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お祝いの席におもてなしに、銘々皿をめいめいの使い方で選ぶ。

 

 

茶碗や汁椀、メインディッシュ用のお皿に比べると必ずしもなくてはならないものではないけれど、あるとなにかと出番の多い小さめのお皿。それが今回ご紹介する銘々皿です。あらゆる使い方ができて便利な銘々皿は、お気に入りとこだわりのセットを用意しておくと、来客用にお茶とお菓子をお出しするのにはおもてなしの心が伝わり、料理の取り分けには華やかさが加わるもの。

 

今回は購入が後回しになってしまいがちな縁の下の力持ちにスポットライトを当て、お祝いの席に使えるお皿から、日常で活躍するお皿まで、様々なサイズの銘々皿の魅力をご紹介します。

 

 

 

 

 そもそも、銘々皿とは?

 

銘々皿(めいめいざら)はその名の通り、めいめい(=それぞれ、ひとりひとり)の使い方で楽しめるお皿です。

 

お菓子を出すため、料理の取り分けのため、薬味入れとして、アクセサリー入れとして。使い方は発想次第、おもいおもいに使いやすい片手に乗るサイズ感が、一つ持っていると活躍機会の多い理由です。

 

ー目次

 どんなものが銘々皿と呼ばれる?

 サイズで選ぶ、銘々皿とその使い方

  ・直径7cm - 漬物やフルーツ、お酒のつまみの盛り皿として

  ・直径9cm - 醤油やポン酢などの薬味入れに

  ・直径10cm - 和食の取り皿として万能に使うなら

  ・直径14-14.5cm - スイーツの盛り付けにぴったり

  ・直径15cm - 煮物など汁気のあるおかずの盛り皿に

  ・直径18cm - ナイフを使って食べる料理の取り分けにも

  ・直径20cm - 朝ごはんの盛り付け、ワンプレートランチに

 ちょっと変わった銘々皿の使い方

  ・アクセサリー入れとして見える収納に

  ・コースターとして使ってみる

  ・汚れに強いお皿を石鹸トレイに

 

 

 どんなものが銘々皿と呼ばれる?

 

よくイメージされるのは、来客時にお茶菓子を入れるお皿としての銘々皿です。

 

 

サイズに明確な規定はありませんが、取り分け用に使える程度の大きさの小皿が銘々皿と呼ばれることが多いのだそう。印象的には大体15cmほどのお皿です。

 

ところで、銘々皿も小皿の一つであるならば、敢えて銘々皿と呼ぶ理由とはなんなのでしょうか?それには、上質なお皿を指す言葉であるからだという説があります。銘々皿が主に活躍するお祝いの席やおもてなしの席では、作法が大切になるのは多くの方がご存知のことですが、ただの「小皿」ではなくかしこまった呼び方での「銘々皿」のほうが、美しく品のある聞こえのように感じさせられます。こういった具体的な理由はわかっていないけれど、認識として上品、という感覚は婉曲表現の多い日本語ならではと言えそうですね。

 

 

銘々皿の定義とは細かく決まっていないだけに、和風、洋風、素材も様々で、形も自由。どの銘々皿にも決まって言えることは、品のあるお皿である、ということです。

 

高台皿/KOSEN

▲縁起のいい梅の花をかたどったお皿も銘々皿。モダンな柄ですが、伝統ある色鍋島の器です。

 

 

豆まめ皿・ねこ/輪島キリモト

▲中には猫の形をした銘々皿まで。小ぶりなサイズなので、ピアスの置き場にも良いですね。

 

 

 サイズで選ぶ、銘々皿とその使い方

 

使い方やシーンも様々な銘々皿。お茶請けに使えることはわかるけれど、他にどんな使い方があるの?という悩みにサイズごとの使い方をご提案します。

 

▼直径7cm

GOSU 小付(小鉢)5客セット/GOSU

 

 

まずは小さな7cmの銘々皿。深さがあるので小付として活躍するGOSU 小付(小鉢)5客セットのおすすめは漬物やフルーツ、お酒のつまみの盛り皿としての使い方です。大きさとしてはこれくらい。

 

 

汁気のあるものも収まりの良い深さですので、取り皿というよりは盛り付けとして活躍することが多くなる器です。大きなお皿にも乗せられる小ぶりなサイズ、色の濃淡が違う5客セットということを考慮すると、それぞれに味の違うディップソースを入れて野菜スティックをいただくのにも良さそうです。

 

小さいので並べて使っても圧迫感がなく、複数の薬味を使いたい時にも活躍します。ブランド名、GOSUの由来は、古くから染付などの磁器に使われている青い顔料、呉須から。美しい青の濃淡を活用し、薄い青は色の薄い食材や和食を引き立て、濃い青になるに連れて鮮やかな食材や洋食と様々なメニューの盛り付けにもぴったりです。

 

 

