ずっと使いたいモノ、置いてます。

永く愛されるコート

移り変わる流行の中で変わらず愛される定番の形、装飾的な要素を必要最低限に留めた洋服ほど、その仕立ての美しさや生地の質がものをいいます。Worker's Nobilityのトレンチコートも例に漏れず、生地は高密度に織り上げたパナマ織のコットン素材。構造としてはステンカラーコート（バルマカーンコート）ですが、前身頃と後身頃が一枚の布で構成され、建築を学んだブランドデザイナーの個性が宿っています。

着る人に寄り添う

トレンチコートという名前ではあるものの、前下がりになるよう折り返した襟はステンカラーコートの特徴。肩まわりはゆとりがあり、男女問わず着られるサイジングです。アームから袖口にかけて緩やかに絞ってあることですっきりと着ることができます。

一般的なコートは前身頃と後身頃を別々の型紙から作って縫い合わせますが、Worker's Nobilityのトレンチコートは前身頃と後身頃が一枚の布から仕立てられていて、立体裁断ならではの着る人に寄り添う美しいシルエットが特徴的なコートです。生地は厚みのあるパナマ織で、どことなく素朴な風合いのコットン生地に合わせたのは、美しい表情の貝ボタン。直線的なデザインでありながら建築に精通するデザイナーならではの立体感もあり、不思議と目に留まるような雰囲気を持っています。

春や秋は軽やかに羽織り、冬になったら重ね着をして。裏地付きで見た目以上に暖かい点も使いやすく、トレンドに左右されない美しい佇まいです。ボタンの開け閉めで変化をつけたり、襟を立てたり抜いたり。コートに袖を通す一人一人の個性や好みをすんなりと受け入れてくれ、寛容性すら感じます。ぜひ様々な着こなしをお楽しみください。

伝統工芸が息づくデザイン

Worker's Nobilityは、建築を学んだデザイナーによる立体裁断で作られた美しいシルエットを、バスクの民族衣装を手掛ける伝統職人の確かな技術でひと針ひと針、仕立てられます。素材には、オランダやスペインから調達された上質な天然素材だけを使用し、余分なボタンやパーツを省いたミニマルなデザインは全て本来の美しさを引き立てることを重視し、素材調達から製造まで透明性のあるプロセスで、着る人と作る人をつないでいるブランドです。

厳選された素材とものづくり

2017年、Zuriñe Gurpegiによって創設されたWorker's Nobility（ワーカーズ ノビリティ）。「洋服づくりは高貴な仕事」という信念のもと、スペイン北東部の小さな村ムズキを拠点にしたブランドです。年に2回の展示会で必要な分だけを作る姿勢は、「すべてにおいて100％天然であること」というブランド理念とともに作られます。
10年後も着られる普遍的なデザイン、品質の高さ、オリジナリティ。Worker's Nobilityを選ぶことは、時代に左右されない美しさと自分自身の価値観を大切にすることのようで、実際にそうした方に選ばれている洋服だと感じます。

シンプルながらも洗練された佇まいのWorker's Nobility（ワーカーズ ノビリティ）。一枚の服に秘められた背景を知ることで、着る喜びと自分自身をも大切にしたくなる特別な一着になるブランドです。