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子どもにも地球にも優しい。植物由来のプラスチックから作られる子どものための食器、iiwan。

 

離乳食から使えるようにと出産のお祝いとして選ぶことも多い、子ども用の食器。ご自身のお子さんやお孫さんが使うものと同様に、大切な方のお子さんへの贈り物は安全で安心なものを選びたいと思う方が多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、原材料選びからこだわった、子どもにも大人にも使いやすい食器。「食材に安心な素材を選ぶように、小さな子どもの口に触れる器も安心して使えるものがいい。」作り手のそんな思いが形になっています。

 

 

原料はとうもろこし!?

 

子どもの食器にも大人同様、木や陶器など色々な素材がありますが、子どもが不意に床に落としてしまうことや、毎日の食器洗いのことを考えると、特に離乳食が始まったばかりでまだまだ不慣れな赤ちゃんとお父さんやお母さんには、軽くて壊れにくいプラスチック製は中でも使い勝手の良い素材と言えるかもしれません。

 

その一方で、特に小さなうちは器やカトラリーを噛んでしまうことも多く、そんなときにふと、この器の素材はなんだろう?と考えることがあります。そのような場面で、一番素材のことがよくわからないというのがプラスチックでもあるのではないでしょうか。

 

 

 

通常、原油を熱して精製される「ナフサ」を使って作るプラスチックですが、iiwan(イイワン)の器は植物由来。とうもろこしからできています。とうもろこしから、と言ってもそのものを砕いて使ったりするのではなく、とうもろこしに含まれるデンプンに乳酸を加え、さらに乳酸発酵させるという化学プロセスを経てできる素材「ポリ乳酸樹脂(PLA)」を100%使用しています。PLAは製造過程で添加剤(BPAやBPSなど)を使用しないため、有害物質を含まない、植物由来成分だけで作られるプラスチックなのです。

 

 

こちらが原材料のPLA。とうもろこし粒5gから2gのPLAができるのだそう。

 

PLAは「乳酸」が主成分で「乳酸」はヒトの体や食品にも多く含まれているため、人体に害のない素材。さらにiiwan(イイワン)では、使用しているとうもろこし素材は遺伝子組み換えによる健康に有害な物質が含まれていないか厳しく検査もしており、安全性に最大限配慮しています。

 

また、PLAは水と二酸化炭素を吸収して育つ植物から作られ、さらに石油由来のプラスチックとは異なり生成中に二酸化炭素の排出量が少なく、使用後は土に埋めて分解することができることから、地球にも優しい素材とも言われています。

 

 

なめらかな仕上がりの秘密は手仕事に

 

 

おちゃわんの金型(自社製造の金型)を調整しているところ

 

プラスチック製品というと機械でどんどん出来上がっていくイメージがありますが、iiwan(イイワン)の食器には職人さんのの手が加わっています。

 

 

金型に樹脂を流し込んで作るプラスチック製品は、形の制約があったり、仕上がりに鋭利な部分が見られたりということは製造上やむを得ないことでもあるのですが、iiwan(イイワン)では、仕上がったものは1点1点確認し、子供が触れるところは手作業で全て丸くしています。それにより滑らかな手触りと、安全で優しい形が出来上がっているのです。

 

 

 

カラーは天然鉱石由来

 

今回ご用意したのはこちらの4色。

 

この柔らかく優しい色は、天然鉱石によるもの。通常、石油系着色剤・塗料で色づけされることが多いですが、iiwan(イイワン)の食器は、着色剤まで天然のものにこだわっています。きれいに染まった材料をさらに原料と混ぜて薄め、ほどよくやさしい色合いに調整して出来上がり。加工前の素材自体を色づけしているため、お子さんが噛んでしまっても、塗装のように剥がれてくる心配がありません。

 

メーカーさんに聞いてみました

 

 

子どもブランドiiwan(いいわん)を展開しているのは、愛知県新城市の株式会社豊栄工業。1970年の創業以来、金属加工のメーカーとして多種多様な製品の試作や金型製作等に携わってきました。

 

