すると、カルキが白い粉上に残りますので、内側もこまめに洗ってください。

・食器洗浄機、食器乾燥機には使用しないでください。

・表面を傷つけるため、スチールタワシは使用しないでください。

・鍋ごとつけおき洗いはしないでください。

・衝撃を与えない 落下や衝撃により、表面の破損になる原因となりますのでご注意ください。

 

火にかけるときの注意点

火にかける時は、必ず水分か油分がある状態で調理してください。空焚きは表面のヒビ割れの原因となります。万が一、空焚きをしてしまったら、急激に冷やさず、自然に冷めるのを待ってください。

 

錆を防止する方法

製造上、鉄の切り口となる端、縁部分は釉薬がかかりにくく、また、その他箇所でも焼成時に釉薬がかかっていない部分は、水分や酸、塩分が残るとサビやすくなります。使用後は洗って水気を拭き取り、乾燥させてください。毎日使うこともサビ防止になります。

 

野田琺瑯の製品は長く使うことで愛着がわく道具です。

 

保管方法

湿気が原因でサビることがあるため、保存時には湿気の少ない場所に保管してください。

 

 

 

 

 

 

困ったときには


 

 

◆焦がしてしまったら

1.焦がした鍋にぬるま湯を入れます。
2.大さじ1の重曹を入れ、かき混ぜます。この時金属製の器具ではなく、木製や竹製の傷がつないものをご使用ください。
3.サラダ油を1、2滴加え、2時間ほどおいてください。
4.鍋に火をかけて煮ます。 
5.冷まして中身を捨て台所洗剤で洗います。

 

野田琺瑯のお手入れ方法です。

 

◆欠けてしまったら

残念ながら修復できません。内側の欠けや割れが広がることもありますので、ご使用は控えてください。外側で面積が小さい場合はそのままご使用頂いても問題ありません

 

 

◆錆びてしまったら

残念ながら修復できませんが、素地が鉄ですので、状態によってはご使用を続けることができますが、サビの場合は、これ以上錆びさせないようにしてください。使用後は洗って水気を拭き取り、乾燥させてください。毎日使うこともサビ防止になります。

 

 

◆艶がなくなってきたら

琺瑯素材の経年変化の一つで「メタルマーク」と言われる鉛筆で書いたような灰色の跡がつくことがあります。金属製のカトラリーを使う場合や、調理台や収納棚で底面が擦れる時についてしまうことは否めません。

 

野田琺瑯の調理器具です。

 

 

◆何度か焦げを繰り返して黒ずみがついてしまったら

メラミンスポンジは、洗剤いらずで水だけで汚れが落ちるスポンジです。黄ばみのような軽微な着色汚れはメラミンスポンジで落としてみましょう。ただし、頻繁にメラミンスポンジを使うと表面の艶が損なわれますのでご注意ください。

 

野田琺瑯のお手入れについて

 

 

 

 

琺瑯の調理道具ブランド一覧


野田琺瑯製品

野田琺瑯(のだほうろう)

1934(昭和9)年創業。約90年琺瑯づくり一筋に歩み続けている、日本生まれの琺瑯製品の代表的な会社です。品質の良い、シンプルかつ実用的で、温かみのあるレトロなデザインの琺瑯素材のキッチン用品を数多く作り出しています。現代において、人々の健全な生活を支える時、人間の根源である「食生活」を軸にして見直してみることを大切にしており、多くの料理家や家庭で愛用されている調理器具はどれもロングセラーになっています。

 

BAREBONES(ベアボーンズ)の商品一覧

BAREBONES(ベアボーンズ)

アメリカ生まれのBAREBONESは、日常に取り入れられるアウトドアスタイルデザインをコンセプトに、生活を営むうえで本当に必要なものに着目し、調理器具やガーテニングアイテム、照明器具など創設以来徐々にそのラインナップを広げています。生活に根ざした、デザイン性にも機能性にも優れたBAREBONESのアイテムは、創業者のまっすぐな理念と深い想いが込められています。

 

FALCON(ファルコン)の商品一覧

 

FALCON(ファルコン

イギリスの起業家、ジョー・クレイナーにより1920年に創業を開始した、琺瑯食器メーカーのFALCON(ファルコン)。イギリスの伝統的なパイ料理を作る際、耐熱性と耐久性があり、またテーブルにそのままサーブ出来る食器を求めた結果、琺瑯という素材に辿り着きました。一時は経営危機に見舞われながらも、地道にデザインの改善を実施し、時代にあわせた人々の好みに応えられる製品を生み出しています。

投稿者: ZUTTO編集部 日時: 2023年04月10日 19:52 | permalink

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