思わずじっと見つめたくなる繊細なレース。時代とともに安価なレースが出回り、今や貴重なものとなったリバーレースを使ったコレクションを展開するのがL’art de vivreです。
人気のレースブラウスを、ZUTTOが前開き仕様で別注。ボタンをつけることで羽織りとしても使えて、より幅広いシーズン着られるブラウスに仕上げていただきました。
ヨーロッパの貴族、フランスのパリジェンヌが愛したリバーレース。そもそもレースがフランスのファッションに取り入れられたのは、17世紀後半、ルイ14世の治世まで遡ります。当時フランスでは経済政策の一環として高品質な手工業が奨励され、レースの洋服はその象徴の一つでした。リヨンから調達したリネン、シルクのレースをあしらった衣服は、ベルサイユ宮殿でのドレスコードとして定着し、その文化はマリー・アントワネットの時代まで続いたのです。
そしてリバーレースとは、1813年にジョン・リバーによって考案された専用の織機を用いて作られるレースのこと。製法は1800年代から現在に至るまで変わることなく受け継がれていますが、リバーレース機が現在生産されていないため、リバーレースを織ることができるのは100年以上前に生まれた古い機械と熟練の職人だけ。存在そのものがアンティークで貴重、手編みのような繊細な表情を持つレースです。
1950年代のパリでは、シャネルやディオールといったクチュールメゾンの全盛期にパリジェンヌたちの間でリバーレースが人気を博しました。しかし時代が進むにつれ大量生産できる製造技術が発達、安価なレースが増え、生産技術が必要とされるリバーレースは減少の一途をたどることに。
そんな背景から、現代では貴重なものとなった「リバーレース」。L’art de vivreはインドに保有されているリバーレース機を使って、日本で企画したコレクションを展開しているブランドです。伝統と技術を受け継ぎながら、現代のファッションに調和するレースウェアを生み出しています。
ZUTTOが初めてL’art de vivreに別注したのが【別注】ピンタックリバーレースブラウス。もともとインラインで展開されていたものをベースに、ボタンをつけて前開きのブラウスに。リバーレースと、細やかなピンタックを組み合わせた贅沢な一着です。
ボタンの開け閉めでコーディネートの幅が広がります。透け感のある薄手のブラウスなので、夏の羽織りにもおすすめです。
Style 1.
ボタンを全部閉めてシックに。
ブラック着用・身長162cm( デニムパンツ / サンダル )
ベーシックな着こなし。トップスイン、アウトどちらもしやすい着丈です。
サイドにはスリット入り。どんなボトムスにも合うシルエットです。(ホワイト着用・身長162cm)
Style 2.
下のボタンを開けて、ふわっと広がるスカートと。
ホワイト着用・身長162cm( スカート / ローファー )
ボリュームのあるワイドパンツパンツと合わせるのもおすすめです。
Style 3.
ボタンをすべて開けて羽織りとして。冷房対策にも◎。
ボタンを開ければカーディガン代わりに。薄手なので、夏も無理なく着用いただけます。
ブラック着用・身長162cm( ワンピース / サンダル )
Style 4.
上だけ開けて、Vネックのカットソー感覚。
同じコーディネートでもボタン次第で着こなしに変化が生まれます。ボーダーなど柄物と合わせても◎。
Style 5.
上下を開けて、デコルテ&脚をすっきり見せる。
上下のボタンを二つずつ開けて。
ライトブルー着用・身長162cm( タンクトップ / トラウザー / ローファー )
襟を抜いて着ると、大人のリラックスした雰囲気に。
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