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【ZUTTOの四季の茶筒とお茶セット:お茶編】奈良の大和高原、山添村で職人が育てる貴重な大和茶。

 

6月末に販売開始した、ZUTTOの四季の茶筒とお茶セット。ご自宅用に選ばれる方、贈り物としてラッピング付きでご注文いただく方と様々で、次々とお客様の手元に届いていること、とても嬉しく思います。

 

 

前回は四季の茶筒の話を中心にご紹介したので、今回は茶葉のお話を。

前回のよみものはこちらから >>

 

 

始まりは、弘法大師が唐から持ち帰ったお茶

 

 

私たちが今回選んだのは、大和製茶園さんのお茶です。取り扱われている大和茶(やまとちゃ)とは奈良に伝わるお茶を指しますが、その起源を遡ると806年、弘法大師(空海)が唐からその種を持ち帰ったことから始まったのだそうです。奈良県は日本の中でも有数のお茶の産地で、京都のものという印象が強い「宇治茶」の生産地でもあります。

※宇治茶は京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶です。

 

 

大和茶は、自然豊かな山間部が産地の中心。大和製茶園は、標高300m以上の大和高原・山添村(やまぞえむら)で製茶されています。朝晩の寒暖差が激しい気候や、豊富な水源、土地が肥えていて作物がすくすくと育つ大地、これらが大和茶のすっきりとした風味、お茶を淹れた瞬間から広がる香りの良さの理由です。

 

その中で大和製茶園は生産から製茶まで職人が手掛けることにこだわり、丁寧な手仕事で、その風味や香りはお茶好きの方からも高く評価されています。例えば、春の茶筒と夏の茶筒に入っている煎茶は、品種や摘採時期によって変化する生葉を製茶職人が見て、茶葉に適した「蒸し」や「揉み」といった工程を調整して仕上げます。

 

 

 

職人さんが実際に見て手に取り長年培われた経験がお茶の仕上がりに反映されるため、大量生産で作られるお茶とは違う、じっくり時間をかけ作られたお茶本来の美味しさを最大限に感じることができるのです。

 

 

 

それぞれの季節に合うお茶をセレクト。

 

上:和紅茶(秋)、左:雁金焙茶(冬)、右:二番煎茶(夏)

 

春夏秋冬、それぞれの季節をイメージして選んだ茶葉は4種類。茶葉(リーフ)とティーバッグを用意しました。(※秋の和紅茶はティーバッグのみ)

【春】一番煎茶

【夏】二番煎茶

【秋】和紅茶

【冬】雁金焙茶

 

ひとつずつ丁寧にセットしています。実は箱も、浮き紙と同じ福井県の越前漆器の箱屋さんに手作りしていただいています。

 

 

簡単に、それぞれのお茶の特徴やおすすめの飲み方をご紹介します。

 

【春】一番煎茶

 

茶葉は収穫する前年の秋から時間をかけて成長し、暖かくなってくる3月には芽を出し始めますが、4月下旬から5月にかけて摘み取ったものを一番茶、その後2週間ほどで新しい次の芽のものを二番茶と言います。一年間で最も品質のよいお茶とされているのが、春の茶筒に入れた一番煎茶。日光を抑える被覆栽培で育てられています。

 

被覆栽培の様子。

 

被覆栽培には、うま味成分(テアニン)から渋味成分(カテキン)への変化や葉の硬化を抑制する効果や、覆い香がつき香気がよくなるといった利点があり、結果、香りのよい爽やかで甘みのある味わいのお茶になるのです。

 

 

【おすすめの組み合わせ】爽やかな香りとほのかな甘みで、生菓子や和菓子によく合います。

 

 

【夏】二番煎茶

 

二番煎茶は、一番煎茶よりもカテキンを豊富に含み、毎日飲むお茶として馴染みのある味。冷茶として頂くのもおすすめです。苦味、渋みも感じる二番煎茶は毎日飲むお茶として馴染みのある味です。

