開催中のao(アオ)ガーゼウエア受注会。これからの季節にぴったりの柔らかく優しい素材で作るベーシックなアイテムだからか、アイテム違いで購入してくださったり、色違いで揃えてくださったり、とても好評で嬉しい限りです。
今回の受注会の準備をするにあたりZUTTO社内のao(アオ)愛用者にヒアリングをし実際にアイテムに触れたりしましたが、その良さを一番理解し実感しているのはやはりaoの洋服を作っている方々。よりリアルで説得力のある愛用者の方々に自慢の愛用品を持ち寄っていただき、お気に入りポイントや「着続けるとどうなる?」「日々のお洗濯はどうしてる?」など、気になることを色々とお聞きしました。
今回お借りした、ao社員さんの愛用品たち。
愛用アイテム:なめらか天竺 プルオーバー(栗)
愛用歴:5年
▲こっくりとしたカラーの「栗」
「改めて愛用歴を意識してみると、そんなに着ているんだと自分でもビックリです。
なめらか天竺 プルオーバーは身幅がたっぷりあるので、気になる体のラインをかくせるのが嬉しいです。リニューアルして袖が少し長くなったので、その分着れる時期が長くなって重宝しています。」
▲合わせやすい「留紺」
「私はこれ一枚で着ることが多いですね。新潟は肌寒い季節が長いので首元が緩いハイネックになっていることもあって、結構な頻度で手に取ってしまいます。あとは、aoのベストと合わせてもかわいいので、たまに重ね着もしていますね。」
▲「銀鼠」。春らしい、淡く優しげな色合いです。
「本当ですね!自分では気が付かなかったですが、こんなにゆったりとしてきたんですね。でも生地が”ダルッと伸びた”という感じはなくて、二重ガーゼの結束している箇所の詰まりがゆったりとしてきた結果なんだろうなと思います。
なめらか天竺プルオーバーは1日着ると袖口などゆったりしますが、お洗濯するとまたシボがよみがえって形は戻ります。でも、恐らく数年着るうちにそれが解けてくるイメージです。本当に着込んだ一枚で写真に納められて恥ずかしいですが、日々共に過ごした証なので、ぜひ皆さまにも育てて欲しいです!」
愛用アイテム:なめらか天竺 バナナスパッツ(墨黒)
愛用歴:3年
「脚のかたちに沿うようにダーツを取って、少しカーブしたシルエットになっているのでバナナスパッツと名付けています。私はシーズン問わず愛用していて、主にワンピースの下に穿いています!あと、冬はバナナスパッツの上にロングパンツを穿くと寒さも全然大丈夫です。ちょっとゴワついたパンツだったらむしろ内側の接触を滑らかにする目的でバナナスパッツを穿くくらいです。」
▲日除け対策にも使える、目立たない「白鼠」
「綿のスパッツって膝あたりが伸びやすいイメージなんですが、バナナスパッツは足首に向かって細くなっているデザインなので、膝から下は1日中無理なくピタッとしていて違和感なく穿けるんです。
ワンピース+バナナスパッツのスタイルが好きなんですが、ソックス無しで靴を履いた時にスパッツがダルッと落ちてこなくて良いですよ。」
脚部分の内側にタックが2本。これがひざ下を細くしていくためのポイント。
「あとは、お尻周りの工夫を知って欲しいです。(小声で)お股のところ・・・一枚接ぎが入っているので全然食い込まないんです。生地自体結構伸びるので締め付けることなく、でもお尻周りが立体的に出来ているのが楽に穿ける理由なんだと思います。」
愛用アイテム:なめらか天竺 ロングスリーブTシャツ(黒)
愛用歴:5,6年
「比較的体にフィットするので、重ね着にも使えると思って着始めました。ガーゼ素材だから吸水性と通気性が良くて汗をかきにくいですし、かいたとしても着た状態でも比較的早く乾きます。あと二重ガーゼになっていることで真冬でもインナーとして着るととても暖かいですよ。暑がりなので夏は着ないですが、春秋はこれ一枚、冬はセーターの中にこれを着ています。」
