ずっと使いたいモノ、置いてます。

げに珍しきはお金のなる木

木にお金がなる。金のなる木と言われると、鈍く光ったり、煌めいたりするお金が、たわわに枝に下がる様子を想像してしまいます。
「金のなる木」とは決してお伽噺ではありませんが、真実でもありません。その昔「花月」という木の茎の間に、遊び心で5円玉を挟みこんでみたところ、まるで木にお金がなっているように見えたため「金のなる木」と呼ばれるようになったのだそうです。

先程も少し書きましたが、「金のなる木」の本当の名前は「花月」。古くからある多肉植物のひとつです。年数が経つと茎が太くなり、盆栽的な風格が漂います。
おひさまの光に当るのが大好きな植物なので、できるだけ日当たりのよいところで育ててあげてください。ついでに金のなる木と一緒になって、日向ぼっこをしてしまうのもオススメです。
今回ご紹介する「紅錦花月」は、花月の仲間でも珍しい種類。くっきりと鮮やかな縁の紅色と、淡い黄色が葉っぱに混じった、なんだかおいしそうな見た目をしています。お金がなることはありませんが、植物を愛する人にとっては、お金そのものよりも大切な植物になるのでしょう。

シンプルだけれども、色や形に遊び心が感じられる金のなる木。白のスクエアの鉢を合わせたら、なんだかモダンな印象になりました。味のある雰囲気は、洋室にも和室にも似合ってお部屋を選びません。

植物が酸素を作り出すことで、多様な生き物たちが生命の営みを繋いでいける、地球という青くて緑の星。
地球上で循環する生態系において、欠かすことのできない大きなピースのひとつである植物。
いま辺りを見回してみて、そこに緑を見ることができなかったなら、日々の暮らしに緑を取り入れてみてはいかがでしょうか？朝一番の深呼吸がきっと楽しみになるはずです。


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