GOSUは、全ての器に「濃み(だみ)」と呼ばれる技法を用いています。専用の濃み筆にたっぷりと呉須を含ませ、滴り落ちる絵の具の量を指先で調節しながら細かく塗り進めていく技法のことで、吸水性の高い素焼き生地に美しく仕上げていくのは至難の業。青い色の美しさをじっくりと堪能してください。

 

 

 

3寸丸皿 4枚セット 網/HORITSUKE

 

 

平たい9cmの銘々皿は、漬物や醤油、ポン酢など、汁気のある薬味入れにぴったり。ほりつけ、というブランド名から分かる通り、彫りの陰影が美しい器です。丸くて小ぶりなうつわの形には縁起の良い「網」をモチーフにした模様が入れられ、昔から日常的に使われてきた古典的なものをリデザインすることで使いやすさも重視されて作られました。

 

1300年の歴史を持つ瀬戸焼は、長く日本の人々に親しまれた焼き物で、「瀬戸に作れない陶磁器はない」と言われるほど高い技術力が受け継がれています。その瀬戸の地で長年うつわの原型となる型作りを手がけてきたHORITSUKEというだけあって、一見シンプルな器にみえても派手すぎずそれでいて個性を発揮するお皿です。

 

 

白に陰影だけで模様がつけられていることから、薬味の色がとてもよく映えます。和洋どちらの食材を乗せるのにもよいですが、和食でいうとわさびの緑、たくあんの黄色もパッと明るく、いつもより美味しそうに見える器です。

 

 

 

銘々皿5客セット 三寸丸 染付瓢箪/上出長右衛門窯(かみでちょうえもんがま)

 

 

 

和食の取り皿として、総合的に使いやすいのがこちらの銘々皿。漬物、小付、薬味、どれでも入れやすく、取り皿にも盛り皿にもちょうど良いサイズ感です。料理を乗せると絶妙な配置で描かれた手書きの瓢箪が料理の横から覗き込むように見えるのが愛らしく、取り皿としてつい選びたくなるデザイン。

 

手書きなので、瓢箪の絵は形や色の濃淡が異なっています。長く使っていると、一見同じ柄でもこれは娘、これは旦那、とそれぞれがお気に入りの器になっていくのかも。人の手の愛情がこもったお皿は、そんな楽しみ方もできるから素敵ですよね。

 

 

瓢箪は末広がりの形から除災招福や無病息災を願うお守りなどにも使われてきた縁起の良い柄で、お祝いの席にもぴったり。来客があった時には、お寿司を入れて並べて談笑しながら食べる。お祝いの華やかな席で料理を取り分けて食べる。笑顔の溢れるシーンがよく似合う、素敵な銘々皿です。

 

 

 

日本で4.5寸皿と言われるのがおよそこのサイズ。大きさもあり、取り皿としても選ばれやすくなる大きさです。

 

ぎやまん陶 四・五寸皿/カネコ小兵製陶所

 

まるで菊の花のように広がる縁起のいい器。カフェでスイーツが乗っているのを見かけたことがある!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それもそのはず、このお皿はガラスのような透明感ある質感と漆器を思わせる深みのある風合いで、美を追い求めた末の傑作とも言われ、国内だけでなく海外の有名ブランドでも販売されたり、ベルサイユ宮殿でのパーティーに使われたりと、非常に人気の高いお皿なのです。

 

そういったわけで、和洋問わず美しく乗せられるのがぎやまん陶 四・五寸皿。縁は少し盛り上がっているので、汁気のあるものの取り分け、盛り付けにも便利な形です。銘々皿らしく、お茶菓子を乗せるのにも最適なうえ、3時のおやつにも気軽に取り出して使いたい、日常的に活躍するお皿と言えるでしょう。

 

 

▲家族で揃えて持つなら、セット品がおすすめです。ぎやまん陶シリーズはその人気から小鉢に大鉢、デザートセットとサイズ展開も豊富。同じデザインで揃えて統一感のある食卓も素敵ですね。

 

 

 

PRIME 4.5寸皿/ZOA

 

こちらは和に振り切った優美なお皿。絵付け職人による総手描きの絵皿で、物語性と奥行きを感じる筆使いで、まさに和皿がもつ温もりや、柄のゆらぎでさえ唯一無二のものとして特別な印象を与えてくれます。

 

油シミが付着しにくいという磁器の特性、器の深さ、リム部分の持ちやすい形から、こちらに乗せるのは汁気のあるおかずの取り分けに良さそうです。リム部分は親指を引っかけやすく、柄が描かれているので料理を乗せた姿までも楽しめる器です。和の雰囲気漂うお皿は、花瓶と並べて和室の装飾としての器にも良いかもしれませんね。

 

 

 

 

復刻 なます皿/李荘窯(りそうがま)

 

なます皿は深さがあるので、煮物などの汁があるおかずでも盛り付けが簡単。かつ銘々皿としてもちょうどいいサイズ感から昔はどの家庭にも人数分あって、盛り合わせた料理の取り皿として頻繁に使われてきたお皿です。

