今回取り上げるのは、ZUTTOのオリジナルウェアから「FLEXIBLE エプロンスカート」。少しワークっぽいラフな生地が魅力のエプロンスカートは、ストラップ遣いで何通りもの着方が楽しめる一枚。
世にあまたモノが溢れる時代、何を着るか何を持つかは自由ですが、その中で同じモノを選び取るには理由があります。そんな同じスカートを愛用する2人の「使い心地」にどんな共通点、はたまた違う点があるか聞いてみました。
本日の使い手はこちらの2名。
商品企画U:
ZUTTOのオリジナルウェアを手がける。フェミニンよりメンズライクな服装が好みで、動きやすさも重視する。この春気になっているのは、軽い素材のシャツブラウスと大判のストール。
編集担当M:
シンプルだけどどこかにポイントのある洋服が好き。締め付けが嫌いで、いかにリラックスした格好でちゃんと見せるかをモットーとしている。この春狙っているのは、薄手のパンツと明るい色のバレエシューズ。
※それぞれの画像をタップ(クリック)すると、商品ページへ飛ぶことができます。
商品企画U:この、ちょっとシャカっとしたヴィンテージ感のある生地に惹かれたんです。スカートって可愛いらしい、女性らしいイメージがあるのですが、このスカートは生地がメンズライクなのでエッジが効いてかっこいいんですよね。でも「スカート」という形が女性らしさを忘れない。そのバランスもいいなと思って。
編集担当M:分かります!この生地貼り付かないですし、サラッとしていて気持ちいいんですよ。私はまだ手に入れて3週間ほどですが、この生地の良さは実感していますね。最初からこなれたヴィンテージ感がありますが、まだまだ良いように変化していきそうな気がして楽しみです。
商品企画U:デニムを育てるみたいに、このスカートも育ちそうですよね。私は洋服選びの基準が「長く着続けても素敵な洋服か」なんです。洋服は着続けるとどうしても変化していってしまうもので、それは仕方ないことなのですが、それが「変化」なのか「劣化」なのかがポイントで。ただただヨレヨレになって着続けられなそうな服は基本的には選びません。でもこのスカートは違って、着続けていくほど味が出そうだなと思ったんです。
▲モデル身長171cm
編集担当M:ブラックとカーキで迷ったのでブラックにしました。
商品企画U:私もです!(笑)そういう自分ルールがあって。
編集担当M:やっぱり。私も、洋服や靴、バッグで迷ったらブラックを選ぶという自分内ルールがあります。あと、これまで長く愛用していたブラックのロングスカートが破れてしまったので、買い替えの意味もありました。黒のスカートって使えますもん。
商品企画U:私はワントーンコーデが好きで、オールブラックコーデをよくしているのです。そのコーデに加えたいと思ったので、ブラックを選びました。でも悩むくらいカーキも素敵でした。カーキはカジュアルコーデがぴったりなので、デニムをよく穿くような方にオススメです。
▲ボタンで固定し、そこを起点にストラップを後ろの穴に通したり、長さを調節したり。
商品企画U:やっぱりロングスカートスタイルです。クローゼットもロングスカートに合うような洋服が多いので、自然とこの着方を選んでいます。
紐の結び目は、コーデによって変えていて、ちょっと甘めのスタイリングの時は前でリボン結び、オールブラックでモードなスタイリングの時は無造作に片結び、みたいな感じで使い分けています。紐ひとつとっても、コーデの幅が広がって使いやすいです。
▲ロングスカートスタイル(モデル身長171cm)
編集担当M:私は今まだ色々と模索中なのですが、吊りスカートスタイルが好きかな。ウエスト周りがきついのが苦手なので、ウエストは緩めに設定して、ストラップで吊っておけば楽なのにおしゃれな感じになるので、気に入っています。長さも緩さも全部自分で調整出来るというのがいいですよね。
▲吊りスカートスタイル(モデル身長171cm)
ここで、2人のお気に入りの着方を詳しく動画でご紹介。
▼ロングスカート編
▼エプロンスカート(吊りスカート)編
2人揃って:難しくないです!
