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手仕事の極み、イタリアメイドの端正な編みバッグ

 

端正でハンサム、そんな印象を受けるCANDRIA TOMMASO(カンドリア・トマソ)のかごバッグ。編み目はピシッと揃い、レザー使いや異素材のハンドルとの組み合わせによる上品な佇まいです。イタリアでハンドメイドされるこれらのかごバッグは、その土地ならではの技術と、ものづくりへの情熱が詰まったものでした。

 

 

 

地域に根ざす技術を用いて

 

 

CANDRIA TOMMASO(カンドリア・トマソ)は1974年、イタリアのマルケ州モリアーノという地で、籐を用いた家具を製造するメーカーとして創業しました。1990年以降は、編みバッグと革製品小物の生産を拡大し、その独創的なデザインと、きめ細やかな仕上がりと強度を持たせたものづくり、手作りでしか成しえない美しさで、2012年にはマルケ州より芸術的な革製品の名匠」と称されるほどに。

 

モリアーノは、アドリア海にほど近い、人口約4800人の小さな町。丘の上の中世都市を多く残す地域で、要塞のような町の眼下には丘陵地帯が広がり、オリーブの栽培が盛んです。モリアーノは、イタリア国内はもちろん、国外からも籐を使った編み細工職人の町として知られる土地です。 それは古くから編みかごを日常的に使用する土地柄だったためで、古来より製織技術が深く根付いていることが関係しています。籐の編み細工以外にも皮革製品や帽子などの伝統工芸も多く、それぞれに特色を持った職人が連携しながらものづくりを行っている地域なのです。

 

 

CANDRIA TOMMASO(カンドリア・トマソ)の工房はファミリー経営で、実際にかごバッグを編むのも家族達です。バッグの金型製作や、ハンドル部分を編む、など外部の職人にお願いすることもあるようですが、基本的には同じコミュニティで、目の届く範囲での製作を行うことで品質を保っています。中には、籐のバッグを磨くための職人もいらっしゃるのだとか。籐や竹など様々な素材が使われ、それらで作る独特のラインや曲線が取り入れられています。これは、モリアーノの地に古くから根ざす、木型を使って編む家具作りの手法からヒントを得てバッグ作りに反映しています。家具もバッグも、完全な手編みで作られるなんて驚きですが、籐を使った編み細工職人の町として知られる土地にあるノウハウなのですね。

 

 

美しいかごバッグが出来上がるまで

 

歪みのない、端正なかごを編むには、ブランドの命とも言える木型が要となります。

 

 

バッグのデザイン一つ一つに専用の木型があり、木型に沿って籐や葦、革を編んでいきます。これにより曲線も綺麗に出すことが可能で、かつ個々の仕上がりが美しく均一になります。一定の力加減で編まなくては整った形にならず、かつ持った時の柔らかさも変わるというもので、熟練した職人が成せる技。全てを手作業で行い、一日に出来上がる数は4〜5個程だと言います。

 

 

 

現在ZUTTOでご紹介しているバッグは、籐と葦の2種類です。

 

籐ハンドバッグ バンブーハンドル

籐ハンドバッグ バンブーハンドル

 

籐は、熱帯雨林地域のジャングルに自生するヤシ科の植物の総称で、他の植物に巻き付いて上へ上へ成長し、とても長い繊維を持つので編み加工をする上でも適している素材です。籐は軽く、柔らかく加工しやすい特徴を持ちますが、それに相反するような「強さ」という一面も持ち合わせています。型くずれしにくいので、日々持ち歩き衝撃を受けやすいバッグにしても安心の素材という訳です。そんな籐をメインに使用したハンドバッグは、持つだけで装いを一変させてくれるようなそんな存在感があります。デニムにTシャツというラフなコーディネートに合わせるとバッグが引き立ちますし、綺麗めなブラウスとヒールに合わせると全体的に上品でまとまった印象になります。バンブーのハンドルを持ってハンドバッグとして、付属のショルダーストラップで肩掛けや斜め掛けも出来ます。

 

 

 

 