 

 

大輪のお花が咲いていたり、愛らしいメダカが泳いでいたりと、豊かな食卓を彷彿とさせる絵柄が揃っています。こういった豪華なお皿が食卓に並ぶとやはり華やかさが違ってきますので、お祝いの席や楽しい食事会用に持っていると大活躍。

 

肉じゃが、おでんなどの煮物、手羽元などの高さのある具材、鍋の取り分けにと、来客だけでなく日常での使用シーンの多いお皿です。取り分け皿として以外にも二人暮らしであればこのお皿に二人分入れてシェアするのも良さそうなサイズ感ですね。

 

 

 

 

 

麻の糸 プレートS ペアセット/白山陶器

 

縁に麻の糸が巻かれたように見える毎日使いのシンプルな器。特徴的なデザインなのに、決して食材よりも目立とうとはせず、落ち着いたセピア色の麻模様と、すっきりとしたインディゴの麻模様とが、食材をより美しく魅せてくれます。

 

大きさのある料理の取り分けにもよいですし、スイーツを乗せたり朝ごはん用のプレートにもおすすめできる程よい大きさです。

 

馬の目皿/HORITSUKE(ほりつけ)

 

模様を彫刻刀で掘ることで大胆で重厚感のあるデザインへと仕上がった器。インパクトがあり、和風とも洋風ともジャンル分けできない唯一無二の印象のあるお皿に乗せると、どんな料理でも美味しく見せてくれます。

そんな馬の目皿には、トーストにケーキ、ローストビーフなど小ぶりなものを乗せると縁の模様が際立ってより美味しそうに見える器です。サイズはこれくらい。

 

 

平らなので、ステーキやパンケーキなどナイフでカットする食材を乗せるのに向いています。バングルや腕時計などの大きめのアクセサリー置き場としても素敵な馬の目皿です。

 

 

 

Kakudo ディッシュ/高橋工芸

 

陶器、磁器、ガラスと素材も様々な銘々皿。こちらは木製で、丸くないデザインに少しひねりがあるおしゃれなお皿です。銘々皿としては大きめのサイズになりますが、ステーキなど塊の大きな料理や、パスタなど幅を取る洋食の取り分けにはこのくらいのサイズがぴったりなのです。

 

ウォールナット製の洋風なお皿に載せるのであれば、パンやサラダ、目玉焼きとベーコンの朝ごはんの盛り付けも素敵です。何を乗せてもおしゃれなカフェで出てくる料理に見せる魅力のあるお皿で、上で紹介したGOSUの器と一緒にワンプレートランチにも良さそうです。

 

 

 

 

 

 ちょっと変わった銘々皿の使い方

 

ここでちょっと変わった銘々皿の使い方をご提案。銘々皿の使い方は食材を入れるだけではありません。いろいろな使い方が楽しめるサイズのお皿は、例えばこんな使い方をしてみてはいかがでしょうか?

 

▼アクセサリー入れとして使う

 

 

抜群の安定感と程よいサイズ感はアクセサリーの置き場にもぴったり。専用のケースやピアススタンドなどの保管場所を持たなくても、お好みの銘々皿に乗せておけばインテリアに合うデザインを選ぶ幅が広がります。特にお気に入りのアクセサリーは箱で隠してしまうより、見せるインテリアに変えてしまう方が、愛着が深まりますよね。

 

 

 

 

 

 

平らな銘々皿であれば、コースターとして使ってみるのも良いかもしれません。こちらのKAMI シャーレは、重ねれば入れ子になり、大きいサイズを逆さまにすれば蓋として使うことも出来ます。小皿として使う他、コースターとして使ってもOK。ちょっとしたインテリアを乗せて飾ったり、小さな小物の収納に使うのにも素敵です。

シリーズのKAMI Glass フリーを一緒にお使い頂けば、スパイスや角砂糖などを入れて食卓やキッチンに並べておくという使い方も。

 

 

 

 

 

汚れがつきにくく洗いやすい磁器、陶器製のお皿は、石鹸トレイにもなります。こういったデザインをインテリアに取り入れてみると、一風変わった素敵な洗面所に。発想を変えながら使い道を考えていくのも銘々皿の楽しみの一つと言えるかもしれません。

今回は、KAHLERのURSULA オーバルプレート 180サイズを使用。一番小さいサイズですが存在感のあるお皿ですね。

 

食卓のメインで使うお皿でないだけに後回しになってしまう銘々皿選びですが、いろいろな使い方を知るとお皿の魅力がより見えてきます。お祝いのシーンが多い春には料理の取り分けなどで特に出番が多くなりますので、手に入れておくとやはり便利。この先何年も愛用できるお気に入りの銘々皿を見つかりますように。

投稿者: 福井 日時: 2023年03月31日 11:00 | permalink

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