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麻を着て、眠る理由。リネンパジャマの心地よさ。

By ZUTTO バイヤー担当 in 眠る — 2026.08.26
麻を着て、眠る理由。リネンパジャマの心地よさ。
女性特有のほてりがあって、季節を問わず軽やかな寝具を選んでいるという方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。私も、真冬以外はそのひとりで、このパジャマの企画に至りました。真冬だけは布団でしっかりと防寒しながら、パジャマは麻の一枚でさらりと、というのがいつもの組み合わせです。
そんな夜、身にまとうものをひとつ変えるだけで、眠りの感覚が変わることがあります。今回ご紹介するのは、フランス産リネン100%の糸で仕立てた、オリジナルのリネンパジャマ。エアコンの冷えた風から肌を守りながら、汗や湿気による寝苦しさもやわらげてくれる一枚です。
フレンチリネン パジャマ フランス産リネン100%
L'Essentiel
  • フランス産リネン100%、60番手糸のなめらかな生地
  • 寝汗をすばやく吸って、発散してくれる自然の機能
  • 締めつけの少ない、ゆったりとしたシルエット
  • 大きめのボタンで、着替えがしやすい
  • 洗うたびに、柔らかく気持ちがいい風合いに
Chapitre 01 — Confidences
エアコンの夜、気づいたこと
Confidences
「夏はエアコンをつけっぱなしで眠るのが、我が家ではすっかり当たり前になっていました。以前はTシャツにパジャマズボンという組み合わせで、朝方に肌のべたつきで目が覚めてしまうことがよくあったんです。そのまま朝一番でシャワーを浴びる日も少なくなくて。それが、上下ともリネンパジャマに変えてみたら、あのべたつきがなくなって。同じ室温、同じエアコンの設定なのに、朝までさらっとした状態が続いていました。」
それがリネンという素材そのものが持つ性質というので、やっぱりリネンは好きだと思いました。
Chapitre 02 — Le Lin
麻に、涼を教わる。
そもそも、リネンとは
パジャマの品質表示によく見かける「麻」という文字。実は麻にはいくつか種類があり、衣類に使われるものの多くはリネン(亜麻)かラミー(苧麻)のどちらかです。人が最も古くから育ててきた植物のひとつともいわれるリネンは、ヨーロッパで昔から衣類や生活の道具に使われてきた、長い歴史を持つ繊維です。
触れた瞬間のひんやりとした感覚
麻の特徴のひとつが、生地に触れたときのシャリッとした、あのひんやりとした感覚です。天然の繊維の中でも麻は熱を伝えやすく、肌に触れるとすっと涼しさを感じやすいのだそう。この感触が、寝苦しい夜のパジャマにちょうどよく寄り添ってくれます。
フランス産リネン100% 60番手糸の生地アップ
汗を、そっとひきうける力。
リネンの吸水性は、綿の約4倍ともいわれています。水分を素早く吸い込み、また素早く手放していく。汗ばんでも肌にまとわりつきにくく、乾きが早いのはこの性質によるものです。スタッフが感じた「べたつかない」という感覚も、きっとこのあたりから来ているのでしょう。
麻の、扱いやすさ。
繊細そうに見えて、実はリネンは驚くほど扱いやすい繊維です。天然繊維の中でも特に強く、水に濡れるとさらに強さを増すという性質を持っているため、ご家庭の洗濯機で気負わずに洗っていただけます。乾きも早いので、洗濯から袖を通せるようになるまでの時間も短くて済みます。さらにリネンは水となじみやすい性質から、皮脂や汗の汚れも落ちやすく、抗菌性も高いため衛生的。特別な手間をかけずとも、日々の暮らしに自然となじんでいく一枚です。
この生地を織っているのは
今回の生地を手がけているのは、滋賀県で80年以上、麻という一本の糸に向き合い続けてきた滋賀麻工業。琵琶湖の東側、湖東と呼ばれるこの地域は、琵琶湖から生まれる霧と、山々に囲まれた盆地特有の湿度の高さから、古くから麻織物の産地として知られてきました。乾燥に弱く、切れやすい麻糸にとって、この湿った空気はまさに好条件。鎌倉時代から600年以上、途切れることなく麻と向き合ってきた土地なのだそうです。
農閑期の冬、地域の家々に機織り機を持ち込んで内職をお願いしながら、一枚、また一枚と生地を織り継いできた、静かな手仕事の歴史があります。科学的な加工にできるだけ頼らず、天然繊維そのものの力を生かすものづくり。その姿勢は今も変わらず、この生地にも息づいています。土地の気候と、長い年月をかけて磨かれてきた技術。そんな背景を知ると、袖を通す一枚が、少し特別なものに思えてきます。
Chapitre 03 — Les Détails
見えないところの、仕立て。
フランス産60番手糸の、なめらかな肌あたり
細い糸で織ることで、麻特有の張りをやわらげ、肌にやさしく寄り添う生地に仕立てています。
ゆったりとした身幅で、寝返りを妨げない
体にぴったりとしたパジャマは、寝返りのたびに生地が引っ張られてしまうもの。少しゆとりを持たせることで、寝姿勢を変えても窮屈さを感じにくくなっています。
寝汗をかいても、肌から離れてくれる
リネンの持つ吸放湿性の高さが、ここでも活きています。寝ている間の汗を、肌にまとわりつかせません
大きめのボタンで、着替えがすこやかに
眠る前も、目覚めてすぐも、指先がまだぼんやりとしているもの。そんなときでも留めやすいよう、ボタンは少し大きめに作っています。
ご家庭の洗濯機で、気負わずお手入れ
普段づかいの洗濯機で洗っていただける、実用的な一枚です。
リネンパジャマ ボタンと身幅のディテール
Chapitre 04 — Rituel du Soir
眠る前の、小さな支度。
締めつけの少ないパジャマは、体をやさしく解放してくれます。血のめぐりがよくなり、自然とリラックスした状態で眠りにつきやすくなるといわれています。
人はひと晩に20〜30回ほど、寝返りを打つのだそうです。寝返りには血行を促したり、寝床の温度や湿度を整えたり、体の歪みをやわらげたりと、いくつもの役割があるといわれています。ゆとりのあるパジャマは、その自然な動きの邪魔をしません。
そして、天然繊維である麻は、吸水性にも通気性にも優れた素材。眠っている間の汗や蒸れによる不快感を、そっと引き受けてくれます。
夜、パジャマに着替えるという何気ない行動も、実は「これから眠ります」という体への合図のようなもの。毎晩同じ支度を重ねることで、心と体が少しずつ、眠りのモードに切り替わっていくのだといわれています。
Chapitre 05 — Le Temps Qui Sublime
洗うほどに好きになる
リネンは、洗濯を重ねるごとに繊維がほぐれ、やわらかさと風合いを増していく素材として知られています。実際に着てみて、これは本当だと思いました。最初の頃より、今の方がずっと肌に馴染んでいて、着るたびに「気持ちいい」と感じます。日本の四季を何度もくぐり抜けて、少しずつ柔らかくなっていくリネン。年月が経つたびに、心地よさが増していく一枚なのだと思います。
フレンチリネンパジャマが、眠りの時間を、少しでも心地よいものに変えてくれますように。
フレンチリネン パジャマ上下セット

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