ずっと使いたいモノ、置いてます。

心ときめくカラーと着回し力

すっきりとしたデザインの中に、どこかフェミニンな雰囲気のあるリネン セーラーカラーシャツ。前は丸衿、後は小ぶりのセーラーカラーという変形デザインのシャツですが、控えめでさりげないサイズ感の衿なので、ベーシックなシャツのように着回しが楽しめます。まだ少し肌寒さが残る冬から春に変わる時期には、ニットや長袖プルオーバーをレイヤードして、暖かい春を迎えたら一枚で主役に。前を開けて羽織としても使えるので、オールシーズン活躍します。リラックス感漂うVlas Blomme（ヴラスブラム）のシャツは、忙しい日々の中でも優しく寄り添ってくれるような、そんな温かさを感じます。

こだわりのポイント

一見シンプルにも見えるリネン セーラーカラーシャツですが、衿の変形デザインをはじめ、さりげないデザインポイントが散りばめられています。台衿のあるセーラーカラーなので、重ね着をしても衿が潰れることなくしっかりと立ち美しいです。ゆったりとした身幅のリラックスシルエットには、背中にあるタックで後ろ姿に立体感を持たせています。ヨーク下のハンガーループもデザインのアクセントに。なだらかな曲線を描くラウンドカットの裾は、上品でやわらかな印象を与えてくれます。どんなボトムスとも相性が良く、ウエストインとアウトを使い分けることでコーディネートの幅が広がるので、自然と手に取りたくなるシャツとして出番が多くなりそうですね。

素材は、コルトレイクリネンの極細番手糸を最適な打ち込み本数で織り上げたVlas Blomme（ヴラスブラム）のオリジナル定番生地。しっかりしているのに柔らかく、上品な艶感があるのが特徴で、着たり洗ったりを繰り返すうちにさらに柔らかく、ヴィンテージリネンのような雰囲気に育っていきます。
とても軽く、さらりとしたリネン特有の素材感で暑い日も快適に着ることができ、程よい透け感もあって涼しげな印象を与えます。リネンは吸湿性、放湿性に優れているので、春夏はもちろん秋冬もインナーとして活躍する、オールシーズン使用できるシャツに仕上がっています。

見出されたコルトレイクリネン

2007年にスタートしたVlas Blomme（ヴラスブラム）。ブランド名は、ベルギー・フランダース地方の言葉であるフラマン語で「リネンの花」を意味しています。数世紀に渡りリネン産業の中心地として栄えてきたベルギー・Kortrijk（コルトレイク）のリネンを使用した、ナチュラルかつモードな服を展開し、良質なリネンを求めた末に出来上がった製品はロンドン、パリ、ニューヨークなど、世界のトップレベルの店でも扱われています。

リネンは水に強く、洗うほど糸がカシミヤよりも細くなることで柔らかくなり、風合いを増していきます。使えば使うほど味わいが深くなり、日常の馴染んでいくもの。そんな暮らしに寄り添うリネンの中でも最上級のものを、と探し当てたのがベルギーのコルトレイクリネンでした。コルトレイクリネンとは、ベルギーのリネン紡績工場JOS VANNESTE社の農場で栽培された、その年で最も良い出来とされるフラックスの糸を総称したもの。ベルギー・フランダース地方では、紀元前より多くのリネンが栽培されており、中でもコルトレイクには「黄金の川」と呼ばれるレイエ河が流れ、リネンの製造工程において重要な役割を果たしてきました。穏やかで雨も適度に降る気候がリネン栽培にとって有益となり、地の利を活かした品種を安定して作り続けています。

長年のノウハウにより品質が保たれてきたコルトレイクリネンは、繊維が細く質が高いことで知られています。天然繊維として素朴な表情をもち、丈夫で光沢を見せるのも特徴。コットンやシルクに比べて吸水、発散性に優れ、さらりとした質感で、肌に優しいのも大きな特性です。アイリッシュリネンの原料でもあるコルトレイクリネンは、ヨーロッパでは世界トップの品質を誇るリネンとして高い評価を得ています。