ずっと使いたいモノ、置いてます。

無垢の自然な魅力を小さく切り取りました。

木製家具の売り文句に、「無垢素材」があります。
無垢の意味は、無垢という種類の木ではなく純粋無垢からきています。
無垢はまじりけのない、自然から切りだしたままの素朴ですが、存在感のある魅力的な素材です。

東京・立川にあるＭＯＧＵ－ＫＡＧＵは、無垢素材を使ったオリジナル家具を作っている森田貢さんの工房です。

「永い年月を経て育った木は、素材としてもそれに負けないくらい耐久性を持っています。そんな大切な資源を扱って行く上で、「家具」に形を変えた後も、さらに永い年月お使い頂けるよう創意工夫をしています。」

そんな家具作りのフィロソフィーを映したこのコースターは、その無垢を使った家具を作る時にでる端材を、無駄なく生かしていきたいという森田さんの思いから生まれました。

端材だからといって、手は一切抜かれていません。
「無垢の素材感」と「板っぽさ」を保ちつつ、持ちやすさを加えたいという考えから、この印象的なデザインに至りました。
つまみやすい角度や大きさを見付けながら、重ねて置く事も出来るアイディアも加え、何度も削リ出して試作をくり返し、ようやく今の形に収まったそうです。

仕上げは、無公害で人にも優しい植物性オイル、ワックスを使ったオイルフィニッシュ。
家具はいつも身近にあるものという考えから、同様に安全性に配慮したものを使用しています。
そして、触れてわかるこの滑らかな触感は、まさにＭＯＧＵ－ＫＡＧＵの家具そのものです。

今回、ご紹介するのはメインで使っている2種類の素材。
木肌がきめ細かく、時間の経過とともに深みが増すように濃い飴色に変化していくチェリー。
灰色から紫色がかった褐色の色合いが、オイルによって木目の縞模様がとてもキレイに現れるウォールナット。

「テーブルは、一家に1、2台と言ったとこですが、このコースターなら一家に何枚、何十枚だって！」
無垢素材の良さを知ってもらおうと俄然やる気な森田さんですが、本当のところ、限られた素材から作られるそうなので、時期によってお届けまでに少し時間を頂くのはご了承ください。

最後に森田さんからの、「このコースターで無垢の魅力を、手軽に生活の中で感じて頂けたら。」
何十枚は無理ですが、家族分は揃えたい気分になりました。