 

【おすすめの飲み方】暑いお湯を使って短時間で淹れるとすっきりとした味わいになります。暑い時期は冷茶にしても美味しいです。水出しだと、お茶の旨みや甘味をしっかりと味わうことができます。

 

【冷茶(水出し)の淹れ方】

1. ボトルに茶葉を入れます。1リットルの水に対して、10〜20gの茶葉を目安に使ってください。茶葉の量はお好みによって調整してください。
2. ボトルに水を注ぎます。氷水や冷水をいれてもかまいません。
3. 冷蔵庫で30分〜2時間かけてじっくり浸出させます。就寝前に準備して冷蔵庫に入れておくと、翌朝から楽しめます。

 

こういったお茶の飲み方をまとめたリーフレットも同梱しますので、贈り物にもお選びください。

 

 

【秋】和紅茶

 

和紅茶はティーバッグのみのご用意です。

 

和紅茶とは、日本国内で栽培・加工された紅茶のこと。日本茶と同じ木の葉(茶葉)で作られ、海外の紅茶に比べて、ミルクやお砂糖を入れなくても美味しく頂けます。軽やかで、ほのかな甘みと渋味が少ないすっきりとした後味です。
※お茶の種類はその加工で「緑茶」「紅茶」「烏龍茶」「ほうじ茶」と名前が異なり、葉っぱを酸化発酵させたものが烏龍茶や紅茶です。

 

【おすすめの組み合わせ】ケーキ、クッキーといった洋菓子。和食、和菓子にもよく合うお茶です。

【こんな飲み方もあります】スライスしたレモンを入れる紅茶のようなフレーバーアレンジもおすすめ。

 

 

 

【冬】雁金焙茶(かりがねほうじ茶)

 

冬の茶筒には、香り高い雁金焙茶を。緑茶の仕上過程で、焙じ香が良い原料の茎だけを選別し、高温で焙じ香ばしい風味に仕上げたお茶です。一般的には「茎茶」と呼ばれ「茶柱が立つ」の茶柱の部分です。朝・昼・晩問わず、子どもも飲みやすいお茶。お湯を注いだ時点で芳しい香りが楽しめ、甘くさっぱりとした味が特徴です。

 

【おすすめの飲み方】

95℃くらいのお湯で淹れると香りが発揚し、焙茶ならではの香りがより楽しめます。茶葉を蒸らすのは30秒ほどで大丈夫です。

 

 

緑茶の仕上過程で茎だけを選別し、その茎を高温で焙じた香ばしい風味が特徴。職人の手仕事が感じられるお茶です。

 

 

 

試飲したスタッフ

「どれも本当に香りが良くて驚きました。4種類あると、そのときどきの気分で選べて嬉しいです。

 

秋の茶筒に入っている『和紅茶』は珍しいなと思ったんですが、日本茶の風味もありつつ紅茶と言われるのも納得できる後味で、洋菓子によく合います!私はケーキとの組み合わせが個人的に好きでした。それでも飲んだときのほっと落ち着く感じは日本茶らしいなと思います。

 

毎日飲むお茶としてだったら、夏の『二番煎茶』がお茶らしい渋みがあって好みですし、冬の『雁金焙茶』は香りがとてもいいので、ほっと落ち着きたいときに選びたいです。春の『一番煎茶』は特別感があるので、贈り物としても喜ばれそう。手軽に飲みたい方はティーバッグが便利だと思いますが、複数人で飲むことが多い方、たっぷり飲みたい方はリーフをおすすめします。」

 

ブレンドによる統一した味ではなく、その年の風土や気候が反映された自然のままのお茶で、毎年異なる味わいを楽しめるワインのようなお茶ですので、奈良の風土と職人のこだわりが生み出す特別な一杯をお楽しみください。

 

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投稿者: ZUTTO編集部 日時: 2023年07月13日 11:00 | permalink

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