ずっと使いたいモノ、置いてます。

釉薬のような優しい色合い

チェック柄というと少し賑やかな印象がありますが、hatsutoki（ハツトキ）のタイルチェックシャツは、どこか懐かしさすら感じるほどに優しいタッチで描かれています。自然体でありながら女性的な、hatsutoki（ハツトキ）らしい素敵なシャツです。

hatsutokiらしい温かみ

“pottery tiles”というこのテキスタイルは、食器などに塗られる釉薬のような優しいベージュ地に、陶製のタイルから着想を得て作られました。端正なチェック柄と、温かみのある素材感の生地が特徴的です。hatsutoki（ハツトキ）ならではの細番手コットンの繊細なタッチが全体の印象を、より上品にまとめています。

女性らしさもありながら、メンズライクな雰囲気もあるタイルチェックシャツ。洗いざらしでも美しく、使い込んでもコシを失わないのが嬉しいですね。ロングスカートと合わせるとふんわりした雰囲気になりますし、敢えてボーイッシュなパンツと合わせても違和感なく馴染む、使い勝手の良いシャツです。

播州織物の新たな可能性

hatsutoki（ハツトキ）は播州織物と呼ばれる織物のブランドです。播州織物は、兵庫県北播磨地区で200年以上の歴史を持つ、綿を中心とした薄手の織物のことで、糸を染めてから織る「先染め」製法が特徴、先染め織物の全国シェア80％を持っている産地です。先染め織物は、各種の色に染めてから織るため、様々な模様を作り出せるという特徴があり、チェックやストライプ、ボーダー、オックスフォード、シャンブレーを中心としたシャツ生地の生産に特化しています。
織物の産地は往々にして、大きな川が流れ豊かな水に恵まれている所が多いのですが、hatsutoki（ハツトキ）の生地が生まれる西脇市にも、一級河川の加古川が流れています。豊かな水は織物の発色の美しさを生み出し、その地でなければ表現出来ない色味を引き出しています。

「播州織物の反物を解き、初めて触る感動をそのまま伝えたい」そんな思いからhatsutoki（ハツトキ）は生まれました。どこでどう作られているのか分からない、トレンドを追い求め均一化された洋服が市場に溢れる現状に対し、どういう想いで、どこでどういう風に作られているのかを伝えながら、肌に心地良い播州織物の素晴らしさを伝えたいという想いがあります。hatsutoki（ハツトキ）の製造を行う島田製織株式会社は80年間、播州織物の地で染色（糸染め）、製径（糸準備）、製織（織り）、仕上げ加工（風合い）の職人と協力して、ものづくりを行ってきた老舗です。産地の中にいることで、職人との物理的・精神的な距離もなく、ただ「良いもの」を一緒に作り上げてきたのです。