自身の子どもに食器を探した際、摩耗したり匂い移りしてしまう木製よりも、割れる心配がない丈夫なプラスチックの食器をファースト食器にと考えていましたが、当時海外では、石油系プラスチックやその添加剤によって有害物質が検出されることを危惧し、ベビー用品については安全性基準をさらに一層厳しくする動きがありました。「プラスチックは丈夫で便利で何にでも安心して使える」という時代ではなくなりつつあったのです。そんな時、当時新素材だった、とうもろこし(デントコーン)のデンプンに乳酸を加え、乳酸発酵させてつくられる安全なプラスチック、ポリ乳酸樹脂(PLA)と出会います。PLAは厚みや深さのあるアイテムの製造が難しく、試行錯誤の末、5年の開発期間を経て、ポリ乳酸製品を耐熱化、軽量化、薄肉化する多様な射出成形技術群の開発に成功。安全性が高く強度もあり、自身の子どもにも使わせたい食器、iiwan(イイワン)ブランドがスタートしました。

 

子どもの食器を選ぶ上でのポイントはなんでしょうか?

 

第一に、安全性。そして、赤ちゃんが使いやすいこと、大人が楽で心地よく使えることが大切です。これらはiiwan(イイワン)が大切にしている価値観でもあります。

 

iiwan(イイワン)では上に記載した植物素材の素材や形の安全性に加え、大人も心地良く使えるようにという点も配慮し、電子レンジや食洗機OKの機能性も備えつつ、大人と一緒の食卓になじむ、シンプルでやさしいデザインにしています。

 

 

他にも食器の表面をマットにして汚れを落としやすい質感にしたり、食器の底に水切りをつけることで洗浄後に乾きやすい仕様にしています。iiwan(イイワン)は、ベビー食器でありながら生活に溶け込むシンプルさと合理的な設計が魅力です。そしてものづくりに真摯に取り組んできたからこそ誇れる品質があります。

 

 

子どもはもちろん、それを使う大人も使い勝手が良いというのは、特に毎日が慌ただしい離乳食時期にはとても助かるポイントですね。強度はどうでしょうか?

 

幼児用食器には「落下強度」に対する基準や規制がありませんが、iiwan(イイワン)では世界最高基準の安全性を目指して、欧州の規格※に適合する食器になるため、改良を重ねてきました。※欧州では、日本に比べて赤ちゃんの安全に対する意識が高いために、プラスチック製幼児用食器に関する検査基準があります。ただし、欧州でも試験が必須ではありません。

欧州規格試験に「1.2Mの高さからコンクリートへ4方向から5回ずつ落下させる。」というものがあり、こちらもクリアしています。通常の家庭の食事シーンではまずない光景ですが、強度も十分に備わっています。

 

電子レンジや食洗機は使えますか?

 

はい、どちらもお使い頂けます。耐熱温度は140℃(カトラリーは120℃)です。

 

 

今回はZUTTOでは食器セットと、ファーストスプーンがセットになったもの、2種類をご用意しています。ファーストスプーンと食器セットのスプーンの違いは何でしょうか?

 

ベビー食器 ギフトセット ファーストスプーン付き

 

食器セットのスプーンは子ども自身も使うことを想定して作られていますが、ファーストスプーンは、離乳食をはじめて口にする赤ちゃんのために作られたもので、離乳食スタートの頃はひとり座りができない赤ちゃんもいるため、大人が離乳食スプーンを安定して持てるようにと、使う大人にも使いやすいということを考慮して作られています。赤ちゃんの小さな口に入れたときに無理なく入る小さなサイズと薄さで設計することで、異物感にイヤな気持ちを抱いてしまわないように配慮しました。

 

 

 

もう一つのポイントは柄のカーブ。大人がこぼさないように離乳食を運ぶとき、口に入れる部分と手が直線になります。 柄の長さやカーブで距離をもたせることで、大人の手が赤ちゃんの顔に近づきすぎず、視界がひらけるので安心感があるようにしました。

また、食器の表面はアクリル同等程度の表面硬度がありますので、丈夫で歯跡が付きにくくきれいな状態が保てます。

 

お子さんやお孫さんへ、大切な方への出産祝いのギフトに。安心安全なiiwan(イイワン)の食器です。

 

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投稿者: 森 日時: 2021年08月02日 14:46 | permalink

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