ずっと使いたいモノ、置いてます。

使いやすいリバティ柄のカーディガン

生地いっぱいに広がる色彩豊かな花や木々。どこか懐かしく、まるで外国の絵本を開いた時に感じるようなドキドキとワクワクを感じる、そんな不思議な魅力がリバティプリントにはあると思います。

今では馴染みのあるリバティプリント、語源を辿るとイギリスの老舗百貨店、LIBERTY LONDON（リバティロンドン）が手がける生地（テキスタイル）のことを指していたことが分かります。老舗百貨店の重厚感ある建物同様に、長い歴史のテキスタイル生地からは、いつの時代も変わることなく多くの人に愛されてきたことが感じられ、ずっとずっと大切に着たくなる一着です。

ずっと続くリバティプリントと新しいデザイン

シンプルなカットソーやボトムスに合わせるだけで、コーディネートのアクセントになるリバティ柄のカーディガンが登場しました。柄のニットカーディガンというと、ノルディック柄をまず一番に想像しますが、一味違ったニットを持っておきたい気持ちも。ご紹介するリバティカーディガンは、ボディにリバティ生地を使い、袖が無地のニットという切り替えがおしゃれな一枚。中にタートルネックを合わせても良いですし、ボトムスにキルトスカートを持ってきて、思い切りクラシックに着るのも素敵。柄モノは普段使いに合わせにくいのでは？という印象をお持ちの方でも、総柄でないため、とても使いやすい一着に仕上がっています。

流行りに左右されないクラシカルな柄で、アウターの前を開けて、ちらっと見せるのも可愛らしく一年の中で活躍できる期間が長いカーディガンです。
グレーのニットに合わせたCORAは、繊細な大花の生地を合わせ気品のある雰囲気で、英国リバティ社の40,000点以上のアーカイブ資料からアレンジを加えた新しいデザインです。一方のブラックのニットに合わせたANATOLIAは、香ってきそうなスパイスとペルシャのドライフラワーが散りばめられた柄で、赤色のスパイスが黒のニットに鮮やかさを加えています。どちらもボトムとも合わせやすい色柄になっていますので、ダークカラーの洋服が多くなる秋冬に加えたいカーディガンです。

膨大なアーカイブと、上品さを引き出すタナローン生地

LIBERTY LONDON（リバティロンドン）が持つ膨大なアーカイブは、花や木々・動物などをモチーフにした細かい総柄が特徴で、現代のデザイナーによる新しいデザインも加わりながら日々アップデートされています。これらのデザインがプリントされているのは、多くの場合オリジナルのタナローンという生地。タナローンは、アフリカのタナ湖の近くで栽培されていたコットンを原料として使ったローン生地（薄手の平織りの生地のこと）、ということで名付けられました。

このタナローンは、シルクのツヤと手触りをコットンで再現するために開発されたと言われていて、繊維が長い長綿花であることから織りはなめらかでしなやか。上品なツヤがあり、かつサラッとして素肌に触れて非常に心地良い素材です。更に嬉しいのは、シワになりにくい点。きちんと整えて干せば洗いざらしでもラフに着られるので、アイロンを面倒に感じる方にもおすすめです。