深いグリーンにホワイト、イエローといった淡色が重なることで、タータンチェックが美しく映えるHighland Tweeds(ハイランドツイード)のマフラー DURHAM OLIVE。自然豊かな森林や植物を連想させる色のコントラストがお顔をパッと明るく見せてくれるマフラーです。
ダークカラーのコートやダッフルコートと合わせて少し気崩すことでこなれ感が出るチェックのマフラー。アウターと同色を合わせるとワントーンコーディネートでまとまりが出ます。カラーバリエーションが豊富なチェックマフラーは、アクセントになりそうな差し色とベーシックなものと何枚か持っていると数少ないアウターを秋冬に着回すにも重宝します。マフラーという小さなアイテムですが、チェック柄が良い存在感になりおしゃれに仕上げてくれますのでおすすめです。
タータンチェックを装う楽しみ
マフラー DURHAM OLIVEのタータンチェックは非常に古い柄として知られており、その名前の由来はイギリス北東部の都市DURHAM(ダーラム)からなのか、人名によるものなのかは不明と言われています。数あるタータンの中でも長い年月の間、多くの人に愛されてきた柄とも言え、現代の装いと合わせても遜色なく、新鮮味さえ感じさせます。
比較的厚さのないマフラーですが、細やかに織り上げられたメリノラムズウールが冷気の侵入を抑えてくれます。柔らかさがありつつもハリを残した生地なので、首に巻いた際にへたってしまう心配が少ないのも特徴。長さ、幅ともに大ぶりではないちょうど良いサイズで、くるくる巻いたり、ワンループ巻きにしたり、後ろで結んでみたりと様々な巻き方を楽しむことができます。
マフラー DURHAM OLIVEは、マフラーを主役にさせたくなるほど、一枚で様になるアイテム。合わせるアウターやワンピースは色味を抑えて、マフラーを際立たせたいですね。女性向けのプレゼントとして、誕生日やクリスマスといったギフトシーンにもおすすめです。
タータンの歴史と意味
タータンは、スコットランドの高地(ハイランド)で織られ始めた生地で、元々はウールを使った無地織物でした。厳しい寒さから身を守るための草木染の織物は、いつしか多色染めの格子柄を指すようになり、中世に入ると、スコットランド・ハイランド地方にそれぞれの地域を収める氏族が現れ、タータンはその氏族を見分ける為の柄となりました。
タータンは日本でいう家紋。原則的に経糸・緯糸の配列が同じで、正方形のチェック柄を作っていることが定められています。一つの氏族の中でも、時と場合によっていくつかのタータンが使い分けられており、日常用いられる「クラン・タータン」、正装用の「ドレス・タータン」、狩猟やスポーツ用の「ハンティング・タータン」、喪に服する時に着用した「モーニング・タータン」などがあり、ファッションと親和性が高いイギリスの文化を感じさせます。
今ではファッションの定番柄になっているタータンですが、スコットランドの歴史から生まれた由緒正しき柄なのです。
上質な着心地こそが、本物の証
Highland Tweeds(ハイランドツイード)は1837年にイギリスで創立した歴史深い織物工場で、メリノ種のラムズウールを使ったマフラーやストールなどのテキスタイルを手がけています。どれも非常にしなやかでふっくらとした暖かみのある肌触りで、従来のウール製品にありがちなチクチクするといった不快感が少ないのが特徴です。
染色-混合-梳き-紡績-整経-製織-整理の工程、全てを一貫して行う英国唯一の工場は、品質管理が徹底されている上、エッジ部分にステッチを1本入れて生地がほどけるのを防ぐといった細かな縫製が施されています。その他、製品に用いるチェック柄は、スコットランドのタータン協会認定の柄を正しく使用しており、世界中で高く評価されている製品を作り出しています。
サイズ | 長さ約190×幅25(cm)
※両端フリンジ含む |
重量 | 約115g |
素材 | メリノウール |
生産国 | イギリス |
Highland Tweeds(ハイランドツイード)は、1837年、アブラハム・ムーン氏により、イギリス・ヨークシャー州リーズに創業の名門ファブリックメーカーのブランドです。もともと麻織物が主でしたが、ハイランド地方で羊毛が十分にとれるようになると、防寒性に優れたウールを用いるようになり、それが今日のタータンチェックのウール製品にまで発展したと言われています。
「タータン」は元々スコットランドの氏族の紋章でもあり、自身の氏族のチェックをおられた布を纏うことで自らの身分を知らせたと言い伝えられています。
¥24,200〜(税込)