ずっと使いたいモノ、置いてます。

柔らかな「クルウ」に包まれて

チベットから届いた一枚のストール。美しい織りとさらりと気持ちの良い素材がつい手に取りたくなる魅力を感じさせます。軽やかに巻きたいオールシーズンアイテムです。

「クルウ」という毛

ヒマラヤ山脈やチョモランマがそびえるチベットは標高が高く、冬が長いため、厳しい寒さから身を守るヤクの毛が重宝されてきました。1頭から100gしか採れないヤクの毛は非常に貴重なものではありますが、春になると自然に抜け落ちるため、NORLHA（ノラ）ではそれらを集め、刈り取ることなく製品へと活用しています。

表面の黒い毛の内側に生えるクルウ（Khullu）と呼ばれる毛は非常に柔らかく、暖かさはダウンのようだと言われています。NORLHA（ノラ）のスカーフは、このクルウの毛を時間をかけて織り上げ、一般的には染色前に糸を漂白するところ行わず、自然な毛色を残しながら染色するため、深みのある色に仕上がっています。手にとっていただくとその色の深さ美しさを感じていただけます。草木染めにも同様に感じることですが、化学的な色を使った製品と自然を大切に作られた製品の色ではその趣が異なります。

フェザーライトスカーフは、クルウにシルクを組み合わせることで、滑らかで洗練された生地で、非常に軽く柔らかく、まるで空気をまとっているかのよう。ふわっと羽織れるような大判サイズは、様々な巻き方を楽しむことが出来るのもこのスカーフの良さで、コンパクトに首元のマフラーで巻くも良し、広げてショールのように使えば、やや透ける薄さがフォーマルやドレッシーな洋服とも相性抜群です。また、その薄さが使いやすさでもあり、ふんわりとボリュームも出しやすくなっています。程よい保温性で季節を問うことなく使えるのも便利です。
縁取りがシックなデザインは、ブランドの洗練された空気を感じ、きれいめのスタイルにぴったりです。春夏の季節は日除けや冷房対策に、冬は極寒前の巻き物として一年に活躍の場が多いフェザーライトスカーフです。

年齢性別問わず使っていただけるフェザーライトスカーフは大切な人の誕生日プレゼントなどにもおすすめです。

チベットの村から生まれる持続可能な織物

NORLHA（ノラ）は、2007年にイェシ（Yeshi）親子によって設立されたブランド。チベットとヨーロッパ、アメリカにルーツを持つ創業者のドゥシェンヌ・イェシ（Dechen Yeshi）は、2004年にチベットの村を訪問した際、若者たちが職を求めて故郷を離れ、中国の大都会に出る必要性があること、そしてどこか自分たちが置き去りにされた気持ちでいることを知ります。「若い人たちを生まれ故郷に引き止めるには、雇用を生み出すことが重要。そうすれば、子どもたちが両親と共に、文化と伝統を受け継いでいくことができる」。その考えがNORLHA（ノラ）を始める出発点となります。

ドゥシェンヌは娘のキム（Kim）とともに、チベットの宝とも言えるヤクの毛を使った織物の製品化することを決意。ヤクの毛を集めている遊牧民に連絡を取り、親子はともにカンボジアで織物で学びます。その後、チベットに移住し、製造に向けた環境の整備とスタッフの育成を行い、ブランドをスタートさせます。

NORLHA（ノラ）の素材となるヤクの毛は軽やかで暖かく、とても柔らか。その品質は世界最高と言われる確かな品質で、名だたるビッグメゾンとともに製品を手がけています。
環境に配慮しながら持続可能な生産体制を保つことで、チベットの村、そして人々を守ることに繋がっていくブランドは、ファッション業界や社会問題解決に取り組み、間接的にその支援に参加ができる温かい製品をお届けしています。