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スタッフ愛用品、本品堂の「こざぶクッション」を打ち直し。

 

慶應三年創業の着物の型染め屋「更銈(さらけい)」を母体とし、今の暮らしに合う和小物を展開されている本品堂。私たちZUTTOがお願いして、「洋風の暮らしに合う座布団」として試作を重ねて作っていただいたのが、【別注】本縫いこざぶクッションです。

 

 

【別注】本縫いこざぶクッションは、職人さんが手仕事で中綿を入れているので、昔ながらの綿わたを使っているお布団同様に「打ち直し」が可能。中綿を再度製綿機にかけることで、新品同様にふっくらした仕上がりになります。

 

今回は、スタッフ私物のこざぶクッション(花小紋)を打ち直していただいたbefore/afterをご紹介。

 

▲新品の半分程度の厚みになっていたものが、新品同様にふかふかのクッションに。

 

スタッフ愛用のこざぶクッションが、実際に打ち直しされるまでの様子をレポートします。今愛用されている方の参考に、そしてこれからこざぶクッションを迎えてくださるお客様も、メンテナンスの体制を知ることで安心してご購入いただけると思います。

 

 

1年半愛用のこざぶクッションは、デスクワークのお供に

 

▲もとは縦長のクッションを、座面の形にあわせて横長の向きにして愛用中。

 

愛用者:お客様担当スタッフI

購入のきっかけは?

「最初はデスクワーク中の腰当てにと購入したんですが、買ってから浅く座ることの方が多いと気付き、お尻の下に置くことに。房がないのでワークチェアにも馴染みますよね。私は平熱が高めだからなのか、普通の椅子でも湿気がたまったり椅子が熱くなったりするんですが、こざぶクッションを使っているとそういったことが起こりづらい気がします。お尻にフィットする感覚も座っていて心地いいです。

 

 

平日は毎日この上に座っているので、新品と比べると半分くらいの厚みになっていますが、それでもクッション性があるんですよ。実は、自分で使ってみて気に入ったので柄違いを祖母に昨年プレゼントしたくらい。年代を問わず使いやすいと思います。」

 

✔︎ 打ち直しの目安はないので、その人に合ったタイミングで。

打ち直し、いわゆるメンテナンスときくと「した方がいい目安」を知りたくなるものですが、本品堂さんに聞くと「打ち直しの目安は人それぞれです」とのこと。

 

使用用途によっては潰れてからの方が使いやすいと感じる方もいらっしゃるでしょうから、「もう一度ふかふかに戻したい」「表面の生地汚れが気になり始めた」など、使い手それぞれのタイミングでいいそうです。今回は、購入当初から毎日使い続けていたということもあり、打ち直しをお願いすることにしました。

 

 

クッションを解き、生地を洗い再捺染、打ち直しへ

 

「打ち直し」は中綿を再生加工して、つぶれてしまった綿を再度ふっくらさせる工程のことで、古くは江戸時代から行われていました。言葉の起源は、当時道具を使って綿を強く打ち、ほぐしていたことからのようで、今では機械を使うようになったものの「打ち直し」という言葉がそのまま使われているそうです。

 

本品堂での「打ち直し」は、中綿をふっくらさせる本来の工程の他に

・生地のクリーニング(汚れに合わせた洗剤を使って手洗いいたします)

・絵柄の再捺染

という工程も加えてお直し。製品の型染めを行う浅草の工房で、このクリーニングと再捺染の様子を見せていただきました。

 

クッションを解く

 

まず、手縫いでとじられている部分を握り鋏と細い針のような道具で糸を解き、クッションを開いていきます。

 

丁寧でいて、無駄のない素早い手捌き。少しずつ綿が見えてきました。

 

中綿を取り出します。

 

取り出した綿は、ぺたんと潰れているわけではなく、ふわふわと弾力も残っていました。

 

本品堂・大野さん:
「職人さんによっては、布団は潰れてからが本番という方もいて。あまり品質がよくないものだと、つぶれると煎餅布団のようにペラペラになってしまうんです。綿自体がしっかりしていたり、うちの座布団のように密度の詰まった状態で入っていると、つぶれてもペラペラにはなりません。だから、つぶれてしまったから打ち直し、というわけではなく、その方それぞれのタイミングでご相談いただきたいと思っています。」

 

▲押すと返ってくる感覚があり、確かな弾力を感じる綿です。

 

この取り出された綿は、このあと綿屋さんで製綿機にかけてほぐし、もう一度ふわっとした状態に戻ります。

 

 

生地のクリーニング

 

生地や汚れの状態を見て、使う洗剤を選びます。色落ちしやすい染め物なので、生地を傷めず優しく洗うことを大切にされていました。

この日使っていたのはデニム用の洗剤。染め物にも使いやすいそう。

 

染め物は色落ちしやすいため、冷水で優しく洗っていきます。

 

「生地だけであればこうして洗えるんですが、綿が入っていると丸洗いはできないので、ご自宅でケアをしたい場合は、水に溶かした中性洗剤を布巾につけて硬く絞り、汚れた箇所を叩いて汚れを浮かせてください。その後は水で濡らして、また硬く絞った布巾で洗剤と汚れを拭き取る。軽い汚れでしたら、この方法で目立たなくなるかと思います。」

 

洗った後は生地を乾かし、再捺染への行程へ。

 

 

型を使って、再度捺染

お花の型を使って、お花の真ん中に色を挿していきます。

 

お花の型は3種類。調合させた顔料で、ひとつずつ丁寧に捺染していきます。

 

何度も再生産していただいている「花小紋」。こうして色をいれなおすと、表情が違って見えますね。

 

この後、熱を加え色を定着させ、生地のメンテナンスは終了です。

 

 

戻した綿と、クリーニング・再捺染した生地で仕立て直す

 

 

ふっくらした綿と、クリーニングして再度色を挿した生地を改めて仕立て直す。こうして本品堂(ポンピン堂)の打ち直しが完成します。

 

この工程で、生地に強い力で綿を入れていくため、表面に破れがあると打ち直しをそのままお受けするのが難しくなるということです。こざぶクッションが発売するタイミングで、クッションに綿を入れる様子を取材させていただいたので、ぜひあわせてご覧ください。当時のよみものはこちら

 

 

打ち直しを終え、かえってきた愛用品

 

▲参考価格:4,070円(税込・返送料込)

 

「言葉通り新品同様、ふっくら戻っていて驚きました。今回はお直している工程が見られたのも嬉しかったですね。中綿はどんな様子なのかなと思っていましたが、とても綺麗な状態で、使われている素材の良さ、職人さんの技術を感じました。これからも大切に使っていきたいと思います。」

 

洗ったことで生地色はほんのり薄くなりましたが、再度捺染された場所は鮮やか。新品のクッションにはない味わいが出ています。

 

 

打ち直しをご希望の方は、以下の項目を確認した上でZUTTOカスタマーサポートまでお問い合わせくださいませ。


生地に破れている部分、薄くなっている部分がないか

綿を入れる工程は、強い力で生地を引っ張りながら入れていきます。

生地が破れたり、薄くなっている部分があると、その作業ができない場合がございますので、あらかじめご確認をお願いいたします。

 

汚れは落とせる範囲のみでの洗浄となります。

特殊なシミの場合は別途クリーニング代がかかる可能性があります。その場合は別途ご連絡した上で、お客様のご希望にあわせて対応いたします。


 

 

 

 

【別注】本縫いこざぶクッション 商品ページはこちら

 

投稿者: 武田 日時: 2024年12月21日 11:00 | permalink

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