ずっと使いたいモノ、置いてます。

スパイスのようなバッグ

バッグを選ぶとき、「収納力」や「形」だけで考えてしまうことが多いですが、長く使い続けるなら「気持ちよく持てるかどうか」も大事な着眼点です。手にしたときの質感や、肩に掛けたときの軽さ、そして色が変わらず自分のスタイルに寄り添ってくれる安心感。それらが毎日の「また使いたい」に繋がります。

新しくご紹介するのは、顔料で仕上げたメタリックカラーのレザーバッグ。素材は定番のHALLIE（ハリー）とは異なる特徴を持つ、LUSTRA（ラスタ）です。豚革が持つ色ムラやシボを抑え、発色の美しさと耐久性を両立した仕上がり。汚れに強く色落ちもしにくいので、気兼ねなくお使いいただけます。上品なメタリックカラーは、コーディネートのポイントに。季節問わず選びやすいカラーリングです。

使いやすいサイズ、ポイントになるメタリックカラー

私たちの生活に馴染みのあるレジ袋をモチーフとしたレジブクロ。見慣れた形もレザーを使うことで、いつものレザーバッグとは違う、どこかポップな雰囲気も感じられるバッグに仕上がりました。おさんぽや旅行時の必需品入れだったり、いざという時に便利なサブバッグとしてちょうど良いサイズ感のバッグです。

LUSTRA ミニレジブクロは、その名前の通りレジ袋と同様にマチが折りたたまれた作りになっていて、多少厚みのある物も収納できます。500mlペットボトルやA5サイズが入る大きさで、長財布やハンカチ、キーケースなどの必需品だけを持ち歩きたい時に便利。荷物を入れていない時はペタンとしているので、本物のレジ袋のようにクルクルと折り畳んでサブバッグとして持ち歩くことも可能です。サブバッグというと、ナイロンや簡易的なものも多いですが、レザーのサブバッグであれば、きちんとした場面でも躊躇なく使えますね。

ピッグスキンの新しい提案、LUSTRA/ラスタ

LUSTRA（ラスタ）は、RENと長くお付き合いがあり、信頼する東京都墨田区のタンナーで作られたレザーです。豚革の表面に顔料加工を施すことで、つるりとした触感が生まれ、滑らかな仕上がりに。顔料仕上げは革の表面に膜を形成するため、均一な色合いと高い耐久性につながります。豚革特有の毛穴やシボ、色むらを目立たなくなり、一般的なレザーよりも経年変化は少なめ。発色の美しさを長く楽しむことができつつ、汚れにも強いので、日常使いに最適です。

RENの定番素材であるHALLIE（ハリー）は、豚革本来の表情や質感を大事にしたもの。生きていたときにできた傷や色ムラがある革も、個性のひとつとして作られた素材です。一方でLUSTRA（ラスタ）は、HALLIE（ハリー）とは異なる方向から豚革の魅力を提案する素材。利点とは引き換えに、革本来の自然な表情は抑えられますが、美しい発色や滑らかな質感は、HALLIE（ハリー）とはまた違った角度から、毎日のコーディネートに寄り添ってくれます。

くったりとした革の袋を下げているようなデザインで、ユニークな形のLUSTRA ミニレジブクロ。ぎらぎらしすぎないメタリックカラーは、カジュアルな装いだけでなく品よくまとめたいシーンまで、幅広く活躍してくれます。

REN定番のピッグスキン「HALLIE」で作られたものはこちら

新たなスタンダードを作り上げる

東京・蔵前にアトリエを構え、素材選定・型紙製作・プロトタイプ製作の全てをデザイナー自ら行うことで、一貫したコンセプトを大切にしているREN（レン）。新たなスタンダードを創造していくという意思のもと、既成の言葉ではない透明感のある澄んだ響きをブランドネームに掲げて、2005年にスタートされました。革のキズや色ムラ、シワなども天然皮革の証として、そのような部分を無駄にすることなく製品づくりを行っており、つや出しや顔料乗せといった最終工程を経ずに仕上げられた、革本来の質感を存分に味わうことのできることを大切にしています。素材の特性を見極めながら、洋服にマッチする質感と体に馴染むフォルムを追求した、トレンドに左右されないシンプルなデザインを展開。革本来の質感を活かしたナチュラル感がありながら、モードな雰囲気も併せ持つ、肩の力が抜けたファッション性が魅力的です。