片手に乗るほどの小さな裁縫セット。蓋を開けると可愛いハリネズミが登場します。なんとも愛らしいハリネズミは、裁縫の針山。急なお直しに最低限必要な針と糸、糸切りはさみ、針山等をぎゅっと小さな桐箱に詰め込んだハリネズミ裁縫セット(針山柄)。小さいながらにも、失くしやすい針用に磁石もついた気の利いた小さなお裁縫セットです。開けて飾っておきたくなるほどのかわいいハリネズミのお裁縫セットをいざという時の為に備えておきましょう。
めぼそ針の誕生について
絹針の中でも成形が難しいとされる、糸を通す穴「目穴・目度」。初代の八郎兵衛が、京都系統の技術に独自の工夫を凝らし、糸が通しやすいようにと長耳の形を採用しました。この針の形が評判となり、加賀藩主から「めぼそ針」という名前を授かったことが由来となっています。
また、針先にもこだわりがあります。通常であれば針先を削る工程で、鉛筆を削ったような角ができ、それによって針を通すと少々抵抗がかかるものですが、めぼそ針は、角をつけずに緩やかな傾斜をつけて研磨しているため、布通りが滑らかな針になっています。さらに、あえて針に縦の傷を入れて仕上げることで、布との接地面を軽減し、より一層抵抗のない布通りの良さを生み出しました。
また、針の焼き入れは、強すぎると折れやすく、弱すぎると曲がってしまいます。目細八郎兵衛商店( めぼそはちろうべえしょうてん )の針は、使いやすい程よいしなりを持たせるために、伝統で培ってきた絶妙な力加減で丁寧に焼き入れしています。長年築き上げてきた伝統技法により、こうしてこだわりの1本の針が誕生しているのです。
430年の歴史の歩み
天正三年(1575年)に、針の製造販売業として石川県金沢市で誕生した目細八郎兵衛商店(めぼそはちろうべえしょうてん)。
江戸時代から明治時代にかけて、武士や庶民の間で川釣りが盛んになり、毛針の需要が格段に増え、全国でも京都府・石川県・高知県を中心に毛針職人が多く誕生しました。
そんな中、17代目細八郎兵衛が、明治23年(1890)「第3回内国勧業博覧会」に加賀毛針を出展し、褒状を受賞したことから、加賀毛針が広く全国に伝わり、加賀針元祖の名誉を拝することになります。以来、目細八郎兵衛商店は、加賀(金沢)の優れた伝統工芸に通じる繊細な仕事で、美しく完成度の高いクオリティの毛針を作り続け、多くの鮎毛針ファンに愛用されてきました。「今年の鮎にはどんな毛針が良いか」毎年考えに考えて新作を作り続け、目細八郎兵衛商店は400年余の歴史の中で、その毛針の種類は4,000点にも及んでいます。そのすべてを提供できるわけではありませんが、その年の鮎の状況次第で手を加え復刻することも可能だといいます。
シンプルなもの以外にも、ラメの入った華やかなデザインの毛針や、野生動物保護の視点から、人工の素材のみを使用した毛針など、時代にあわせ毛針の姿も少しずつ変化してきました。430年守り続けてきた伝統に新しいものを取り入れる姿勢が、長く愛され続ける理由なのかもしれませんね。
直して使うこと
普段あまりお裁縫をしない人でも、小さなキットでも一式揃っていると何かと便利です。日常に裁縫道具の出番といえばは、ボタン付けなどちょっとしたお直しには十分なハリネズミ裁縫セットです。日常に裁縫道具の出番といえばは、ボタン付け、穴かがり、裾上げ、ちょっとした場所のほつれ直しといった繕いものには十分な裁縫セットです。身の回りのものを大事に使いましょう。ということを自然と教えてくれるお裁縫箱。落ち着いた気持ちでひと針ひと針縫う作業は、ものを大切にする気持ちを育ててくれる時間でもあります。
丁寧に作り上げられた桐箪笥裁縫セットがあると、裁縫もより楽しみになりますので、ご自宅用にはもちろん、裁縫好きの友人への贈り物としても喜ばれます。ご自宅用にはもちろん、裁縫好きの友人への贈り物としても喜ばれます。日常にあると便利なお裁縫セットですので、女性同士のちょっとしたプレゼントにも喜ばれそうです。
サイズ | ▽桐箱
幅約7×奥行き7×高さ5(cm) ▽ハリネズミ(針山) 幅約4×高さ3.5(cm) |
内容 | ・ハリネズミ針山(茶色)
・糸巻き(白・黒) ・ミニハサミ ・針の詰め合わせ瓶(待ち針・四ノ二・四ノ三・三ノ二・三ノ三が各二本ずつ) ・針を失くさないように磁石付 ※ハリネズミは手作りのため、お顔に個体差がございます。 |
重量 | 約55g |
生産国 | 日本 |
箱有無 | 有 |
1575年(天正三年)に絹織物が盛んな金沢で誕生した、縫い針専門店、目細八郎兵衛商店( めぼそはちろうべえしょうてん )。
江戸時代から明治時代にかけて、川釣りが盛んになり、毛針職人が増えたと言われています。
明治23年(1890)に「第3回内国勧業博覧会」に出展したことがきっかけで、全国的に広まり、創業430年で培ってきた伝統と品質が、高く評価されるようになりました。
美しい加賀毛針を生かしたアクセサリーを生み出したり、毛針自体の素材を変えるなど、代々伝わる伝統を守りつつも常に新しい風を取り入れ、400年余り経った今でも、進化し続けています。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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¥4,400(税込) |
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残り1点 |
カートに追加されました
¥4,400(税込)
¥3,520(税込)
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