ずっと使いたいモノ、置いてます。

秋冬はバンブーウール

ドレープと光沢感、そして温かみといった特徴を持ち合わせたFACTORY（ファクトリー）定番の素材、バンブーウール。リピーターも多い素材を使った新しい形のワイドパンツが届きました。
FACTORY（ファクトリー）の服は、服作りの全ての工程に対してこだわりを貫いた逸品ばかり。言葉で語らずとも、かたちも、色も、肌触りも、その全てに意味があると伝わってきます。

ドレープの美しさが作るシルエット

使われているバンブーウールは、竹（レーヨン）繊維70%とウール30%をブレンドしたFACTORY（ファクトリー）オリジナルの生地。バンブーの質感が生み出す独特のドレープと光沢と、ウールが生み出すぬくもりが、ちょうど良いバランスで調和したボトムスは、他にはなかなか見つからない唯一無二の雰囲気を作り出します。

ご紹介するバンブーウール ガウチョパンツは、素材からくる広がりすぎないシルエットが、スカートのような上品さも感じられるパンツ。下半身にボリュームが出るガウチョパンツでも、とろんとした質感も相まって、全体をすっきりと見せてくれます。ウエスト部分はギャザーゴム仕様である点も嬉しいポイント。ショートブーツやヒールと合わせれば女性らしいコーディネートを楽しむことが出来ます。

自らの手で生み出す、唯一無二の空気感

ブランドの前身は、1978年にスタートした1軒のブティック。もとは仕入れた服を販売するお店からスタートしたのですが、1983年には自社で全ての商品を製造する方針に変え、店舗の裏に工場を作り、オリジナルウエアを展開するブランド「FACTORY（ファクトリー）」が立ち上がりました。

ミシンひとつからスタートしたブランドに、一人にまた一人と仲間が増え、お客様の身体に合わせた服づくりを続ける中で1990年には、よりオリジナリティーあるモノづくりをしていきたいと、素材を求め海外へ出向くようになり、染色工房も設立したのだそう。小さいながらこだわりのある服づくりを続け、現在の企画・素材開発・製造・生産を全て自分たちで手掛けるクリエーションの形が生まれました。

そんなFACTORY（ファクトリー）のデザインパターンは、すべて東京のデザインアトリエで生み出されます。コレクションブランドで経験を積みパターンメイキングの実践を重ねたスタッフがすべて立体裁断で形を作り、サンプル縫いを何度も重ねたことで「流行にとらわれなくて、着心地がよい」「シンプルだけれど、ちょっとユニーク」といった、唯一無二の服が仕上がっていくのです。そして、生み出されたパターンをもとに、服を作り出すのが栃木県足利市にある自社工場。裁断や縫製はもちろん、併設した染色工場で製品や原料の「染め」の作業も行うというこだわりぶり。足利という、歴史的にも織物製造に長けた土地の空気感までもが服に現れるような、そんなものづくりのスタイルが貫かれているのです。