ずっと使いたいモノ、置いてます。

職人の手によって生み出される、サブバッグ

お洒落をしたい時に持ちたい、お気に入りの小さめバッグを皆様もお持ちではないでしょうか。そのサイズから、必要最低限の荷物でバッグは一杯になり、外出先で荷物が増えて困ってしまうこともあると思います。そんな場面で、さっと取り出してたっぷり物が入る、丈夫なサブバッグがあったら心強いです。しかし、よく街で見かけるサブバッグは軽くてコンパクトな機能面ばかりが重視され、軽いけれど生地がペラペラでいかにもエコバッグと感じるものだったり、重たい荷物を持つと形が大きく変形して持ち手にもストレスがかかったりと、不便に感じられることも。なかなかお洒落に使える理想のサブバッグには出合えないのが現状でした。

ＺＵＴＴＯでは日本のレザーバッグブランド・vasco（ヴァスコ）にお願いをして、比較的重い荷物にもストレスなく使える、男女兼用、大人のためのサブバッグを作りました。

ナイロンとレザーハンドルでヴィンテージ風に

撥水コットンナイロン 2WAYトートバッグは、軽やかで丈夫なナイロンコットンを使用しています。大正元年、福井県に創立された生地メーカーによる雰囲気のある生地です。古くは奈良時代から織物が生産され、明治時代には国内屈指の織物生産地として国内外に認知されていた福井県は、現在ではナイロン、ポリエステルなどの合成繊維織物が主力の信頼できる産地。今回使われているナイロンコットン生地は、ナイロンの光沢感と強度、コットンの柔らかさと温かみを併せ持った風合いのある素材で雰囲気のある表面感を持つ、シャンブレー調が魅力です。

更に、軽くて丈夫なこの生地にレザーハンドルと真鍮のバックルでアクセントをプラスし、単なる脇役におさまらない存在感とムードの漂うトートバッグに。レザーはvascoの職人が手で染め上げており、ヴィンテージのような風合いが感じられます。革の染色、カットと組み立て、縫製と仕上げまで一貫して東京・中野にあるvascoの工房で行われており、まさにMADE IN JAPANの細やかな手仕事とこだわりが感じられる一品に仕上がりました。

手提げ・肩掛けに使いたい2way

形状はA4ファイルが飛び出ない縦長サイズ。マチは底にだけ付いており、入れるものによってバッグの形が大きく崩れないようになっています。忘れてはならないのは、大きめの内ポケット。縦約21cm×横約20cmなので、スマートフォンやパスケースなどはもちろん、コンパクトなタブレット端末や、手帳やメモ帳なども収納可能なほどのサイズ感。出し入れの頻度が高いものは、メインバッグから出し入れするよりもサブバッグからの方がスムーズにできそうです。急いでいる時などにこぼれ出る心配がないように、ポケットは少し深めに設定しています。

レザーハンドルは長すぎると持ちにくいので、少し短めに設定。でも腕を通しても持てる長さで3段階で調節が可能です。ショルダーは光沢感のあるナイロンテープで、あえて1本のみにし肩掛けができる絶妙な長さにしました。トートバッグのショルダーは通常2本ありますが、肩にかけるとその2本が落ちてこないように気を使いその都度かけ直す手間がありました。ならば最初からショルダーは1本にして、ある程度太めのものにすることで肩への食い込みも減らしつつ1本だけに集中した方がストレスがないと考えたのです。

カラーはシャンブレーとグレージュの2色。シャンブレーは真っ白ではなく、少しだけグレーがかった使いやすいカラーでブラウンのレザーハンドルを合わせました。グレージュは濃いグレーとカーキを混ぜたような柔らかい雰囲気でブラックベルトを合わせて全体的なトーンを抑えました。自分の普段使いのレザーバッグや革靴の色に合わせて選んでも良いですね。ハンドルのレザー部分と、真鍮の金具は使い込むほどに風合いが増してきます。贈り物にも喜ばれ、様々なシーンで、さっと広げてたくさん活躍させて欲しい思いを込めた、サブバッグです。