「着心地以外だと、色がしっかりとした黒色だというところが気に入っています。定番色で合わせやすいですし、黒がピリッときいているので大人っぽく、だけどリラックスして着たい時に選んでいます。
もう5,6年着ていますけど色褪せもさほど無くて優秀アイテムです。新品との比較を見ても、首まわりが全く伸びていませんね。」
※愛用品の方は内側の首のテープは白ですが、今回販売している別注品は黒です。
愛用アイテム:なめらか天竺 クルーネックカーディガン(深緋)
愛用歴:5ヶ月
「屋内外での体温調節の時には欠かせないですよね。軽くて柔らかいから持ち運びにも便利ですし、夜の寒さを考えるともう一枚あった方がいいかな、と不安な時にはカバンの中にポイッと入れておけば安心できる存在です。
ボタンを全部留めてプルオーバーのように着るとまたイメージが変わって良いですよ。」
「カーディガンに限らずですけど、aoの洋服は生地が重なる部分のストレッチ性を高くして体を動かしやすく考えられているので、肩周りの窮屈さや締め付けが無く着ていて楽なところだと思います。」
5ヶ月の愛用でも、なめらか天竺特有の、斜めの「シボ」の出方にも変化が。愛用品の方がシボが落ち着いていて、生地がゆったりとしています。
▲今回の受注会の人気は「常盤」。新緑を感じさせる、晴れやかな色。
ふんわり、しっとりと柔らかいなめらか天竺の風合いを長く保つために、洗濯の時に気を付けるべきことはあるのでしょうか?日々愛用している皆さんに聞いてみましょう。
「普通に洗濯機で洗って(縦型洗濯機・ドラム式洗濯機どちらもOK)問題ないですが、
・洗濯ネットに入れること
・アクロン、エマールなどの中性洗剤をおすすめしていること
・干す時にはハンガーではなく可能な限り平干しに近い状態で乾かすこと
がポイントです。ただ、本当に全部を平らに置ける場所ってなかなか無いので、例えば竿やハンガーに二つ折りにした状態でかけたり、もし竿が2本あればその2本をまたいでかけるなどしてください。他には、ハンガーを2本使いして、Mの字を作るように干すのも良いと思います。」
▲2本の竿にかけています。
「吊るした状態で干すと、トップスは肩の部分がピーンッてなってしまうので形を保つためと、あと生地を伸ばさないためにもハンガーはあまり使わない方がいいですね。ただ、実はハンガーに掛けるのも手間なので、竿にポンと置くだけでいいから逆にありがたかったりします。また、縮んでしまうので乾燥機は使わないようにしてください。」
「なめらか天竺の素材へのこだわりをお伝えすると『じゃあ手洗いで大事に洗わないと』と仰る方もいらっしゃいますが、扱いがあまりに大変になってしまうと続かないですし負担になってしまうので、ちょっと気を付ける程度で問題ありません。」
数多くあるaoの素材の中でも「気付くとなめらか天竺ばかり着ている」と語る社員さんたち。それだけ素材としての肌触りも、洋服としての着心地もお墨付きなのだなと感じるインタビューでした。それぞれに愛用品の経年変化を拝見しましたが、毛羽が立つことで柔らかさになっているもの、少し伸びたことで自分好みにゆったりと着られているものもあって、長く使うことへの良いところを実感できたことが大きな収穫です。体型や使い方、使用頻度、洗い方、干し方で大きく変わってくる「その後の姿」なので一概には言えませんが、自分だけの変化というのは洋服に関しても同じなのだなと思います。
また、代表の五十嵐さんがインタビューの中で、「気に入って使い続けてくださる方々が同じものをまた買いたいと思った時に、提供し続けられるブランドでありたい」と仰っていました。変化が多いファッション業界の中で売り続けられる定番品を確立することはとても難しいことだと思いますが、ao(アオ)の洋服はそういった次元にあるものなのだなと強く感じるとともに、ZUTTOとしてもその一端を担い続けられることを嬉しく感じました。
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