ずっと使いたいモノ、置いてます。

普段の料理も丁寧に整えられた印象に

白磁とは異なる、落ち着いたアースカラーが食卓に穏やかな表情を添えるLyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）のRHOMBE Earthシリーズ。自然の中にある土や石を思わせるやわらかな色調は、料理の存在感を引き立てながらも主張しすぎず、日々の食事にすっと馴染みます。シンメトリーなレリーフ模様が生み出す陰影は、光の当たり方によってわずかに表情を変え、普段の料理も丁寧に整えられた印象にしてくれます。

ひし形を意味する「RHOMBE」と名付けられたシリーズは、1960年代のアーカイブデザインをもとに再構築されたもの。リム部分には中心から外側へ放射状に広がる、アーティチョークを思わせるような繊細なレリーフが施されています。装飾を抑えた端正なフォルムは機能美を感じさせ、時代に左右されることなく使い続けられる佇まい。Earthシリーズでは、この象徴的なレリーフが、ホワイトとは異なる色の深みとともに際立ちより立体的に映し出されます。

シンプルさと美しさ

Earthシリーズの色合いは、Marble、Clay、Moss、Slateといった自然由来のトーンで構成されており、料理の色を邪魔せず、素材そのものの魅力を引き出します。これらの色はコペンハーゲンを拠点とするデザインデュオ Stillebenによって選ばれています。Stillebenは、Lyngby Porcelaenとこれまでも協業を重ね、ブランドの持つ造形やレリーフを、色という要素から丁寧に読み解いてきました。このシリーズでは、すべてのサイズに同じ4色を展開するのではなく、器の大きさや用途に合わせて色が選ばれているのも特徴。シリーズで揃えたときにも単調にならず、自然なリズムが生まれます。

ディナープレートは、21cmと23cmの2サイズをご用意しました。21cmのプレートは、朝食のトーストを乗せたり、大きめの取り皿として日常の食事で出番が多いサイズ。23cmのディナープレートは、肉や魚の主菜や、パスタの盛り付けに適した大きさ。余白を活かした盛り付けがしやすく、来客時や少し食卓を整えたい場面でも自然に手に取りたくなるサイズ感です。どちらもリムに幅があるため、料理の量が多くなくても全体が整って見え、簡単な盛り付けでもきちんとした印象にしてくれるお皿です。お料理好きな方へお誕生日プレゼントをはじめ、結婚祝いや引っ越し祝いなどギフトにもお選びください。 同シリーズ内で組み合わせるのはもちろん、定番のホワイトと合わせても違和感なく、テーブルコーディネートに奥行きをもたらします。

Lyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）の商品は本国デンマーク以外にも、ポルトガルやドイツ、タイ、中国などでも生産されています。商品の形や素材、釉薬に適した技術を持った製造先をメーカー担当者が吟味し決定しており、同じシリーズの商品でも釉薬の違いによって製造先を変えるなどのこだわりも。設立当時の作り方を継承し、1点1点丁寧に作られており、これらの丁寧なものづくりの姿勢により、Lyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）の製品たちの確かな品質は守られているのです。

「純粋な機能美」

コペンハーゲンの北にあるコンゲス・リュンビューで1936年に磁器メーカーとして設立したLyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）は、1904年に創業した、デンマークの陶磁器の先駆的存在である「Holst & Knudsen」が元になっています。当時、陶磁器は中央ヨーロッパの大手メーカーから輸入していましたが、1930年代初頭、安価なドイツの磁器の輸入がほぼ停止されたことをきっかけに自社で工場を設立。バウハウス運動の合理主義・機能主義的考えから生み出された、余計な装飾を排除したシンプルで機能的なものを美しいとする考えの影響を強く受け、この当時主流だった装飾的な磁器とは対照的に、シンプルさと機能性の思想を取り入れたデザインで多くの人々に新鮮な印象を与えたブランドです。

1969年には工場が一度閉鎖されましたが、2012年に生産を再開。「純粋な機能美」をブランドコンセプトに、伝統的な職人技と先進的な生産技術を融合させ、過去のアーカイブの忠実な再現とDNAを受け継いだ新たな製品を作り出しています。