商品企画U:というのも、こういう色々着方がある服って、結局お気に入りの着方ばかりしてしまうものなんですよね。お気に入りの着方が決まると、後はリボンの結び方だったり、腰で履くのかハイウエストにするのかなど、少しのアレンジで済むので難しくないと思いますよ。
編集担当M:確かに、最近は吊りスカートスタイルばかりなので、紐もその形にセットしたまま掛けていて、そのまま着られるようにしています。
一番最初は、「この穴に通して前に持ってくればこういう形になるのか」「じゃあこの着方をするには?」と考えながらでしたが、基本が分かればあとは本当にアレンジなので難しくないですね。意外と適当にラフに結んだだけでもサマになります。
商品企画U:「これが正しい着方だ!」という正解がないのがこのエプロンスカートの良いところなので、あまり難しく考えないで好きなように着るのが一番のコツかも。
商品企画U:仕事にも着ていきますし、休日のお出かけにも着ていっています。個人的な話ですが、仕事でミシンを踏むので糸クズが洋服についてしまうんですね。そのときこのスカートだと、生地に凹凸があるので糸クズがついてもすぐ振り落とせてとても便利なんです。
編集担当M:商品企画のUさんあるあるですね(笑)Uさんは仕事中も色々動いたりすると思いますけど、このエプロンスカートでも全然問題ないんですね。私は逆にリモートワークで、仕事中はほぼ動かず椅子に座ったままパソコン作業ですが、その時気になるのはシワなんですよ。でもこの生地、もともとシワがついているので気にしなくていいのが本当に嬉しい。
商品企画U:シワが表情になるのが良いですよね。無理して伸ばさなくていいし、気を遣うこともないし最高です。
▲モデル身長163cm
1.洗濯はどうしてますか?
編集担当M:一応、洗濯タグの表記では手洗い推奨なんですよね。でも裏返しにしてネットに入れて洗濯機で洗っています。ただ、テレワークで自宅を出ることも少なく範囲も狭いので、毎回は洗っていなくて、2回に1回くらいの頻度です。
商品企画U:えらい!私は脱いだらそのまま洗濯機にポイッと入れてます。このエプロンスカートは洗えば洗うほどヴィンテージ感が増すので、あえてネットに入れずにそのまま洗っています。タフな素材なので、多少無茶させても良いかな、と思っています。(自己責任で!)
だからなのか、愛用期間に違いはあれど、2人のエプロンスカートの生地には早くも違いが見て取れます。
洗濯ネットに入れて頻度少なめで洗う、愛用歴3週間のMさんの方は未着用の時とほぼ変わらず。
一方、洗濯ネットを使わず毎回そのまま洗う、愛用歴2ヶ月のUさんの方は、生地の色が少しだけ落ちて、青み掛かっていました。また、縫い目やポケット口にはアタリが出て、変化が始まっているのが分かります。
商品企画U:私は早くヴィンテージ感を出したくて無茶をさせているところがあるので、普通に使って洗濯ネットに入れて洗えば経年変化のスピードはもっとゆっくりなはず。
2.アイロンはかけますか?
2人揃って:かけたことないです!
編集担当M:かけない方がラフで無骨な雰囲気があっていいですよね。「アイロンをかけなくてもいい」ではなくて、「かけない方がいい」ので、取り扱いが楽で嬉しい限り。
商品企画U:私も今はあえてかけていないですが、もっともっと着倒してヴィンテージ感が出てきたら、わざとアイロンを直に当ててアタリを出そうかなと目論んでいます!(こちらも自己責任で)
▲モデル身長163cm
3.紐だけで固定していると、ずれてこない?
商品企画U:動き回っていてもずれてきたことはないですよ。両脇のベルトループに通せばちゃんと固定されるので、紐だけでも問題ないです。
編集担当M:着方によって何回ウエスト周りを紐でぐるぐるするか変わりますが、その都度ベルトループに通していけば不安定さはないので、心配する必要ないと思います。
4.着て気付いた、お気に入りポイントは?
編集担当M:また生地の話になっちゃいますけど、この絶妙な薄さがいいですよね。エッジの効いたメンズライクな素材というと、厚手でごわっとした想像をされるかもしれないのですが、このスカートの生地は薄手なんですよね。といっても透けはしなくて、丁度いい厚みでハリ感も程よくあって、「厚手ではないけどしっかりしている」といういいとこ取りの素材かと。あと、やっぱり両サイドにポケットがあるのがありがたい。私はなんでもポケットに入れて出かけたい派なので、ポケットが付いていないと買わないくらいです(笑)
編集担当U:私は、後ろのスリットですかね。一見すると地味なポイントなんですが、このスリットがあるだけでのぺっとしなくなります。スリットがあることでコーデに抜け感が出てまとまったりするんですよ。
同じFLEXIBLE エプロンスカートを手にした2人。「生地の表情を楽しむ」「難しく考えず色々な着方を試す」という共通した点もあれば、洋服のエイジングへの考え方には違いがあるようでした。年齢も身長も洋服のテイストも違う2人ですが、手にした同じスカートへの愛着は同じといったところ。それぞれ、これからどのように着方も生地の表情も変化していくのか、楽しみにしたところで、今回の「比べる2人の〜」特集はおしまいです。
▼FLEXIBLE エプロンスカートのご購入はこちらから(¥19,800(税込))
▲モデル身長163cm