ずっと使いたいモノ、置いてます。

職人の手染めスニーカー

ひとつひとつ表情が異なる手染めのスニーカー。大量生産で作られるものも多い中、手間と時間をかけて染め上げられたものは、纏う雰囲気すらもどこか特別なものを感じます。履き込むうちに色合いの変化や履きジワで味わい深くなっていくところも魅力で、さらに「自分だけの一足」となっていく様子も大事に長く履き続けたくなる理由です。

手が作る一足の靴

単なるインディゴ染めではありません。
SHELLCAP LOW HAND DYEDは、職人が染料を塗り重ね、天日で乾燥させた後に色移防止用液を塗り、再度乾燥を行うという通常のSHELLCAP LOWを超える、また大量生産の靴では考えられない手間ひまかけた限定商品なのです。
これは、まさにものづくりを感じていただける逸品です。お気に入りの焼き物やジーンズ、ハンドメイド製品のように1つ1つが手作り。
例えば、同じように〇〇染めのような靴を作る場合、通常、製品後染料に漬け込むという手法をとるところが大半です。ただし、それでは、帆布の縮みやゴムが劣化の可能性を高めます。また、アッパーの内部まで染料が浸透するため着用時に靴下や素肌へ移染するリスクが避けられません。こうした問題点を解決しながら、製品を長く使うため、使う人のことを配慮し手塗りでの加工を行っているのが、ものづくりのこだわるPRAS（プラス）です。何より、SHELLCAP LOW HAND DYEDの楽しみは、履き続けて味わいが出てくるという点です。
ものづくりにおける内面的な特性を発信するPRAS（プラス）ならではのこだわりは、職人魂を伝え、モノを慈しむ心、長く使うことで味わう楽しみを伝える一足となっています。

深みと奥ゆきを感じる色合い

深いブルーが、コーディネートのアクセントになるSHELLCAP LOW HAND DYE　 INDIGO/BLACK。履き込んだデニムを思わせるような風合いは、素朴のようでいて美しさも感じます。この深い色合いは、じっくり染めたからこそ表現されたもの。履き始めは、薄色のソックスやパンツ裾に染料がうつることがありますので、濃色のソックス、パンツと合わせることをおすすめします。履き込むうちに色移りしにくくなっていきますので、ご安心ください。

シェルキャップと名前の付いたつま先の貝殻モチーフの型が目を引く、PRAS（プラス）の定番シリーズ。アッパーの児島帆布を職人さんの手によって1足ずつ手染めされた特別なスニーカー。インディゴ染料の深み、手染めによるムラ感によって引き出される帆布の表情に奥ゆきを感じる、味わい深い一足です。

履くと分かる、こだわり

出番の多い一足として役立つPRAS（プラス）のSHELLCAP LOWシリーズは、しっかりとした厚みを持ったゴム底と丸みを帯びたつま先が特徴のひとつ。バルカナイズド製法により本体と底面が強固に接着されているので、足の動きに合わせて靴がフィットし、耐久性も高まるので長く愛用できる靴になっています。

アッパー部分には1960年から豊田織機で製造されている児島帆布を採用しており、ゴムとの相性が良く、普段使いしやすい、程良いカジュアルさがあります。縫製、ゴム巻き、インソールへのシルクスクリーン印刷など、一足一足が熟練の職人の手により作られており、その細やかな手仕事が履くたびに伝わってきます。足を入れると甲やかかとをすっぽりと覆ってくれ、底面は安定した作り。これだけ見た目がシンプルなのに、実はたっぷりとこだわりが詰まっている感覚を実感出来ます。

バルカナイズド製法による日本らしさ

製品の外見だけでなく、内面的な部分で日本らしさを訴えたいという「JAPANISM PRODUCT」を理念に掲げるPRAS（プラス）。内面的な日本らしさとは「真摯に素材と向き合うこと」や「繊細で愚直なモノづくり」といった、古くから日本人が心がけてきた、ものづくりの際の特質と考え、この特質を国内外に発信し、実際に製品を身につけてもらうことで共感を得ることが今後の日本に必要なのではないか、と考えたことがブランドの始まりでした。
また、一時的な流行りではなく、次の10年、そしてその先に続く普遍的なプロダクトを生み出していきたいという思いから、どんな服にも合うシンプルなスニーカーに注目し、バルカナイズドと呼ばれる日本的な製造方法を加えて発表されたのがPRAS（プラス）のスニーカーです。

PRAS（プラス）のスニーカーに採用されているバルカナイズド製法とは、スニーカー本体とソールを張り合わせる製法。スニーカー本体とソールの間にまだ固まっていない未加硫ゴムをはさみ、特殊な釜に入れて高温の圧力をかけながら硫黄、加硫剤を加えていきます。この「加硫」の工程において、靴底とアッパー（靴の本体）が接着し、キャンバスの本体やゴム底といった素材の異なる部品が一体化出来るのです。

バルカナイズド製法によって長い時間をかけて作られたスニーカーのゴムは、伸びてもきちんと戻り、弾んだりしなやかに曲がるという本来の性質を持つようになります。そのため、足へのフィット感が非常に良く、蹴りだしもスムーズに行えるほか、底が剥がれにくいという特性が生まれます。また、スニーカー本体とゴム底の境目には、補強のためにラバーテープが巻かれ、横方向の動きにも耐久性を持たせているので、一足あればずっと長く履きこむことの出来るスニーカーとして活躍してくれます。