ずっと使いたいモノ、置いてます。

粋な絞りをまとう

買ったけれど、結局使っていないスカーフがあるとしたら、自分にとって巻きにくいスカーフを選んでしまったということもあります。

スカーフは、紫外線から肌を守ったり体温調節にも役立って使い慣れると便利なアイテムです。首にきゅっとコンパクトに巻いたり、ヘアアクセサリーにもバッグチャームにもなる使い勝手の良さです。有松鳴海絞りの落ち着いた色合いは派手すぎず、独特の美しい滲み模様が主張しすぎることなく、程よいアクセントに。万能さを再発見していただきけるアイテムですので、使いやすいシンプルなモノトーンのタイスカーフをご紹介します。

最近、こうした細長いものも見かけるようになったのも、正方形のスカーフが苦手という方にも取り入れやすさもあるのかもしれませんね。複雑な巻き方、整え畳む必要もなく、ネックレスのように手軽です。

首元からヘアまで自由自在 - 小さくても頼れるスカーフの実力

シルクは天然繊維の中でも特に滑らかで、肌に触れても刺激が少なく、ツヤっと心地よい感触です。独特の美しい光沢は装いを格上げしてくれる効果もあるので、Tシャツなどのカジュアルな服装でもスカーフを取り入れるだけで一気に上級者の雰囲気が出ます。また、落ち着いた色合いの中にある絞りの滲みの美しさを感じるsuzusan（スズサン）のスカーフは、母の日や誕生日プレゼントにもおすすめです。

「有松鳴海絞り」を纏う

一点ものとしての縁を感じるsuzusan（スズサン）のシルクツイル絞り染めタイスカーフ。見て、触れて、知ることで惹かれる有松鳴海絞りは、一人一芸と言われ、一枚の布に広がるその手業で生まれる柄はまるでインスタレーションのように布の上に広がります。また、「まだら絞り」とは、一枚の生地をシワを寄せながら丸め込み、糸で強く均等にくくり上げて染める技法のこと。下絵が無いところから柄の出方を手の感覚だけで仕上げるため、一つとして同じ柄はない、唯一無二の布が出来上がります。こうした職人による手作業には時間と手間が必要ですが、その丁寧なものづくりを知ることで、より一層大事にする気持ちが生まれ、愛着の湧くものとなるのです。

農民の知恵から世界ブランドへ

愛知県の東海道が近い松林の生い茂る土地で、当時移り住んできた農民たちが生計を立てるために何かできないかと始めた、有松鳴海絞り。江戸時代から400年以上にわたって受け継がれ、今では「SHIBORI」として世界から高い評価を受けています。

この有松鳴海絞りを一過性のブームではなく、永続的な価値として根付かせようと誕生したのがsuzusan（スズサン）。有松鳴海絞りを家業とする「鈴三商店」の5代目が、2008年にドイツ・ブリュッセルの地で立ち上げたブランドで、伝統的な染めと絞りの美しさと現代的なデザインとを融合した製品を世に送り出しています。

400年以上続く伝統工芸をこれからも世界へ

400年の歴史の中で、身近な日用品の手ぬぐいから浴衣へと発展した有松鳴海絞りを、世界へ発信していくために作られたブランドがsuzusan（スズサン）。文化の異なる日本と海外、変化していく時代に、ものづくりを継承しながらも伝統に囚われず、新しいデザイン、新しい素材と融合させて様々な製品づくりに取り組む有松鳴海絞りのブランドです。

suzusan（スズサン）は、手に取る誰もが長く愛用できるものを目指し「トレンドにならないタイムレス」「国や地域を選ばないボーダーレス」「男女の差をなくすジェンダーレス」「ファッションやインテリアを超えたカテゴリーレス」「時と場所を選ばないオケージョンレス」「年齢を問わないジェネレーションレス」の6つの理念をもとに、有松鳴海絞りを取り入れた日本の歴史を感じる製品で、暮らしの中で活き、馴染むものを作ります。
有松絞りの歴史と、使い手に寄り添うものづくりを感じる美しいsuzusan（スズサン）のスカーフは、本質を見極め、上質を求める目上の方などの贈り物にもおすすめです。