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おいしい玉子焼きを簡単に。中村銅器製作所の銅製玉子焼き鍋

 

 

ZUTTOで人気の高い中村銅器製作所の玉子焼き鍋は、四角形が特徴的な玉子焼き専用の鍋。使い始めはピカピカとした銅と内側の錫が美しく、使い込んでいくと味わい深い見た目へと変化していきます。

でも玉子焼き「専用」と耳にするとなんだか少し贅沢なもののようにも感じますね。玉子焼きはもちろん一般的な丸いフライパンでも作れますし、専用鍋を揃えるまで必要性があるものなのだろうか、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

それでも多くの方に選んで頂いている理由には、銅が持つ性質を活かした作りにあります。中村銅器製作所の玉子焼き鍋を実際に愛用しているスタッフとともに、銅鍋の魅力を詳しく見ていきます。

 

 

均一に熱が広がり、長持ちする銅鍋

 

 

左は関西型・右は関東型の玉子焼き鍋

 

 

銅鍋の大きな特徴に「熱伝導率の高さ」があります。どういうことかというと、火にかけた際に「すぐに」「均一に」熱が広がるという性質。つまり、素早くムラなく熱を通したい食材、まさに薄く綺麗に巻きたい玉子焼きには持ってこいの素材なのです。熱ムラが起きにくいことから、どこか一部だけが焦げ付いてしまうという心配もありません。

 

 

内側は錫が焼き付けてあります

 

食材が鍋にくっつくことなく使える便利なテフロン鍋などは、使い続けて1年もしてくると徐々にその効果が薄れ、最終的には買い替える必要が出てきます。比べて銅鍋の場合、正しい使い方、お手入れをしてすれば何年も使い続けることができます。この「熱伝導率」と「長持ち」の2つが銅鍋の最大の魅力なのです。

 

 

3年目の銅鍋で実践、玉子焼き

 

では、実際に玉子焼き鍋を愛用しているというスタッフとともに、銅鍋の使い方と魅力を見ていきます。

 

 

こちらはスタッフが使い始めて3年目になる玉子焼き鍋。「新品の綺麗な鍋を見た方からすると、ちょっとびっくりする見た目かもしれませんね」という鍋は、新品の鍋に比べると、全体が色濃く変化しているのが分かります。

 

スタッフが玉子焼き鍋を購入したきっかけは、丸いフライパンで玉子焼きを作ると、どうしても玉子が広がって平べったくなってしまい、美味しそうに出来なかったという悩みから。さらに築地のとある店で、銅鍋で作った玉子焼きを食べる機会があったそうで、その玉子焼きがびっくりするほどふわふわと美味しく、忘れられなかったことも理由だと言います。現在、鍋を使う頻度は週1、2度。玉子焼きを作る際は、必ず使用。それではそんなスタッフに実際の使用感を訊いてみましょう。

 

 

ポイント1・鍋を油にならすこと

 

 

 

ー玉子焼きを作る上で大事なポイントに、「玉子が鍋にくっつかない」という点があると思います。銅製の玉子焼き鍋は、くっつきませんか?

 

使い始めて3〜5回くらいは、玉子を巻こうとした際に鍋肌にくっついて、ぼろぼろになってしまうことがありました。でも、その後はまったく心配ありません。あの最初の頃が我慢の時だったのだなと思います。

 

 

ー玉子がくっついてしまったのは、なぜなのでしょうか?

 

私が行った築地のお店(先述)では実際に玉子焼きを作っている様子を見られたのですが、その際、料理人さんが玉子を鍋に流す前に逐一油を擦り込ませていました。つまり鍋の表面に油の膜を作り、玉子がくっつかないよう、滑らかに広がるようにしていたんですね。自分で作ってみて、鍋を油に馴らすことが何よりも重要なのだと気がつきました。

さらに鍋が十分に温まっていない場合も玉子がくっついてしまう原因になるので、鍋を火にかけて油を入れてすぐに玉子を流すのではなく、手をかざすと十分熱を感じられるくらい温まるのを待ってから、玉子を流すことも大事です。

 

 

 

まだ油が馴染んでいないうちは、作り始めだけでなく、玉子を流す前に逐一油を馴染ませるのがおすすめ。キッチンペーパーに油を含ませ、鍋肌を擦ります。

 

 

ポイント2・温まったら、弱火がおすすめ

 

ーほかに銅鍋を使う上で気をつけていることはありますか?

