ずっと使いたいモノ、置いてます。

いつもの所で待ってます。

「僕は自分で言うのもなんですが、家の中で探し物をする事が良くあります。カギもその１つです。」
「急いで出かけたい時に限って、カギをどこに置いたか覚えていない。」

いさぎよいカミングアウトは、森田さんという家具職人の方です。
そうなんです。
失くしたら困るのは分かっているのに、無意識にどこかに置いてしまうんですよね。

そこで、森田さんは、基本に戻ってカギの置き場をきちんと決めてみたらほとんど探す事がなくなったそうです。
そのカギの居場所にと作られたのがこのキートレイ。

森田貢さんは、東京・立川で無垢素材を使ったオリジナル家具の工房を主宰されています。


「永い年月を経て育った木は、素材としてもそれに負けないくらい耐久性を持っています。そんな大切な資源を扱って行く上で、「家具」に形を変えた後も、さらに永い年月お使い頂けるよう創意工夫をしています。」

そんな家具作りのフィロソフィーから生まれた家具の端材を使って、作られています。
森田さんが作られるものは、デザインと実用性が共存されています。
置いたものがこぼれ落ちないようにすること。それによって生まれる美しいアールを生かすこと。
無垢材を削り出して緩いアールを付ける、その作業は職人の技そのものです。

仕上げは、無公害で人にも優しい植物性オイル、ワックスを使ったオイルフィニッシュ。
家具はいつも身近にあるものという考えから、同様に安全性に配慮したものを使用しています。
そして、触れてわかるこの滑らかな触感は、まさにＭＯＧＵ－ＫＡＧＵの家具そのものです。

カギを失くしてしまう、ちょっとおっちょこちょいな人用に作られたキートレイですがご安心ください。
とても、そんな風には見えないちょっとオトナな雰囲気いっぱいです。

木肌がきめ細かく、時間の経過とともに深みが増すように濃い飴色に変化していくチェリー。
灰色から紫色がかった褐色の色合いが、オイルによって木目の縞模様がとてもキレイに現れるウォールナット。
カギだけでなく、ペンや、小銭などちょっとしたものをを置くためのトレーとしてもおすすめです。
森田さんは、椅子の職人をしていた仕事を通じて、職人の技術が少しずつ必要とされなくなってきていると感じていたそうです。
「量産化による簡素化、製造業の空洞化、景気の低迷などから来る世の中の大きな流れみたいなものと理解しながら、これからはＭＯＧＵ－ＫＡＧＵの活動を通して、職人として得た確かな技術とクオリティーを今の時代にあった新たな形で提案し、今後に残して行きたい。」

おっちょこちょいな方かと思いきや、大変失礼致しました。