ハンドル部分は竹が使用されています。竹を曲げるためには火であぶり、温まった箇所を少しずつ曲げて冷やし、固定させます。節を曲げてしまうとひび割れや歪みの原因となるので、節と節の間のみを曲げる技術が必要なのですね。美しく艶を出し、あえて少し焦がした部分も大人っぽい籐のかごバッグにマッチしています。

 

籐ハンドバッグ バンブーハンドル

 

 

使いやすさを考え、内側は生地張りにしてあり、鍵などの収納に役立つ小さなポケットが一つ付いています。籐バッグを開いた時には、マチ部分が底面同様に大きく開くように出来ていて、ものの出し入れがしやすいよう考えられているのです。

 

籐ハンドバッグ バンブーハンドル

 

 

バッグをファッションのポイントにしたい方には、ラウンドのデザインが目を引くこちらも素敵です。

 

籐サークルバッグ

 

 

 

こちらもきちんと内生地が張られ、中にはファスナー付きのポケットの他に小さなレザーのポケットも。さらに底鋲が付いているので、カゴ部分を直置きすることなく傷つけにくいため、長く大切に使える工夫のあるバッグになっています。

 

 

 

 

一方こちらは素材に葦を使用したバッグ。籐とは違いマットで、より春夏らしくカジュアルに持ちたいバッグです。葦は、水辺に群生するイネ科の植物で、中空であるために加工がしやすく、しなやかな素材です。

 

葦ハンドバッグ レザーハンドル

葦ハンドバッグ レザーハンドル

 

 

ダークブラウンのレザーがかごバッグ全体を引き締め、大人が持つにふさわしい雰囲気。こちらも内側が布張りされ、バッグを開いた時の両側にも布が貼ってあるので中身が落ちる心配はありません。カジュアルなイメージなのでデニムや、リネン素材のロングスカートと相性が良く手持ちの日々の洋服とも合わせやすいデザインです。 

 

葦ハンドバッグ レザーハンドル

 

 

 

荷物が多めの方にはこちらのショルダータイプを。折りたたみ日傘もすっぽりと収まる高さがあります。

 

葦ショルダーバッグ

 

 

 

 

3分割構造で整理整頓しやすい仕切りと、スマートフォンや定期券・鍵等の収納に便利なオープンポケットが付いて、細々したものをバッグに入れる女性への配慮が行き届いています。また、2本のショルダーで、肩かけしやすい細やかな工夫も施されています、底面にもレザーが施され、自然素材の葦との相性も良く、優しい色合いのコンビネーションが素敵な葦ショルダーバッグです。

 

 

 

 

長く愛用するためのお手入れ

 

【 毎日は使わない 】

どんな素材のバッグでも、長く愛用するためには連日の使用は避けてください。1日使ったら数日休ませる。ローテーションで使用するのがおすすめです。特にかごバッグは、季節感が出るのでついつい春夏の出番が増えてしまいがちですが、ご注意ください。

 

【 湿気に注意 】

籐でも葦でも、天然素材のかごバッグが嫌うのは湿気です。使い終わったら、中身を出して半日ほど風通しの良い場所に置いておき、こもった湿気を取るようにしてください。

 

【 仕舞う時の一手間 】

使い終わったら柔らかい布で表面を軽く拭くクセを付けておくと良いでしょう。玄関にブラシや布を置いておいて、帰ってきたら軽くケアして部屋に入る、という流れが出来れば完璧です。使わない時には中に紙を詰めて湿気対策と型くずれ対策を行ってくださいね。(新聞紙は、インク移りしてしまう可能性があるので避けてください。)

 

【 シーズン終わりのケア 】

もちろん、1年中お使い頂いても良いのですが、秋冬には箱に入れて仕舞うこともあると思います。かごの編み目にはホコリなどの細かい汚れが付着していますので、それらを落とすためににはブラシを活用してください。たわしや、洋服ブラシで編み目に優しく沿ってブラッシングします。

 

 

▼CANDRIA TOMMASO(カンドリア・トマソ)ブランドページ

CANDRIA TOMMASO(カンドリア・トマソ)

投稿者: 丸山 日時: 2017年04月04日 11:00 | permalink

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