ずっと使いたいモノ、置いてます。

豊かな自然と一体になる

日々生活していると、音・明かりなど無意識のうちに刺激を受け、知らず知らずのうちに疲れが溜まってしまいます。できるだけストレスフリーで暮らすには、身につける洋服やアクセサリーはリラックスできるアイテムを選びたいものです。身体をそっと撫でるように肌に触れ、心地よい冷たさとエネルギーを感じさせてくれる、そんなスカートをご紹介します。

竹から繊維をつくる

竹は軽量で尚且つ優れた耐久性と弾力性を持っているので日本家屋の建築材料としても使用されていました。2〜3年のサイクルで成長を繰り返すため伐採をしても自然環境のバランスにあまり影響がなく植物由来の循環型資源として注目されています。

FACTORY（ファクトリー）のバンブーコットン ギャザースカートは、そんな竹の特性を生かし作られました。繊維の表面がなめらかで摩擦が少ないため静電気が起きにくくアレルギーの原因となるホコリなどが服へ吸着することも防ぎ、吸水性に優れていて湿気を吸収し逃してくれるのも特徴。手触りはさらさらしていて、心地よい冷たさがあるので、いつでも快適に履くことができます。

ウエスト部分はゴム仕様でズレることなくしっかりとフィットし、シャーリングが生み出すふんわりシルエットが特徴。さらに、フロントの中央部分に小さな切り替えが入っており、こういったパターンによってニュアンスのあるシルエットを作り出しています。また、両サイドにポケットがあるのでちょっとしたものを入れるのに便利です。

トップスをインしてウエストを見せても可愛いですし、ウエストアウトで着てもバランス良くスタイリングできます。シンプルなトップスと合わせるだけで様になるような、雰囲気のある一着です。

自らの手で生み出す、唯一無二の空気感

FACTORY（ファクトリー）の服は、服作りの全ての工程に対して、妥協することなく、こだわりを貫いた逸品ばかりが揃います。言葉で語らずとも、かたちも、色も、肌触りも、その全てに意味があると伝わってくるから不思議です。
ブランドの前身は、1978年にスタートした1軒のブティック。もとは仕入れた服を販売するお店からスタートしたのですが、1983年には自社で全ての商品を製造する方針に変え、店舗の裏に工場を作り、オリジナルウエアを展開するブランド「FACTORY（ファクトリー）」が立ち上がりました。

ミシンひとつからスタートしたブランドに、一人にまた一人と仲間が増え、お客様の身体に合わせた服づくりを続ける中で1990年には、よりオリジナリティーあるモノづくりをしていきたいと、素材を求め海外へ出向くようになり、染色工房も設立したのだそう。小さいながらこだわりのある服づくりを続け、現在の企画・素材開発・製造・生産を全て自分たちで手掛けるクリエーションの形が生まれました。

そんなFACTORY（ファクトリー）のデザインパターンは、すべて東京のデザインアトリエで生み出されます。コレクションブランドで経験を積みパターンメイキングの実践を重ねたスタッフがすべて立体裁断で形を作り、サンプル縫いを何度も重ねたことで「流行にとらわれなくて、着心地がよい」「シンプルだけれど、ちょっとユニーク」といった、唯一無二の服が仕上がっていくのです。そして、生み出されたパターンをもとに、服を作り出すのが栃木県足利市にある自社工場。裁断や縫製はもちろん、併設した染色工場で製品や原料の「染め」の作業も行うというこだわりぶり。足利という、歴史的にも織物製造に長けた土地の空気感までもが服に現れるような、そんなものづくりのスタイルが貫かれているのです。