ずっと使いたいモノ、置いてます。

袖がない自由度

綺麗な発色とふんわりと柔らかな雰囲気のシャギーベスト。そのふわふわとした特徴は、アザミの花の棘を使って、掻いて空気層を作るというニットの表面加工の技法で生まれた防寒防水のための名作。ニットの本場シェトランドでも年々、製造できるファクトリーが減少しているシャギーセーターを、今の時代に合わせた形で選んだベストです。

シャギードッグのふわふわと優しい雰囲気と、防寒のために掻き出し生まれたという空気の層は、ただ可愛いだけでないきちんとニットの役割を果たします。安価なものではありませんが、ものづくりのこだわりは他と比較する必要がない価値を感じるShetland woollen co(シェトランドウーレン)です。

今の時代にちょうどいい

暖冬が多い冬は、ニットでのおしゃれを楽しむ機会が少なくなっているけれど、やっぱり季節の素材は楽しみたいとその良さに気づきました。セーター以上に長い期間着用でき、冬らしさと暖かさを得ることができる実用性は今にちょうどいい選択です。

また、袖がないことで生まれる自由さもベストのいいところです。セーターでは時に上着を羽織ると袖周りが厚みでぱんぱんになってしまい、窮屈で腕が動かしにくいということもありますが、その心配は無用です。細身のコートでも、ダウンジャケットでも、ブルゾンでも、アウター選びに制限がありません。お気に入りのアウターを諦める必要がない、それもベストの魅力です。

秋冬のボトムやアウターに使いやすい色もよし、ダークトーンの多い方は、明るくなる一枚をお選びください。ストロベリーシャーベットは淡いピンクとミルク色の糸でキュートな色、色鮮やかな発色の良さを特徴とするシェトランドセーターですのでピスタチオなどの明るい色もおすすめです。

シャギードックの愛称発祥

気象条件が厳しく、過酷な自然環境のシェットランド諸島に住む人々が、自らの生命を守るため、古くから愛用してきたのがシェットランドセーター。Shetland woollen co(シェトランドウーレン)は、スコットランド北部、シェットランド諸島の羊毛の産地のファクトリーです。

Shetland woollen coでは、1970年代から製造し、自社ブランドの専門店としても存在していまし、現在もシェトランド諸島で静かに稼働しています。高品質で伝統的な製法のニットを昔も今も変わらぬクオリティで生産を続け、世界的に愛される老舗となって、ロンドンやマンチェスターのセレクトショップなどから注目されているブランドです。

老舗のこだわり

シャギーセーターの発祥といえるShetland woollen coは、効率的なホールガーメント製法のニットではなく、パーツで編んでリンキングでつなげていく昔ながらの製法を続けています。全く継ぎ目のないシームレスに編み上げたシェットランドニット。一般的にホールガーメントでは脇部分の編みが甘くなりがちですが、つなぎ目部分の強度が高いのが、Shetland woollen coです。

糸は、1798年から続くスコットランドの紡績工場J.C.RennieのSupersoft Shetlandの糸を使用しています。J.C.Rennieは、昔ながらの技術で紡績を行い、厚くて弾力とソフトな肌触りの生地を製造している工場で、世界各国のブランドに素材提供を行う技術と信頼があります。

また、一般的にシャギードッグの起毛は、アザミ(スコットランドの国花)の実での1〜2回の起毛作業を行うところが多くありますが、Shetland woollen coでは2倍の3〜4回行っているため、ふんわりと保温性を高める空気層が作られています。シャギーセーターを選ぶならShetland woollen coのこだわりは間違いないブランドです。

暖かい贈り物に

糸から製品づくりまで全てがシェトランド島で行われている正真正銘のシェトランドセーター。流行に左右されずに長く着ることができるベーシックな形と軽くてストレスのない快適な着心地に、シャギーベストの特徴を十分に発揮した暖かさがあります。
長く愛用したい定番の一着となってくれますので、家族や大切な方への冬の贈りものにもお選びください。心温まる贈りものになる逸品です。