 

火加減だと思います。正直好みもあると思いますが、私は弱火をおすすめします。というのも銅鍋はとにかくすぐに熱が回るので、うっかりほかの鍋のように中火以上にすると玉子が焦げたり、鍋が非常に熱くなって危ないです。

手順としては、鍋底からはみ出ない程度の火にかけ、すぐに油を馴染ませます。鍋が温まったら、その後は弱火で十分。弱火でも溶き玉子を注ぐと「ジューッ」と音がするくらい熱くなっています。

 

 

 

銅鍋は熱が均等に行き渡るので、適度な火力で作ると色ムラの少ない綺麗な玉子焼きができます。何回か実践してみると、ちょうど良い火加減がわかると思います。

 

 

くるくる巻ける楽しさ

 

実際にスタッフが玉子焼きを作る様子はこちら。あまり手先が器用でないというスタッフでも、この通り、玉子がくっつくことなく綺麗に作れました。

 

 

 

口が喜ぶ玉子焼き

 

 

玉子焼きは家庭によって味付けが変わる料理。塩のみでシンプルにしても良いし、砂糖を入れた甘めの味も美味しい。さらに出汁でじんわり広がる味も日本料理らしく好まれます。

味付けは様々でも、銅鍋で作った玉子焼きに共通するのは「ふわふわ感」。口あたりが優しく、ふんわりと玉子本来の味が口の中に広がる食感は、他の鍋で作ってもなかなか味わうことができません。丁寧に、できれば玉子を薄く巻いていくと綺麗に美味しく仕上がります。

 

 

番外編・もう一品に、簡単炒め物

 

 

玉子焼きを作るための鍋としてご紹介してきた玉子焼き鍋ですが、ちょっとした炒め物にも使うことができます。鍋のサイズが小さいため、一人分のお弁当用のおかずがもう逸品欲しいときや朝食用の一品を作る際に便利。炒め物を作ったら、キッチンペーパーでさっと全体を拭いてそのまま玉子焼きを作る、ということもできますので、時短にもなり、洗い物も減らすことができます。

なお、銅鍋で調理する場合、食材には火が通りやすくなっています。炒め物の際にも焦げ付かないよう火加減にお気をつけくださいね。

 

 

初めて玉子焼き鍋を使う前に。最初の油ならしの仕方

 

玉子焼き鍋を初めて使う前には、以下の手順で油ならしを行ってください。

 

 

1) 鍋の7分目くらいを目安に食用油を注ぎます。

 

2) 鍋を弱火〜中火にかけます。油の表面がゆらゆらと揺れて、少しぽこぽこと泡が出るくらいがちょうど良いでしょう。内側の錫は高温だと溶け出してしまいますので、火加減にご注意ください。

 

3) 4〜5分そのまま煮立たせます。火にかけている間は鍋から目を離さないようにしてください。

 

4)火を消し、少し冷まします。油は油ポット等に移してください。鍋表面はキッチンペーパー等で油を擦り込ませてください。この状態で使用が可能です。

※熱した後は鍋が非常に熱くなっていますのでお気をつけください。

 

 

玉子焼き鍋のお手入れ方法

 

玉子焼き鍋を長く使うためには、使用後のお手入れが重要です。以下の点に注意して、長くご愛用ください。

 

・使用後はすぐにお湯と柔らかいスポンジで鍋全体を洗ってください。

※鍋の内側を洗う際は食器用洗剤は使わないでください。洗剤を使うと油膜が落ちてしまいます。

※クレンザーや硬いたわしで擦りますと内側の錫が傷つきますので、必ず柔らかいスポンジを使ってください。

※食材を鍋の中に残した状態で放置すると、サビの原因になります。

 

・洗浄後は乾いたふきんで簡単に水気を取り、コンロで10-20秒ほど弱火にかけて全体の水気を飛ばします。

※長時間の空焚きは錫引きが溶け出しますので絶対にしないでください。

 

・完全に乾燥したら収納してください。なお使い始めなど、油がまだ十分に馴染んでいない場合は、油を鍋肌に馴染ませた後に収納してください。

 

 

▽中村銅器製作所 玉子焼き鍋はこちらから

投稿者: ZUTTO編集部 日時: 2020年04月01日 11:00 | permalink

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